オスマン帝国外伝シーズン4 あらすじ 70話 E131 後半
70話(0:57-1:35)
イスタンブルではミフリマーフの皮膚病を治すためにペドロ医師が目隠しをしてやってくる。
筆で薬を塗るペドロ。そして症状を尋ねるとミフリマーフは
「変わったことはないわ」
と答える。
キュタフヤのバヤズィト(バヤジト)は街を見回る。公平さで人々を統治している。かってのムスタファ皇子のように・・・
一方ヌールバーヌーはまた画策した。セリムが毒で狙われているように思いこませ、セリムを
キュタフヤのバヤズィト(バヤジト)は街を見回る。公平さで人々を統治している。かってのムスタファ皇子のように・・・
一方ヌールバーヌーはまた画策した。セリムが毒で狙われているように思いこませ、セリムを
「バヤズィトの命を取るように。
目を開いて、セリム。手紙で見たようにもはや2人は兄弟ではない。生き残りたければ、行動しなければならないわ」と・・・
と説き伏せる。
こうしてバヤズィトの暗殺命令が出された。暗殺はどのように行われるのだろうか?バヤズィトは助かるのだろうか?エディルネでは
以前書いた詩をヒュッレムが朗読するとスレイマンは笑みを浮かべる。
「愛が永遠ならば・・」
と語っているところへ、グラシアが来る。
間の悪いグラシア。
ヒュッレムは顔が一瞬こわばるが、彼女はヨーロッパの外交について話し始める。
「カール5世は病気で、もしこのままだとヨーロッパは分裂しますわ」
と滔々と語る。もちろんヒュッレムが快く思わない。
そこへララからの手紙がイスタンブル経由でヒュッレムの元へ届く。彼女はひどく狼狽した。
ヒュッレムは愛の詩など語っている暇などなかった。
息子二人が命を懸けた争いを始めてしまっていたからだ。
庭でバラを眺めるスレイマンにヒュッレムは
「孫のムラトを見に行かなければならない」
といとまごいをする。
彼女は本当の理由を話すこともできないので、孫を言い訳に使った。
イスタンブルではミフリマーフの湿疹がまた悪化した。リュステムの嫉妬により途中で治療をやめたからだ。
そこでミフリマーフは再びペドロ医師を呼ぶ。
医師は
「食べ物か飲み物、香水かクリームがあたったのだろう」
と言う。
ところがまた診察中にリュステムが来て、怒り出す。
ヌールバーヌーからキュタフヤにいるデフネに
ヌールバーヌーからキュタフヤにいるデフネに
「バヤズィトを毒殺するように」
という指令が届く。
「もし成功しなければ、同じ薬を妹に飲ませる」
というのだ。なき崩れる付き人デフネ・・・
だが彼女は涙を拭きはらい妹のために決心する。
夕食に毒を入れるつもりだ。バヤズィトの命が危ない。
だがバヤスィトは疑うことなく食事をし、毒に苦しむ。
犯人のデフネはすぐに捕まり、
「どの毒を盛ったのか?」
と聞かれ、彼女は毒入り小瓶を渡す。
医師はその毒を消すためには
「特別な土が必要だ」
と言う。
だけれどここキュタフヤにその土があるはずない。
その時突然アトマジャは以前薬屋でその土のことを聞いたことを思い出し、急いで取りに行く。
バヤジトに飲ませると、バヤジトは毒を吐き、寸でのところで命を取り留めた。
さすがアトマジャ!
アトマジャは頼りになる部下だ。
アトマジャに問いつめられ彼女はヌールバーヌーに命じられたという。彼が命を取ろうとすると
「妹が人質に取られている」
と訴える。するとアトマジャはその手を止める。
アトマジャは子供には弱いのだ。
以前自分の子供が盗賊に殺されてしまったことを思い出し、デフネの命を取るわけにはいかなくなった。
しばらくしてアトマジャが、またデフネに面会に行く。
マニサではセリムと商人が話をしている。商人はララのさしがねでお酒をふるまう。
エディルネからマニサに向かうヒュッレム。そのマニサではヌールバーヌーはデフネからの知らせを待っている。
ミフリマーフは庭を散歩するが、医者ペドロのことが忘れられない。
ペドロも同様でミフリマーフのことを思う。
両思いだが、2人の恋は禁じられた恋だ。
思えばかつてミフリマーフはヤフヤーに恋し、マルコチョールに恋をした。それらは初恋にも似たようなほのかなものだった。
だがペドロへの思いは違った。
アトマジャはデフネに会った後、バヤジトを見舞う。
そしてデフネから聞いたことを話しだすが、大変なことを一つ付け加えた。
デフネは懐妊していた。
それを知ったバヤジトは苦笑いする。
そして歩けるようにまで回復すると彼はデフネを訪れ、
「あなたは子供を産んだ後処刑される」
というと
「仕方がなかったのです。妹のためなのです」
とデフネが答える。
「なぜ初めに話してくれなかったのかなぜ私に助けを求めなかったのか」
とバヤジトとは詰め寄る。
「あなたは兄弟愛をよくご存じのはずです。もしムスタファかジハンギルを助けるためになにかをしなければならないとしたら、あなたはどうしましたか」
と彼女は尋ねると、バヤジトは黙ってしまった。