【ヒュッレム】 (オスマン帝国外伝)

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アレクサンドラはルテニアと言う小さな村で幸せな生活を送っていた。 レオと言う恋人もおり母父姉の4人家族で、レオと言う恋人もいた。
突然 タタール人が村を襲い、家族は殺された。アレクサンドラはクリミア宮殿に売られ、そこの奴隷商人がオスマン帝国宮殿に彼女を友人のマリアと共に売った。 困難な状況の中でアレクサンドラはいつも抵抗し、自分が正しいと思うことをしようとする。それが問題を引き起こす原因にもなるのだが・・・
そして到着した初日からもう皇太后に注意を惹く。

ある晩、彼女は家族の夢を見る。夢で両親は復讐をするように言う。ここサライでどうすればいいのかをニギャールに聞いたヒュッレムは、皇帝の子を産み権力を手にしようと決心する。そしてスレイマンのこころをとらえようと画策し始める。

ある日、スレイマンが宮殿のハレムの廊下を通り過ぎようとしたとき、アレクサンドラは「スルタン スレイマン」と彼の名を呼び注意を惹く。スレイマンはすぐに振り向く。誰もが怒るとびくびくしていると、アレクサンドラの美しさに驚いたスレイマンは、起こるのも忘れる。その瞬間、アレクサンドラは倒れる。 こうしてアレクサンドラは運命を自ら変えていく。 スレイマンのお楽しみ会でダンスを踊り紫のハンカチをゲットする。

アレクサンドラがスレイマンのそばに呼ばれることになるが、母后は彼女をよく思っていなかった。スレイマンを説き伏せマヒデブランの元へスレイマンは行くことになるが、次のようやく彼女の願いが叶う。そして部屋ももらいアイシェと同室になる。

スレイマンは手作りの指輪をアレクサンドラに与える。(その指輪は彼女が死んだあと彼女といっしょに土に埋められることになる。が、実はこの指輪でいのちをおとす者がでてくる。マヒデブランも当初この指輪を盗む。最終的にはこの指輪はヌルバーヌの指にはめられる。)

そしてヒュッレムと言う名をもらい、彼女は着実にハレムでトップに立つという夢を成し遂げるためにあゆみ始めた。だがマヒデブランがたたき続け彼女は倒れる。其の後もマヒデブランに毒を盛られるが生き延びる。

スレイマンがいない間にヒュッレムを結婚させようと皇太后は画策するが、すでにヒュッレムは身ごもっていたため、この結婚から免れることができ、無事メフメットを出産する。同時にハセキの称号も得る。以後ミフリマーフをうむが女の子と聞いて悲しみ、抱こうともしなかった。ニギャールの心遣いでそのかたくなな気持ちが和らぎ、ようやく皇女を受け入れる。其の後3人の皇子も産み、スレイマンによって奴隷から解放され、結婚もする。イブラヒムがいつもスレイマンと自分の間に入り邪魔すると彼に嫉妬したヒュッレムはたびたびイブラヒムとぶつかるが、殺人の罪を着せられ旧宮殿に移された時、トプカプに戻るためについにイブラヒムに頭を下げる。

しかし元恋人レオをヒュッレムにイブラヒムが殺させたことをきっかけにそれまで以上にイブラヒムに復讐心を燃やす。何度かイブラヒムを殺そうとするが果たせなかった。
そこでスレイマンにイブラヒムの悪い情報をそれとなく流すことで、スレイマンを混乱させ、スレイマンによってイブラヒムを葬ることに成功する。

最初は皇太后とマヒデブランと敵対するが、母后の逝去、天下をとったマヒデブランがまたもや彼女の前に立ちはだかる。
だがマヒデブランのウィークポイントを見つけ、それによってマヒデブランを失脚させることに成功。
ついにハレムのトップに立つ。
その後シャースルタンとハティジェの連合軍をも見事撃破する。
そしてファトマとも戦うが、結果的にはヒュッレムが生き残った。シャースルタンはミフリマーフによってイスタンブルから立ち退かされ、ハティジェはヒュッレムを誘拐したという罪で自殺する。ここだけの話だがどうもハティジェがヒュッレムを誘拐したと言う話には合点の行かないこことが多い。助けられた経緯もわからず突然姿を現したからかもしれない。(もしかしたらこれもヒュッレムの策略だったのでは、ハティジェがまた罠にはまってしまったのではと考えてしまうのは私だけかな・・・) 

エルカスや元夫と結婚させることでイスタンブルからスレイマンの妹ファトマを遠ざけようとしたがうまくいかず、最終的には再婚したファトマの夫の失態でファトマからも救われた。

ムスタファはヒュッレムの策略でスレイマンによって絞殺される。そしてマヒデブランはマニサに追いやられた。マヒデブランの孫・メフメトも命を取られ、嫁のミフリュニーサは喉をきってヒュッレムの前で自殺する。

