「レオが撃たれる」オスマン帝国外伝39話、40話のハイライトから

サライは燃えていた。ハティジェは逃げる途中倒れてしまう。
レオはイスタンブルを去ろうとしていたが、ヒュッレムが危険だと知って助けに戻ってきた。マトラークチュも一緒だ。
なのでそこにレオはいた。倒れたハティジェを抱きかかえ逃げるレオ。だがレオはその途中で撃たれてしまう。レオはひとまず、そこに置かれ、、マトラークチュがハティジェを担いで安全だと思われる場所に移す。そしてマトラークチュは今度はレオを連れにいくが、レオはだいじょうぶなのだろうか。
ヒュッレムはメフメットとムスタファを抱きかかえたまま 「スレイマンが私たちを助けてくれるわ」と半分祈るように言う。ヒュッレムもムスタファが小さいときはムスタファを守ろうとしていた時もあったのだ。

マヒデブランは泣いている。 「なかないで、もう」と母后が言うが、マヒデブランは心配で
心配でたまらない。

その時ニギャールはマヒデブランの指にヒュッレムのグリーンの指輪が付いているのを見ていた。 あれなぜマヒデブランはみんなにみさせているのだろう？
母后にダイェは「寝床を準備しましょう」というと

「スレイマン、ハティジェが元気かどうかわからないうちは、眠りは私には禁止よ」と言いスンビュルにみんなから知らせがないかと聞くと、スンビュルが「まだ情報がこない」と答える。 反乱の中で、宮殿の人々は不安のうちに時を過ごしている。そこへあたたかいパイを持ってくるが母后は食べない。

　宮殿はいつでも安泰と言うわけではない。ことにスレイマン大帝の強力な支配者がいないときには、常に反乱の恐れがあるのだ。宮殿に住むものはいつもは豪勢な暮らしをしているが、武力で守るものがいなければ命が危険に晒されるのだから、決して安全な場所とは言えない。