【マスケティアーズ パリの四銃士】 シーズン2の7話 あなたが王様だったらロシュフォール伯爵かトレヴィル隊長のどちらをそばに置きますか?
【ちょこっと内容】
スウェーデンに嫁ぐという姫を四銃士はイタリアから護衛する。パリへもうあと1時間というところで休憩しているとその姫が襲われる。彼らの活躍で何とか無事にパリへ送り届けたが、彼女は結婚前に大司祭に会い祝福を受けることになっていた。
正装して大司祭を訪れたとき、彼女はまた狙われる。だが今度も彼女は助かった。
代わりに大司祭が亡くなった。
これはスウェーデンとの同盟に反対する者たちの仕業と見えたが実はそうではなかった。
スペインのスパイ・ロシュフォールの策略だった。彼がすべてをしくみ彼にとって邪魔な存在を倒そうとしたのだ。次は大法相の命を狙おうとしていた。
ところで元銃士隊の長は王の姫への贈り物を取りに行った時、撃たれて重傷を負う。
なぜうたれたのか?姫の似顔絵が盗まれるとき元隊長はその場に居合わせてしまったのだ。そのことから、姫が偽物であることに銃士隊の人々は気づく。姫は実はロシュフォール伯爵にやとわれた暗殺者だったが、銃士隊が駆け付け、すんでのところで大法相の命は助かった。
今回も銃士隊が活躍したが、ルイ13世はなぜかスパイ・ロシュフォールを優遇する。そして彼は大宰相に任命された。
元銃士隊長は死ぬ前にポルトスに糧の出廷の秘密を話す決心をした。
次回ポルトスは自分の過去を知ることになる。
【四銃士を語る】
またまたスパイのロシュフォール伯爵が暗躍したね
ええ、彼が出世のためにあんなことをするなんて、とてもかんがえられないわ
フフフ、まあ明菜ちゃんには無理だろうね。なぜ人が権力を得るためにいろんなものを犠牲にするのかをわかるのは・・・
もう一つなっとくがいかないことがあるわ。
なになに?
ルイ13世よ!彼はどうして自分を陥れようとしている者を優遇するのかしら?
それはかんたんさ、統治者は愚鈍なものが多いからさ
え?
自分に従うもの(または従うふりをするもの)の言葉しか耳に入らないんだな、これが・・・
自分にとって良いことや益になることを述べるもの言葉は自分にとっては耳が痛いことがあるだろう? 権力者は特にその権力が邪魔をして、自分に有益なことや良いことを語る人の言葉に素直に耳を傾けにくくなるのさ。
なるほど、確かにそうかもね。ほらスレイマンも晩年ルステムを大宰相にしてえらいことになってたじゃん
オスマン帝国の?
権力を持つと人はだれでも、多かれすくなかれかわるのさ、そりゃそうだろ。「こうしろ」っていえば「はい」「ああしろ」っていっても「はい」っていうぐあいで何を言っても通ってしまうからな
でもビクトリア女王のドラマではあんまり女王が勝手なこと(民衆が苦しんでいるときにお金をかけて舞踏会をを開いたこと)をしたために、民衆が反乱を起こしていたけど・・・
そうですね、行き過ぎるとそれは一揆や反乱や革命につながりますが、その転換点の前までは権力者は物事を自分の思いのままに動かしていますね。
それではあんまり理不尽なことばかり言っているとルイ13世も反乱を起こされるかもしれないってことなのね
はいそうです。
日本でも江戸幕府を開いた徳川家康さんは農民に対して「生かさず殺さず」という政策をとってたんだよな、
そうとも言えますが、そうとも言えません。「百姓は生かさず殺さず」という言葉は巷では知られているようですが、実はこれは農民を死ぬ一歩まで働かせるという意味で使っていたのではないらしいのです。彼は
「百姓は財の余らずように、不足なきよう治めることが道理である」と考えていたようです。家康は無欲と質素を奨励しようとしていたようです。
へえそうだったんだ、今まで家康さんはちょっとひどいなあと思ってたけど、ぜんぜん違って伝わってるんだね
あら、なぜマスケティアーズの話が家康さんの話になっちゃったのかしら?
ともかくどの国でも統治者は大変ってことだよな、一歩間違えれば、真の忠臣を排除し、奸臣をそばに置いてしまうことになるからな。
そんなこと言ったって、自分に同意してくれる言葉や気にいっている言葉を聞いたほうが誰だって気分いいじゃん。
それはそうねえ、ではルイ13世がロシュフォール伯爵を大宰相にしたのは仕方がないことなのね 。でも私はトレヴィル隊長のような方にそばにいてほしいわ
と明菜は少し悲しそうにつぶやきました。さて皆さんはみなさんがですか?
