ジハンギルとメフメットについて話すスレイマン  オスマン帝国外伝シーズン4 エピソード104のシーンから


このシーンではスレイマンと新しいヒュッレム2人だけが登場する。
スレイマンはヒュッレムにイェニチェリへの入団式を控えたジハンギルについてはなしていた。彼は病気で弱く、弓も剣も上手に使えなかった。はじめジハンギルを皇帝の息子と思うことが恥ずかしかったという。スレイマンはそう考えることもいけないことだと思い、誰にも語ることができなかったようだ。
そのため治らないとわかっていた病気だったが、何度もよくなるようにと試した。だがそのたびにジハンギルは痛い思いをした。それでも皇帝の息子がこうあるべきではないと思いつつ無理な治療を続けたのだ。

 でもある時それが無理なことがわかる。その時スレイマンは現実を受け入れたという。それからあとは、「ジハンギルが今まで以上にいとおしくかわいくなり、全身全霊で彼を愛してきた」と語る。
だが何とか現実と向き合えたスレイマンに、今度は息子メフメットの死が待っていた。。スレイマンはこれを神が自分を罰したのだと考えて、いたたまれない気持ちになり涙を流す。するとヒュッレムは「もし神の罰が下ったのなら、それはあなたのせいではないわ。それはあなたのせいではない」と繰り返す。そうなのだ。メフメットが亡くなったのは自分の罪のせいだとヒュッレムは思っていた。

 この短いシーンから皆さんは悲惨さを感じるかもしれませんが、そのとおりです。シーズン4ではスレイマンはほとんど笑うことはありません。
次から次へと心が痛むことばかりが起こるのです。ジハンギルのこともそしてメフメットのこともこれから起こる彼の悲惨な運命の始まりにすぎません。
スレイマンのこれから涙をたくさん流すことになります。愛する息子たちを失います。それも自らの決断で二人が死に、一人はそのショックで病気になり、父を許さぬまま亡くなりました。
シーズン4では今までの強くたくましいスレイマンはあんまり見られません。年を取るにつれスレイマンは、かってのスレイマンとは違ったスレイマンになっていきます。
ですがこのスレイマンの苦悩は私たちが今生きている現代でも形を変えておこりえるものなのかもしれません。 シーズン4は華やかさはありませんが、人生の秋と冬を迎えた皇帝スレイマンの姿には惹きつけられる部分が多々あります。
 次の動画ではシーズン4に出てくる主な登場人物が紹介されています。ぜひお楽しみに
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