オスマン帝国外伝シーズン4あらすじ 57話、58話 E126後編

57話
イスタンブル
市場でファトマがアトマジャに会う。
二人ともムスタファのために働いていた。ファトマはなぜ今アトマジャに会おうと思ったのだろう。どんな考えがあるのだろうか。

「今でもリュステムがサライにいるようですが、彼はもっと早くサライを離れていなければならないはずでした。何か情報はありますか」

とアトマジャは訪ねると、

「ソコルルが邪魔をしたのよ」

とファトマは答えた。

「もうすぐアフメトパシャがサライに戻るので必要なことは彼がするでしょう」

今の大宰相はアフメトパシャだ。
彼は戦場でムスタファを助けこそしなかったが、ファトマに好意を抱いていた。
彼はファトマの言うことを聞くはずだとファトマは思った。

「何かあったらイェニ バフチェサライに知らせて」と言い去っていくファトマ。どうやら2人はリュステムに復讐するつもりだ。

一方リュステムは最近眠ることが難しい。
襲われるのではないかといつも恐怖感を抱いている。
ミフリマーフがちょっと何かしても誰かが襲ってきたと勘違いしてしまうのだ。

リュステムはミフリマーフにヒュッレムのことを訪ねる。彼女は

「かなり良くなってきた」

と伝える。ミフリマーフは2人の弟のことを心配してる。

「たった二人だけ残されたのよ。二人が喧嘩をしてはいけないわ。何かほかに方法があるはずだわ」

というとリュステムは

「ほかに道はない。(バシュカヨルヨク)」

と即座に答える。ミフリマーフは悲しくなって下を向く。悲しいことだが2人の共存の道はかなり可能性が低いようだ。

 アマスヤ
スレイマンはムスタファの右腕ヤフヤーが去った後しばらくアマスヤに滞在する。今でも昔でもアマスヤは軍事基地としては大切な位置にある。現在のアマスヤには2つの出入り口があり、そこをふさいでしまえば完全に籠城できる地形になっている。
でもそこでスレイマンは何をしているのだろうか?
なぜサライに戻らないのだろうか?

イスタンブル
アフメトパシャがバヤジトに会いに来た。大宰相に就任したことについて

「おめでとう」というバヤジト。

アフメトがサファヴィー朝の戦いについて話し始めると、バヤジトはそれを遮り、

「これはタフマースブとの戦いではなくムスタファ兄との戦いだった」

と言う。そして

「アナトリアでムスタファ兄の死後、起こった反乱はどうか?」

と尋ねると、

「反乱者はムスタファの名を借りて反乱を起こそうとし多くのものがあつまっています。止めなめればならりません」

と答える。そして

「何かあったら情報をお知らせします」

とアフメットパシャは言い去る。彼はバヤジトに何となく好意的な印象を受けるが、バヤジトの味方のだろうか?ララはバヤジトに

「言葉お気を付けください。いくつかの言葉は皇帝の耳の入ります。誰が味方か敵か今のところよくわかっていません」

と忠告する。

とはいえララもムスタファを助けようとしなかったアフメトをムスタファの味方だったと誤認している。 
 ミフリマーフにヒュッレムはマヒデブランがまだハレムにいるのかと尋ねる。

「ファトマが部屋に招待している」

と答えると、

「もっと早くでていかなければいけないのに私の嫌がらせのためにサライにのころうとしているのよ」

と微妙な顔をする。
ミフリマーフは
アフメトが来たことを伝え

「リュステムをもとの大宰相にもどすべきよ」

というと、

「アフメトはスレイマンに仕えているのよ、ファトマと結婚してもそのことは変わらない。彼を敵には回したくないわ」

とヒュッレムは言う。

  ファトマはそのアフメトパシャにひさしぶりに会う。 アフメトはスレイマンの信任を受けて上機嫌だったが、ファトマは

「気を付けてください。子供をころすものはあなたのことなど決して哀れまない。時代は真実の者が勝つという時代ではない。リュステムは黙っていないでしょう。前の仕事を望むでしょう」
というと

「そうだね」

と答えるアフメト。

「彼は落ちた。再び彼は立ち上がってこれないさ」

と付け加える。
ファトマは

「スレイマンになにかあったら皇位に就くのはバヤジトだわ。
そうしてヒュッレムとバヤジトが協力し、リュステムが彼らの味方ににつくでしょう。
もしセリムを自分たちの従うものとし、セリムの側にわれわれがつくことができるなら、その時初めてヒュッレムの心を傷つけることができるのよ」

とファトマは考えを述べた。
(でもムスタファの遺言でアトマジャはバヤジトにつく。)

2人ともムスタファを応援していたのだが、ここでファトマはセリム側に立つことを望む。

次の日アフメト大宰相はセリムを訪れる。彼はセリム側についた。そしてセリムにバヤジトのことを話す。

「彼に気を付けください」

と・・・

 ムスタファを亡くしたマヒデブランは廊下でヒュッレムに会う。彼女は少し様子がおかしい、老婆のようになってしまった。

「地獄で焼かれるのよ」

といいながらヒュッレムの首を絞めようとするが、付き人が止めに入る。
だがマヒデブランは

「お前も私と同じような苦しみを味わうがいい」と叫び続ける。

マヒデブランは最愛の息子を失い、孫とそして嫁を失ったのだ。
はたしてヒュッレムは同じように息子と嫁と孫を失うことになるのだろうか?