スレイマンとの仲はと言えば、最初はラブラブだったが、イサベラ王女の出現でスレイマンの心は一時離れていく。だが彼女を亡き者にした後再びスレイマンのこころが戻り幸せな日々を過ごした。
それもつかの間、元皇太后の部屋の問題でスレイマンと距離が開く。部屋に固執するヒュッレム、スレイマンは部屋に住むことをあくまでもまでも許そうとしないが、ミフリマーフの落馬事故がきっかけでスレイマンは心を変え、しぶしぶ許可することになる。

ある日奴隷として連れて行かれる3人の女奴隷たちを見たヒュッレムは自分の昔の境遇を思いだし彼女たちをたすける。その中の一人がフィルーゼだった。彼女を助けハレムに連れてきたのはヒュッレム自身なのだ。フィルーゼにジハンギルの面倒を見させる。ジハンギルも彼女になついた。ヒュッレムは賢い彼女を気に入っていた。だがフィルーゼがスレイマンの心をとらえたことを知ると彼女は怒り狂う。

そこでヒュッレムはフィルーゼをなき者にしようとするが、ほんとうにスレイマンがフィルーゼを愛していると悟るとヒュッレムは いつも持ち歩いていた毒をのもうとする。そこをトラブゾンから来たアフィフェに止められる。
ヒュッレムはアフィフェの腕の中でおいおいと泣く。 アフィフェはこれまでハティジェの見方をしているように見えたが、これ以後ヒュッレムの見方を始め、ヒュッレムの身がわりになって亡くなるまでヒュッレムに忠誠を尽くす。

そのフィルーゼもリュステムが彼女の秘密を突きとめたため、ヒュッレムは手を汚すことなくフィルーゼをイスタンブルから追い出すことに成功した。
フィルーゼの後に何度かスレイマンに近づく者がいたが、ことごとく撃退。
だがヒュッレムが勝てなかった強敵がいた。それは老いだった。彼女は老いにより子供が授からなくなってしまう。そこで自らヴァレリアと言う女性を見つけるのだが、細心の注意を払ったのにも関わらず、彼女はスレイマンの子を身ごもった。ファトマが彼女を手助けしたのだった。

そのヴァレリアも無事出産し女の子を授かるが、ヌールバーヌーによって事故と見せかけられ高いとことから落ちて死ぬ。

ヒュッレムが年を取ったと言うことは子供たちも大きくなったと言うことだ。年を取るにつれヒュッレムは家族問題で頭を悩まされることが増えていった。

母としてのヒュッレムは本当に大変だった。
長男のメフメトはマニサで矢にさされて重傷を負う。ヒュッレムは悲しみ涙を流す。絶望的だと思われていたが、その涙がメフメトの頬に落ちるとメフメトは気が付く。一命をとりとめた。
だがその後マヒデブランの手の者に何度も命を狙われる。最後は疫病の膿で感染したメフメトを早くにうしなってしまう。彼女は生涯、子を失った痛みを忘れられなかった。
ミフリマーフに関しては ヤフヤーそしてマルコチョールの問題で頭を悩まされる。
さらにルステムとの結婚と離婚問題で頭を痛める。

小さかったセリムとバヤジトも成長するにつれ、対立が深まり、ヒュッレムは2人の仲裁する日々に追われる。セリムは酒を飲みすぎ、バヤジトは性急な行動を起こすと心配する。また嫁たちにも悩まされることが多かった。セリムの子を産んだヌールバーヌーには
「ヴァレリアの死がヒュッレムに命じられたことであると暴露する」と脅迫さえされる。バヤジトの恋人がイブラヒムの娘であることも悩みの種だったが、フーリジハンはヌールバーヌーに殺されてしまう。

民衆の間ではヒュッレムにはいろいろなうわさがあったが、 ヒュッレムはイスタンブルにジャーミを中心とした総合施設を造る計画を立てたりもする。それはミーマル・シナンよって実現するが、このほかにもかなりの寄付を施していたようだ。

やがて不治の病と知らされたヒュッレムは自分の人生を振り返り、やり残したことは何かを考えるようになる。答えは自らの過去の罪の清算だった。そこで清算のためマヒデブランに会いにマニサを訪れる。最後にヒュッレムはマヒデブランに許しを乞う。
マヒデブランは?
なんと答えたのだろうか?! 
私はてっきりマヒデブランは許さないだろうと思っていたが何とマヒデブランはヒュッレムを許す。

ヒュッレムの病気のことを知った2人の子も一時休戦し、ヒュッレムの元に集まりヒュッレムは幸せなひと時を過ごす。スレイマンとも仲直りができた。彼女はスレイマンの最愛の人に復帰した。

1558年4月15日彼女はスレイマンの腕の中でメフメト皇子の元へ旅立った。彼女の墓はスレイマニイェ・モスクの一角にある。
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