オスマン帝国外伝シーズン4あらすじ 62話 (E128前編)

62話(0:10-0:58)
一方罠にかかったバヤジトはスレイマンの言葉に傷つく。彼は激怒している。母ヒュッレムも手の付けようがない。

「セリムが仕組んだことだ」

とバヤジトはヒュッレムに言うが、

「ヒュッレムは怒りが目を覆って何も言えないのね。言葉に気をつけなさい。兄弟の中傷をやめなさい。セリムはそのようなことはしないわ」

とあくまでも、罠はセリムではないとヒュッレムは言う。

「します、母上。恐怖は人にどんなことでもさせます」

と答え、さっていくバヤズィト(バヤジト)・・

ヒュッレムは本当にそう信じていたのだろうか、それともそう信じたかったのだろうか?
ともかくセリムをかばうようなこの言葉はがバヤジトをさらに激怒させることになる。

そんなバヤジトを励ますのはフーリジハンだった。(0:15)
フーリジハンは

「父と兄は負けたわ。けれどもあなたは勝つのよ。ヒュッレムスルタンはあなたの味方よ」というと

「彼女は敵ではないが、味方でもない、一人の側にはつかない」

とバヤジトとは答える。
62話前半
リュステムが来る。そしてエディルネの偽ムスタファの件はアフメットパシャによって行われ、その背後にはセリムがいると話すが、ミフリマーフとヒュッレムは信じない。

ミフリマーフは

「証拠はあるのリュステム?」

と聞く。リュステムは

「証拠はありません。ですがもう一度よくお考え下さい」

と忠告すると、

「カラアフメトは妻のファトマスルタンのおもちゃになったようね。この件の背後にはファトマスルタンがいるわ」

とヒュッレムが言う。

「その通りです。もし私があなた方の敵だしたら何をするでしょう?二人の皇子にお互いに争わせることを考えたでしょう」

とリュステムが言う。

「もしセリムに彼を破滅させるようなどんな小さな言葉でも投げかけたら、彼女の命を私の手でが奪うわ」

とヒュッレムは怖い顔をする。
ヒュッレムはセリムに直接聞きに行く。セリムは否定しヒュッレムは安心するが、セリムはうそをついている。
ソコッルは

「エディルネの偽ムスタファに反乱のためにマヒデブランが援助金を渡した。バヤズィト(バヤジト)ではない」

とスレイマンに伝える。
ヤヒヤーの忠告にもかかわらず、マヒデブランに

「これから先一銭もオスマン政府から渡さないように」

とスレイマンは即座にソコルルに命じた。

以後マヒデブランへのすべての金銭的援助が絶たれた。

それを聞いたミフリマーフはヒデブランに同情するだが、ヒュッレムは

「これは彼らが始めた戦いだったわ。彼女は敗北し、私はかったのよ。反対の結果もありえたわ。その時は私たちが彼女のようになったのよ」

と冷たく対応する。

リュステムはソコルルに会いに来る。
エディルネでの偽ムスタファを捕らえた褒美にソコルルが御前会議に参加する宰相になったことを初めに祝福した。
そしてセリムと結託してバヤズィトに罠を仕掛けたことを言うとソコルルは

「私はどちらの側にも尽きません。皇位は神が決めることです。私は皇帝の命令に従ったまでです」

と答える。この後2人の間の関係が急速に悪化する。

ヒュッレムはカラアフメトに会いに行く。そして

「バヤズィトにわなを仕掛けたのはお前だという風に聞いた」

と問い詰める。ともちろん彼は否定する。
「それならなぜセリムに会ったのか」と尋ねると

「大宰相ですから、もちろん皇子たちにも会います。理由をあなたに申し上げる必要はありません」

という。

「私に話さないというの?そうなの?」

というとうなずくアフメト。

「私にこのようなことを言った大宰相はお墓の中よ。お前は何を信じているの?誰を頼っているの?ファトマスルタンなの?彼女がお前をまもるのかしら?」

「私を他のパシャと同じにしないでください。誰にも首を垂れるつもりはない。私は神以外何も恐れない。サライへお戻りください」

と言うと、とそこへファトマが現れて、

「何しに来たの、ここ家は勝手に来れないわ」

というと

「二人の皇子の間に入り、争わせたかを尋ねに来ることはできないのか」

とヒュッレムが言うと、ファトマは

「何を言うの!セリムが金をエディルネに送り、わなを仕掛けたのよ」

ととっさに叫んでしまう。

「仕方がないですわね、命がかかっているのですから」

というとヒュッレムは

「この報いは必ず受けるわよ」

と言って去る。

「ヒュッレムは泥沼にはまったわ。もがけばもがくほど沈んでいくわ」

とファトマはいう。

宮殿に戻ったヒュッレムは

「おそれていたことが起こってしまったわ」

とスンビュルに言い、セリムのところへ向かう。

「嘘をついたわね。私の顔をみながら嘘をついたわ。否定しないで」

とどなる。そして

「イェニババフチェサライからきたのよ。何をしたか知ったわ。
敵と結託してバヤジトを陥れたのね。
私の顔を見て。あなたはスレイマン皇帝の息子よ。
そして私の息子よ、
こころに兄弟愛があればこんなことはできなかったはずだわ」

