オスマン帝国外伝シーズン4あらすじ 68話 E130後半
68話(1:16-1:52)
一方助けに行ったスレイマンはふさぎ込んでいる。
その様子を見てフェルハトは
「あなたの心は手紙の中にあります。もうそれを手放して燃やしてください。それが燃えて灰にかえるように・・・」
そう言われてムスタファの手紙を見つめるスレイマンだった。
ムスタファの死後、何年立ってもスレイマンの心には晴れることのない雲がそ、れも暗雲がかかっていたのだ。
マニサでは
カザンフェルが手術を受けて横たわっていた。
「元気ですか」
ときくヌールバーヌー。カザンフェルは
「少し楽になりました」
と答える彼は数日で立ち上がれるらしい。
「これからはあなたのそばにいられます」
と痛みをこらえて忠誠を誓うカザンフェルだった。
廊下でヌールバーヌーはファーリエに会う。
「彼は大きな犠牲を払いました。」彼女が言うと、
「私にも犬のような忠実な部下がいるのよ」
とヌールバーヌは言い返す。
やあ!カザンフェルがとてもかわいそうだ。
確かにヒュッレムに忠実な者たちは何人かいたけれど、ヒュッレムは彼らを犬のようにと言い表したしたことは一度もない。
ヌールバーヌーはひどすぎる!
この違いはヒュッレムは司祭の子で、このヌールバーヌーはどこかのいいとこの娘さんだったからなのだろうか?
人はみんな同じ人で、付き人も同じ人間だと彼女は思っていない。
忠誠を誓うものを犬と表現する。ひどい!
すべての貴族の娘さんが彼女のようではないので、かんきょうによってではなく根っから傲慢なのかもしれない。
以前スレイマンがコーヒー店に行ったとき、コーヒーが合法かどうかという問題をスレイマンは問いかけられたがその答えが今出た。
「コ-ヒーを飲まないように」と言うイスラム長老からの命令が下ったのだ。
それにはコーヒーショップを閉じるようにとも書かれてあった。
コーヒーが飲めなくなったことを残念がるヒュッレム。
ヒュッレム殺害未遂事件のことをギュルフェムと話している。
そこへスンビュルが来て例の事件の裏にファトマがいることを伝えた。
ヒュッレムはファトマの忠臣メレキを捕まえ
「ファトマが仕組んだのか」
と問い詰めるとメレキは首を縦にふった。
そこでファトマがスレイマンに呼ばれる。
ファトマは自分がやったと正直に話す。スレイマンは
「ヒュッレムはみんなと違う。私へ完璧に忠誠だ」
とスレイマンが言うと、ファトマは
「大切な人々がみんな逝ってしまったのは、この(忠誠)のせいなのですね。あなたの死は父の死に似ることでしょう」
と怖がらず話し続ける。聞くにたえられなくなったスレイマンは彼女に
「目の前から消えるように」
と命じる。
シーズン4でヒュッレムの良きライバルだったファトマもついに追放される。
イスタンブルにやって来るときに一緒にいたメレキもフーリジハンも今はいなかった。
ギュルフェムにのみにみ送られた。
その時ファトマは
「あなたが正しい、勝った。死がヒュッレムには救いとなるという・・・
ヒュッレムが長生きしるように、彼女は息子たちのせいで苦しむのをみることになるだろう」
と予言めいたことを言い去って行く。
それをバルコニーから見ていたヒュッレムに
「やっと邪魔な石が去っていきます。」
というスンビュル。
「ほんとの石はヌールバーヌーよ、高いところにまで飛びたがっているのよ、翼を折らなければならないわ。」
とヒュッレムはスンビュルに答える。
そんなのだ、ヌールバーヌーは確かに頭もよく行動力もある。
バヤズィトは彼女に勝てるのだろうか?
彼女はデフネというスパイをバヤズィトのもとの送り込んでいた。
セリムはそのデフネからヌールバーヌーに届いた密書で金銀輸送のことを知り、バヤズィトの地域に男たちを送り、金銀を奪い取ったのだ。
ミフリマーフから送られ途中で奪われた金銀をバヤズィツトたちは探しだした。
そして
「誰の命令だ(エムリ キムデン アルドゥン?)」
と問い詰めると、
「セリムだ」
と答える。
イスタンブルではミフリマーフの病気は良くならない。
イスタンブルではミフリマーフの病気は良くならない。
なぜならリュステムが嫉妬心から医者を追い返してしまったからだ。
それを知ったスレイマンは
「見させなかったのか」と怒る。
「彼にみさせるように」
と付き人に命じる。
こうして再び連れてこられたペドロは
「治せる軟膏があるが、毎日経過をみなければならない」
と言う。
反対するリュステムに対し、ミフリマーフは痛みから承諾する。
反対するリュステムに対し、ミフリマーフは痛みから承諾する。
スレイマンは突然エディルネに行った。スンビュルがミルクを温めてヒュッレムのもとへ持ってくる。
「なにもわずに彼はいったのよ」
と寂しがるヒュッレム。
「私たちの間には山が、大きな山が立ちはだかっているわ。もう二人は永遠の冬の季節に生きているのよ」
と悲しがる。それを見つめるでけのスンビュルだった。
スンビュルもこの永遠の冬から2人が抜け出せないことを感じ取っていたに違いない。
エディルネでは、スレイマンはフェルハトの言ったように、ムスタファの遺書と指輪を燃やす。
ムスタファを思い出す手紙と指輪はすべて灰と化した。
フェルハトの言うように、燃やすことでスレイマンの心からムスタファの手紙に書いた言葉は本当に消えたのだろうか?
(0-0:10)
ヒュッレムは夢を見ていた。
そこで目覚めるが、ヒュッレムは肩の腫れに気づく。
69話
「夜雷の音で目覚めるヒュッレム。でもそれは雷ではなかった。バルコニーにでるとイスタンブルの街が燃えていた。そして宮殿が崩れ落ちり、ヒュッレムも落ちていく」
ヒュッレムはゆめの話をスンビュルする。
すこしこわがっているようすで、
「災難からおまもりくださいますように
」と祈る。確かにんこわ~~~い夢だった。
占い師は
「あなたはクヤーメット(審判の日)を見たのです。自分自身の死がクヤーメットです。 すべてはあなたが支配している。
あなたが亡くなれば、スレイマンも子供たちも埋められる」
と言う
マニサでは
ララがセリムに送られた箱を持ってくる。金が入っているはずのはこには、セリムが送った盗賊の死体が入っていた。
それを知ったヌールバーヌーはセリムに
「どちらかが残るしかないのよ。そういう戦争だわ。バヤズィトの命を取るのよ」
と言うと
「出て行け」
とセリムは彼女に怒鳴り怒る。
こうしてバヤズィトはセリムに絶交状をたたきつけたのだ。
イスタンブルのヒュッレムはそのことをまだ知らない。
69話