3本の矢、オスマン帝国の皇位継承は親から子ではなく兄から弟へ　オスマン帝国外伝を語る会

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兄弟を分け隔てなくそだてってほんとにむずかしいよね ええ、そうね私は一人っ子だからよくわからないけれど、ハナーはどうだった？
小さい頃は一人っ子の方がとてもうらやましかったけど、大人になったらやっぱ姉妹がてよかったとおもう時もあるよ。でも皇帝の息子たちは大変だろうね 。
そうねえ、でもなぜ仲良くなれないのかしら？３本の矢のお話もあるじゃない
ああ一本だと簡単におれちゃうけど、３本だと折れにくいっていうおはなし？誰だっけ？そのこと言った人は？
戦国武将の毛利元就という方です。彼は中国地方で名を馳せていました。
彼には３人の息子さんがいたのですが、ある時子供たちが兄弟げんかをしたらしいのです。その時父元就がこの話をしたそうです。
毛利？聞いたことあるよ。確か関ヶ原の戦いで負けたけど、江戸時代には長州藩を毛利家が治めていたよな。明治にはその長州藩から志士たちが続出しただろ？
はいそうですね。
もう、２人ともその辺でSTOP!話がとんじゃったわ！
なぜオスマン帝国では兄弟が協力し合わなかったんだろう？
そうとも言えますが、そうとも言えません。
え？
オスマン帝国の創始者オスマンベイとその子供のオルハンベイぐらいまでは協力的でした。さらにオスマン時代後期になると、皇帝は親から子供へという世襲制ではなく、兄から弟へと引き継影るようになったとのことです。
あ！そういえば鈴木先生もおっしゃってたわよこの間の講演会で、
父から子にではなく兄から弟に皇位が譲られていったって・・
ではスレイマンの時代が特別だったのかしら？兄から弟へ皇位が継がれるなら兄弟げんかはすくなくなっていったでしょうね。ほんとによかったわ。
そうだね、そうすればバヤズィットもセリムもムスタファも長生きできただろうに・・・

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