すると
セリムは

「父は子供を殺した。最も愛するものを殺した。
私はそこいたのです。見たのです。
兄の遺体を見たのです。
それにジハンギルのも・・・
なぜ死んだか知っていますか。
おなかの病気のせいではありません。
恐怖のために死んだのです。
父から、あなたからそしてこの世の無慈悲な者たちから恐怖を感じたために彼は死んだのです。
ですから私に家族や兄弟愛についてはなさないでください。
私たちは負けたのです。
もう無実でないのです。
もう以前のようにはなれません。」

それをきくとヒュッレムは黙るしかなかった。
セリムは目の前で兄が死んでいくのを、そして弟が死んでいくのを見たのだ。
その衝撃は彼れには強すぎたことだろう。しばらく沈黙が続く。そしてヒュッレムは

「もしもう一度罠をかけることがあるなら、私を敵にまわすことになると知りなさい」

と答える。
ヒュッレムは今日も2人の子供たちの間に立って息つく暇もなかった。こうしてヒュッレムの試練はまだまだ続く。
 
ララへバヤズィト(バヤジト)はセリムがカラアフメットと共に自分に罠を仕掛けたことを話し、証拠を探さなければならないという。
ララは

「ヒュッレム妃は母親だからそれを妨害するでしょう」

と答えるが、バヤズィトは断固として証拠をつかむと意気込んだ。

一方セリムはカラアフメットに不平を言いに行く。
ファトマが怒りにまかせて、わなを仕掛けたことをヒュッレムに話してしまったと弁解するアフメトだが、セリムは罪をとわれのではないかと恐怖を感じていた。
これ以後セリムとアフメトの間が悪化する。

リュステムも証拠探しに必死だ。文書のしまってある書庫に探しに行くが、門番に断られてしまう。
そこへアリパシャが来て中にようやく入れた。
リュステムにはもう権力が全くなくなってしまったようだ。

バヤズィトは市場でアトマジャと会う。アトマジャが

「金をエディルネへ運んだ者たちを見つけました」

というが、一歩遅かった。
その運んだ商人はならず者に襲われ刀でさされた。

そこへ駆けつけたアトマジャとバヤズィト達。
乱闘が始まる。
ならず者を倒し、だれが金を護送させたかを詰問した時、弓矢が飛んできた。
残念ながら彼は何も答えずに亡くなった。
誰が弓を放ったのだろうか?

ファトマはハレムで楽しみ会を開く。
ヌーバーヌーとフーリジハンとファトマが共に座る。
居心地の悪いフーリジハンとヌーバーヌー。

「おいとましたいのですが」(ベン カルカルサム イイオラジャク)

と言って席を立とうとすると
「すわりなさい」「オトゥル」

と言って止めるファトマ。

いっしょにすわるのもできないほどフーリジハンとヌーバーヌの戦いは激化しているようだ。

そこへヒュッレムが現れ、

「何のためのお楽しみ会か?」

と聞くとファトマは

「セリムが後継者になったことのお楽しみ会よ。
もしかしてあなたはセリム皇子が皇位に就くということを喜んではいないの、ヒュッレム?そうね、あなたの心にはバヤズィト(バヤジト)がいるわね」

と答える。
フーリジハンが

「女奴隷をとても優遇しているようですわ」

とヌールバーヌーに向かっていうとヌーバーヌーも黙ってはいない。

「私は皇子の母よ」

と言い始める。
そこでヒュッレムはそれを止め、

「部屋に戻りなさい」とヌールバーヌー厳しく言う。二人は部屋へ戻る。

「もしスレイマンが息子のどちらかの命を取れと命じたら、どちらを取るのかしら?とても気になるわ。」

とファトマが言うと、ヒュッレムは

「また寡婦になるから準備をしなさい」

と言い返し去っていく。

ギュルフェムは
「やりすぎだわ」という目でファトマを見つめていた。

ヒュッレムはカラアフメットの命を奪うつもりなのか?

   63話 

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