スウェーデンに嫁ぐという姫を四銃士はイタリアから護衛する。パリへもうあと1時間というところで休憩しているとその姫が襲われる。彼らの活躍で何とか無事にパリへ送り届けたが、彼女は結婚前に大司祭に会い祝福を受けることになっていた。
正装して大司祭を訪れたとき、彼女はまた狙われる。だが今度も彼女は助かった。
代わりに大司祭が亡くなった。
これはスウェーデンとの同盟に反対する者たちの仕業と見えたが実はそうではなかった。
スペインのスパイ・ロシュフォールの策略だった。彼がすべてをしくみ彼にとって邪魔な存在を倒そうとしたのだ。次は大法相の命を狙おうとしていた。
ところで元銃士隊の長は王の姫への贈り物を取りに行った時、撃たれて重傷を負う。
なぜうたれたのか?姫の似顔絵が盗まれるとき元隊長はその場に居合わせてしまったのだ。そのことから、姫が偽物であることに銃士隊の人々は気づく。姫は実はロシュフォール伯爵にやとわれた暗殺者だったが、銃士隊が駆け付け、すんでのところで大法相の命は助かった。
今回も銃士隊が活躍したが、ルイ13世はなぜかスパイ・ロシュフォールを優遇する。そして彼は大宰相に任命された。
元銃士隊長は死ぬ前にポルトスに糧の出廷の秘密を話す決心をした。
次回ポルトスは自分の過去を知ることになる。
【四銃士を語る】
またまたスパイのロシュフォール伯爵が暗躍したね
ええ、彼が出世のためにあんなことをするなんて、とてもかんがえられないわ
フフフ、まあ明菜ちゃんには無理だろうね。なぜ人が権力を得るためにいろんなものを犠牲にするのかをわかるのは・・・
もう一つなっとくがいかないことがあるわ。
なになに?
ルイ13世よ!彼はどうして自分を陥れようとしている者を優遇するのかしら?
それはかんたんさ、統治者は愚鈍なものが多いからさ
え?
自分に従うもの(または従うふりをするもの)の言葉しか耳に入らないんだな、これが・・・
自分にとって良いことや益になることを述べるもの言葉は自分にとっては耳が痛いことがあるだろう? 権力者は特にその権力が邪魔をして、自分に有益なことや良いことを語る人の言葉に素直に耳を傾けにくくなるのさ。
なるほど、確かにそうかもね。ほらスレイマンも晩年ルステムを大宰相にしてえらいことになってたじゃん
オスマン帝国の?
権力を持つと人はだれでも、多かれすくなかれかわるのさ、そりゃそうだろ。「こうしろ」っていえば「はい」「ああしろ」っていっても「はい」っていうぐあいで何を言っても通ってしまうからな
でもビクトリア女王のドラマではあんまり女王が勝手なこと(民衆が苦しんでいるときにお金をかけて舞踏会をを開いたこと)をしたために、民衆が反乱を起こしていたけど・・・
そうですね、行き過ぎるとそれは一揆や反乱や革命につながりますが、その転換点の前までは権力者は物事を自分の思いのままに動かしていますね。
それではあんまり理不尽なことばかり言っているとルイ13世も反乱を起こされるかもしれないってことなのね
はいそうです。
日本でも江戸幕府を開いた徳川家康さんは農民に対して「生かさず殺さず」という政策をとってたんだよな、
そうとも言えますが、そうとも言えません。「百姓は生かさず殺さず」という言葉は巷では知られているようですが、実はこれは農民を死ぬ一歩まで働かせるという意味で使っていたのではないらしいのです。彼は
「百姓は財の余らずように、不足なきよう治めることが道理である」と考えていたようです。家康は無欲と質素を奨励しようとしていたようです。
へえそうだったんだ、今まで家康さんはちょっとひどいなあと思ってたけど、ぜんぜん違って伝わってるんだね
あら、なぜマスケティアーズの話が家康さんの話になっちゃったのかしら?
ともかくどの国でも統治者は大変ってことだよな、一歩間違えれば、真の忠臣を排除し、奸臣をそばに置いてしまうことになるからな。
そんなこと言ったって、自分に同意してくれる言葉や気にいっている言葉を聞いたほうが誰だって気分いいじゃん。
それはそうねえ、ではルイ13世がロシュフォール伯爵を大宰相にしたのは仕方がないことなのね 。でも私はトレヴィル隊長のような方にそばにいてほしいわ
と明菜は少し悲しそうにつぶやきました。さて皆さんはみなさんがですか?