クイズのための詳細なあらすじ79話(最終回)

ニギャールを前に真実を語ったイブラヒム。
ニギャールは再び閉じ込められる。そしてハティジェはイブラヒムに「二度と顔も見たくない」と言って去ろうとするがイブラヒムは引き止める。
そして言い訳をする。だが言い訳すればするほどハティジェの心はより硬くなる。今のハティジェに誰が何を言ってもダメだ。
それでもイブラヒムは「昔ハティジェが言った一言ですべてが崩れた」と続ける。その昔ハティジェはイブラヒムに禁句を放ってしまった。
それは「あなたはオスマン家に仕えてる身よ。オスマン家は私なの。だから私に仕えるということよ」みたいなことだ。
つまり愛し合う夫婦ではなく主従関係だと公言してしまったのだ。イブラヒムはそれ以後ハティジェに心を閉ざすようになり、その空虚な彼の心を埋めたのがニギャールだった。だがハティジェは「そのためにこんなことを・・・」と答える。イブラヒムを苦しめたとは一切思わなかった。
その言葉が自分の能力とは無関係に奴隷にされ、どんなに頑張っても自由になれないイブラヒムにとって残酷な言葉だったかを彼女は理解できなかった。もちろんだからといってイブラヒムがとった行動が是認されるということではないが、それにしてもハティジェは自分の言葉に少し注意をするべきだっただろう。イブラヒムの立場や苦しみに寄り添う姿はハティジェには見当たらない。それは皇女のサガ(性)なのだろう。

イブラヒムは「最後にはあなたのもとへ戻ったのだ」というが、ハティジェは「何年もの間私の顔を見みながら嘘をつき続けたわ。何を言ってももう駄目よ、あなたを見たくないの、もう・・・声もききたくないわ」と完全に拒絶した。
こういわれるとハティジェのやりきれない気持ちもわかるような気がする。それはそうだろう、理由は何であれ嘘をつき続けたということが問題なのだ。イブラヒムは完全にハティジェの信頼をうしなってしまったのだ。そのことが何よりも両方にとって大きな損失だった。
二人が険悪なムードのところへ滞在中のベイハンが部屋に入ってくる。
 するとハティジェは亡くなった長男のことを話し出す。
「彼が死んだときあなたはニギャールと・・・」とまた悲しい思い出がハティジェを覆う。
 それを聞いたイブラヒムはもう駄目だと思って、庭に出てそれから力なくゆっくりと去っていった。
その後ハティジェはベイハンの膝の上で泣き続ける。もはやハティジェを助けられるものは誰もいない。ハティジェはもう立ち直れないのだろうか?

スレイマンはギュルフェムの出来事を知る。彼女は何者かに襲われたのだ。それもハレムの中で!これは由々しきことだ!その彼女は今医務室のベッドの上に横たわっている。スレイマンがそこへ訪ねてくる。そしてギュルフェムの傷を見ると、スレイマンは「誰がやったか」と尋ねる。
ギュルフェムは「誰がやったかわからない」というと、
「誰がなぜおまえにこんなことをするのか?」
そう質問されてギュルフェムは痛みをこらえながら、何か思い出そうとする。「おそった女官がマヒデブランがどうのこうのといっていたようです」という。
「マヒデブランがなぜこんなことをするのか」と彼が聞くとギュルフェムは・・・・
借金のことを聞いてスレイマンが激怒しながら部屋に戻ると、ちょうど部屋の前にマヒデブランがいた。スレイマンは中に入れという。
金を借りために彼女を殺そうとしたと思いこんでいるスレイマンにマヒデブランがどのように弁解しても受け入れられることはなかった。
こうしてマヒデブランは任を解かれた。
マヒデブランが外に出るとイブラヒムがやってくる。
そして「何とかしておくれ」とイブラヒムに頼むと、イブラヒムは
「おだまりください。聞きたくありません。あなたの後始末をするのにもう疲れました」といい、うスレイマンのもとへ向かった。

さてスレイマンになんというのだろう。まずイブラヒムとスレイマンはマヒデブランのことについて話す。
「ギュルフェムを殺そうとした。ムスタファのためだという。」スレイマンは静かに怒りながらマヒデブランは「もうこれまでだ」とイブラヒムに伝える。
マヒデブランは借金という意外な理由で トップの地位から落ちて行った。
その後マヒデブランはヒュッレムに廊下で出会う。
そして「あなたがやったのね、あなたがわなを仕掛けたのね」と食ってかかると、ヒュッレムは「私がやったわ」と素直に答える。
「これからあなたはマニサで息子と平安に幸せにくらすのよ」というと、
「イブラヒムがゆるさないわ」マヒデブランは答える。まだこの時マヒデブランはイブラヒムがおおきな問題に直面していることを知らなかった。
ヒュッレムは「彼は自分の問題で大変なのよ」というが、わけわからないといった顔をするマヒデブラン。そうなのだ、彼女はまだイブラヒムとニギャールのことを知らない。彼女にとってイブラヒムは常に救世主だった。何が起こっても彼が良きに計らいマヒデブランの問題を解決してくれていたのだ。だが今回はそのイブラヒムもいない・・・