マヒデブランはファトマとギュルフェムにと別れを言う。
亡きムスタファの墓のあるブルサへ行くのだ。
マヒデブランはとうとう一人ぼっちになった・・・

その様子をテラスからヒュッレムが見ていた。

「 二度と彼女は戻ってこれないだろう」

とミフリマーフに語り掛ける。
するとスンビュルがヒュッレムのところへやってくる。

「なぜスレイマンに手紙を書きませんか」

と尋ねると、

「手紙を書く力もないわ。彼も返事をかけないでしょう。以前のようにはいかないわ」

と悲しく言うヒュッレム。


アフメト大宰相はリュステムに
「荷物をまとめて宮殿を出ていくように」

と命じる。すると彼は

「今日でなければ明日その場につくだろう。その時はあなたの首はない」

と言って去って行く。ここでも戦いは始まっていた。

バヤジトはリュステムと会う。リュステムはアフメトパシャの命令を伝える。

そこで

「これを妨げないのですか?宮殿から出たら反逆者に襲われるでしょう」

というと

「これはスレイマン皇帝の命令だ。彼はまだあなたに怒っている」

と答える。

「心配するな。兵士たちがお前を護衛する。できる警護は何でもするから

とバヤジトは彼を安心させる。
 
わあ!だがリュステムの命が危ない!

宮殿の外ではアトマジャがリュステムを待っている。
ミフリマーフとリュステムの別れの時が来た。
(あれ?彼らは離婚するんじゃなかったっけ?)

「ソコルルもアフメトパシャについたようだ」とリュステムは語る。
「もう一度大宰相にならなければ、バヤジトが玉座につくのは難しい」と別れ際にミフリマーフに話す。

リュステムは護衛に連れられて馬車で移動する。跡をつけたムスタファを慕う者たち。その一人が窓から忍び込む。

アトマジャだった!

二人は争いになる。アトマジャも強いがリュステムも強い。
何とか防衛して逃げるリュステム。だがアトマジャはリュステムの弟シナンを人質として捕まえた。
刀を下すように命じるリュステム。
リュステムの目の前で彼の弟が切られ、アトマジャは逃げる。
58話
突然フーリジハンがイスタンブルのハレムにやってくる。驚くララに

「バヤジトが私をよんだのよ。手紙をもらうとすぐにかけつけたの」

という。
だが 誰も彼女をくることを望んでいない。

これはどうもセリムの子の母の仕業のようだ。仕掛けたのヌルバーヌ。彼女が偽の手紙を出させた。

故ハティジェの娘フーリジハンはファトマにあいさつにいく。

 バヤジトとヒュッレムはフーリジハンをどうするかを話し合う。

「ファトマに会いに来たことにしよう」

とヒュッレムが言うが、

問題は誰が偽の手紙を送ったかということだ」

とバヤズィトは答える。考えているうちにフーリジハンについての罠をセリムが仕掛けたとバヤズィットは気づく。

ハレムではフーリジハンの噂でもちきりだ。バヤジトとの結婚の話だ。ファトマは

「誰がこの秘密のうわさを流したのかしら?」

と訝しがる。

 フーリジハンはファトマと話す。ファトマの付きのメレキが誰が噂を流したか犯人を突き止めた。

ヌルバーヌ付きの女官長だった。

フーリジハンはヌールバーヌーを呼びつけ、

「分をわきまえろ」

と言う。だがヌールバーヌーは

「私は陰口を流していない」

と胸を張って言う。(やあ、ほんとに信じてしまいそうなくらいだが、実に彼女は狐のような女性だ!このドラマでどうしても好きになれなかった人物がいる。このヌールバーヌだ。あのシャースルタンでさえ、娘のために夫の罪を軽くしてくれるように頼んだり、忠臣だったメルジャンと別れるときは悲しそうだった。哀れと思えた。でもこのヌールバーヌーのしぐさはどれ一つ共感を誘うものがない)

「私も聞きました。でもこのとこが皇帝の耳に入ったら…」

と彼女は続けると、我慢できなくなったフーリジハンはヌールバーヌーをたたく。

そこへファトマが声をかけフーリジハンを止める。
フーリジハンは部屋に戻される。この2人の争いはこれからさらに激化する。

さらに宮廷では兄弟げんかが激しくなる。

偽手紙の件でバヤジトがセリムに殴りかかるところをヒュッレムは止める。
そして

「このことを皇帝には話してはいけない」

とセリムを説得しようとするが、バヤジトは

「お前は男らしくない。後ろで何かを仕掛ける

というとセリムがバヤジトを殴る。また止めにはいるヒュッレム。
バヤジトは言う。

「ここまでだセリム。直ちに荷物をまとめて宮殿から出ていけ。お前をここにいてほしくない。命令だ」

というとセリムは出ていく。呼び止めるヒュッレム。

「待って、セリムという落ち着いて」

という母。
するとセリムは

「以前あなたは私の味方だとおっしゃいました。今はどうですか」

と質問すると、母は答えに詰まる。

「あの時はムスタファがいたのよ、今いないの。2人の兄弟が喧嘩することを望まないわ。彼・バヤズィトも私の息子なの」

というとセリムは

「わかった」

といってアフメットパシャのところへ行き、バヤジトをやっつけるときめたと伝える。

この時バヤジトとセリムは完璧に決別した。

ヒュッレムのこれからの人生は、マヒデブランのベッドドゥアー(呪いの祈り)が効いたのか2人の間に挟まって苦しむことになる。
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