【トルコ映画】「君こそがすべて」Sen Benim HerŞeyimsin 概要・キャスト・あらすじ

概要 「君こそがすべて」Sen Benim HerŞeyimsin
トルココミック・ヒューマン映画
監督・脚本 トルガ・オルンック
2016公開
キャスト
トルガ チェヴィク  セダト役
ジェンギス・ボズクルト  ビロル役
メリス・ビル プナル訳
トゥーナ・ドュユグ役
内容
ある田舎の海辺街にセダトと父親。彼の父親はかなりユニークで、小さいセダトに恐怖心を打ち勝つために様々な訓練を施す。
滝から飛び降りること、夜お墓に行くことや、おなかの上を這う蜘蛛にがまんすること等々、セダトは父親に背中を押され何と恐怖心を克服しようとしたが、その矢先父親がんで亡くなる。父親を亡くしたセダトの背を押すものはもう誰もいなかった。
そこでセダトは恐怖心を持ったまま大人になる。彼が怖れていたのは結婚。ある日昔付き合っていたプナルと言う女性が可愛い赤ちゃんを連れて訪ねてくる。セダトの娘だとその女性は言い張る。そして娘をセダトに残したまま姿を消す。
セダトは彼女を探しにイスタンブールに行くが、そこで娘を助けるためにホテル10かいから飛び降りる羽目に・・・
彼は娘を助けるために恐怖心を克服したのだった。
10階からのダイビングを見初められたセダトは、スタントマンになり有名になる。
娘はすくすくと育ちやがて6歳になり小学校に通うようになった。
娘とセダトの家は子供にとってはとても楽しく夢ある場所だった。子供なら誰でもああいう家に住みたいと思うに違いない。セダトはスタントマンの仕事に頑張りなががら、娘を心から愛し過ごしていた。

そんなある日生みの親のプナルが現れる。娘は母親が恋しくてたまらなかったので大喜びだ。だがプナルはすごいことを考えていた。
娘の親権をめぐり裁判を起こしたのだった。
いままでずっと一緒だったっ娘と別れるなんてとてもセダトにはできることではない。
そのころセダトは病院へ行き注射をしてもらう。娘もビタミン剤をもらいそれを飲んでいいるようだった。
医者は余命少ないことをセダトに打ち明ける。セダトは呆然としながらもまた危険な仕事を繰り返すのだった。
娘は母親と一緒にいたいと言い出しセダトは苦しむ。病気なのだからちょうど良いところに母親が現れてくれたと私は思ったが、なぜかセダトは裁判で親権を争うのだった。
裁判はセダトが勝った。当然といえば当然だが、それでもプナルはあきらめなかった。DNA鑑定をするように言いだしたのだ。
と言うことはセダトの本当の娘ではなかったということになる。セダトは再審の結果敗訴した。
そして娘が母親の元へ旅立つその日、娘は言う「わかれたくないわ」と
そこでセダトは娘を連れて故郷へ逃げるようにして戻った。そこで残り少ない時間を娘と過ごすつもりだったのだろう。
だが母親は黙っていなかった。彼を探し始める。そしてセダトのボスに尋ねに行くとプナルは意外な真実を聞かされる。
そしてセダトの故郷を訪ね娘にまた再開する。娘は父と母と共に2週間夢のような楽しい時を過ごす。そして3人が海辺の椅子に腰を掛けている時、息を引き取った。なくなったのはセダトではなく、娘のほうだった。セダトの方にもたれて眠るように逝った。実は娘には4年の時から心臓に重大な問題があり、死と向かい合わせの状態で生きてきたのだった。
セダトは最愛の娘を失った。
だが彼女への愛がセダトの恐怖心をなくさせた。
娘は目に見えないが、セダトは彼女の存在を近くに感じながらこれからも強く生きていくことだろう。
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