スレイマンは「マヒデブランの借金をすぐ支払うようイスケンデル・チェレビに伝えよ」とイブラヒムに言う。歯切れのない受け答えをするイブラヒムの様子を見てスレイマンは「どうしたのか」と尋ねる。
イブラヒムはマヒデブランの問題よりももっと切実な問題に直面しており、もしそれをスレイマンが知ったら彼は処刑されてもおかしくないのだから、彼の心ここにあらずなのは当然だろう。

ヒュッレムは何気ない顔をしてギュルフェムを見舞う。ギュルフェムはヒュッレムの罠で傷つけられたとも知らず
「ありがとうすこしよくなったわ」と答える。
ヒュッレムが「だれのしわざなの?」と聞くとギュルフェムは黙っている。
すると
「誰がやったか明らかです」とスンビュルは答える。それはそうだ、自分がやらせたのだからスンビュルは真実を知っている。今回初めてスンビュルは進んで悪いことに手を染めた。誰がやったかって?それはヒュッレムが命じてスンビュルが女官に金を与え、その女官がギュルフェムを傷つけた。だがここでスンビュルが言う誰かはマヒデブランを指していた。

廊下で再び出会ったイブラヒムとヒュッレムの冷たい会話が続く。イブラヒムは窮地に陥っているが
「まだまだ立っているから大丈夫だ」という。
「兵士が刀を持っている間は、負けたことにはなりません」と自分に言い聞かせるように話すイブラヒム。
一方ハティジェも悲しみのふちをさまよっている。
ベイハンは「わかれなければならないということではない」と励ます。「時間が必要よ」という。
「イブラヒムの間違いはあったわ。でもまたもとのようになれるわ。すぐに決断しないで、少し考えて、そしてまたイブラヒムと話せばいいわ」と続けるベイハン。なんてやさしい顔なのベイハンは!

一方マトラークチュはハティジェはもしかしたら考え直すかもしれないが、ヒュッレムがいる。ヒュッレムがスレイマンに話すだろうと心配している。

ハティジェがニギャールの部屋を訪れる。
するとニギャールは「こうなることを望んでいなかった」と謝る。「殺さないで、子供のために殺さないで下さい」という。
「こわがらないで」とハティジェが答える。
「罪のない子供を生んだ後よ、そのあとに・・・」といいハティジェは出ていく。わあ!ニギャールはついに死を迎えるのか?こうしてハティジェは怖~~~い女性に変身した。

ヒュッレムは子供たちと食事そしている。そこへスンビュルが入ってくる。スレイマンにヒュッレムが呼ばれたという。そこには「ギュルフェムもいた」と伝える。
「何か問題があるかしら、私たちがしたことがばれたのかしら?」と心配しながらスレイマンのもとへ向かうヒュッレム。スレイマンはヒュッレムを近くに呼び、ハレムのトップに任命する。そしてヒュッレムの愛の詩を語るスレイマン。なんとも滑稽に見えるのは私だけ?マヒデブランを陥れたことにも気づかず、無実の者を左遷させ、ギュルフェムを襲っt座厚みを犯したものをハレムのトップにつけるとは!ハレムの行く末が案じられる・・・

ハティジェに呼ばれて家に戻るイブラヒム。ハティジェが部屋の中に立っている。
「イブラヒム」と彼によびかける。そして「一晩中考えたわ」というハティジェ。
「きめたわ。あなたと離婚するわ」という。わあ!ついにハティジェは決断した!米ハムの言葉はハティジェには届かなかったのだ。

ヒュッレムにとって人生の中でも最高にハッピーな瞬間のひとつがついにやってきた!正装し部屋から出るとヒュッレムは今までのことを思い出す。
17歳の時にタタール人に村を襲われ、奴隷としてハレムに来たこと、家族は殺され一人ぼっちでここまで来たこと、最初このサライを壊したいと思ったが、今はサライが自分の家であり巣に変わったこと等々を思い出す。ス
レイマンを愛し、正式に結婚し5人の子供をもうけたことも思い出す。

「私はヒュッレムだ。メフメット、ミフリマーフ、セリム、バヤズィット、ジハンギルのの母だ。ハセキスルタンのヒュッレムだ」と声を出さず語りながら二階へのぼる。
そしてギュルフェムから冠をかぶせられる。
彼女はハレムの女性たちを見下ろす。みんなが彼女にお辞儀をしたままの姿勢で待機していた。その向こうでマヒデブランがヒュッレムを見つめる。
ヒュッレムは「ハレムではない、世界を私が統治するわ」と勝ち誇ったようにみんなを眺めた。とうとうヒュッレムは念願のハレムのトップに立った。
だが彼女の目的はハレムではとどまらなかったようだ。彼女は全世界を自分が統治することを望んでいた。恐るべしヒュッレム!
 了 

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