オスマン帝国外伝シーズン4あらすじ 40話、41話 E120前半

40話
1549年12月
スレイマンは馬車でイスタンブルに向かっている。馬車を止め降りてゆっくりと歩き、馬に乗る。足が腫れて馬に乗るのも大変そうだ。民衆に病気の姿を見せないための配慮だった。彼は気を引きしめ「準備は良いか」と言い、市内へ向かう。

ヒュッレムがスレイマンの病気を心配して元気がないので、ミフリマーフは気遣う。痛みをこらえて凱旋するスレイマンの姿は痛々しい。みんなが出迎えファトマが
「大勝利で戻ったのですね」と声をかける。だがスレイマンは挨拶もそこそこにみんなに「さがってよい　チェケビリルスヌズ」という。
みんなは怪訝そうに部屋から出ていく。

スレイマンはロクマン・アーに寄りかかりやっとのことで座る。応急手当をするが、腫れすぎて歩くことも困難のようだ。ところで当時包帯はやはり白色だっのだろうか。

アフィーフェが臨終の際にスレイマンに病気でありよくない状況だと言い残した言葉がヒュッレムの胸を打つ。ヒュッレムは遠征から戻ったばかりのリュステムに問い詰めると、

リュステムは病気のことを話す。

ミフリマーフはリュステムの部下にサファヴィー朝の王子・アルカスはどうなったかと尋ねる。ファティマも遠征でてがらをたてたバヤジトにアルカスについて尋ねる。彼は戻れなかったと言う。兄タフマースブの者の手に捕らえられ、戻ってこれなかったと伝えると、とファティマはおどろきリュステムに聞きに行く。
リュステムは状況を伝える。タフマースブに処刑されるだろうと伝えるとファトマは涙を流し部屋を出ていく。アルカスと婚約中だったのだから、可愛そうなファトマ・・・泣いてもすてきだなファトマさんは・・・

ヒュッレムはハスオダの番人のロクマンアーに通せと言う。ロクマンアーは止めるがヒュッレムは部屋の中に無理やり入る。
そしてアフィーフェが事故でアフィフェは死んだこと、最後にスレイマンの病気のことを話すべてを話したことをスレイマンに伝える。
スレイマンは悲しむ。アフィフェは乳母だったが、母のように信頼し慕っていた人でもあった。スレイマンは一人ぼっちになってしまった上に、さらに重い病気だ。この状況でヒュッレムを許さざるをえなかった。スレイマンも人の子だ。そばにいてくれる人が必要だった。こうしてまたヒュッレムはスレイマンのそばにいることになる。

ヒュッレムは父親が病気なのだから、けんかをしている時ではない。力を合わせて、まとまる時だ子どもたちに言うと、離婚するつもりだったミフリマーフはいてもたってもいられず、去ろうとする。ヒュッレムはミフリマーフを止める。病気のせいで二人の離婚はまた遠のきそうだ。

41話

アマスヤではアトマジャがユースフに弓のやり方を教えている。的に当ったと喜ぶユースフ。そこへピーリー・レイスが会いにやってくる
来た理由をムスタファが聞くと彼はスレイマンの病気について話す。
ムスタファに「今すぐイスタンブルに行かなければならない」とレイスは言う。スレイマンが亡くなったとき、イスタンブルにいなければ玉座につくことはむずかしいからだ。と続ける。ムスタファもいきたいのはやまやまだ今行くことはできない」と考える。また人々が動揺するからだ。ムスタファがいスタンブルへ行くことは玉謀反かもとみんなが怖れるからだ。わあほんとニ実の父の見舞いがこれほど難しいことだなんて、王子も子どモとしてはかわいそうだ。
一方リュステムはピーリーレイスをイスタンブルから遠ざけるようにソコルルに海軍の監視を強化するように命じる。彼はピーリーレイスがムスタファに味方しているこ徒に気づいていたのだろう。
ヒュッレムのそばで介護する。そしてあらゆる言葉を使ってスレイマンを励ます。「みんながあなたが必要としている」と。

皮肉なことに、セリムとバヤジト・ムスタファとそれを取り巻く人々で、玉座へ座ると言う野望について話されていた。

市場ではスンビュルがコーヒー店にやってくる。お客さんが満員だと驚く。みんなの話からスンビュルはスレイマンが病気だと知る。
そこでスュンビュルがお見舞いにやって来るとヒュッレムは
「戻ってからずっと熱があり安静にしている」と辛そうに彼に話す。話し出すとヒュッレムはとまらず、悲しみを打ち明け続ける。こうしてみるとヒュッレムが心を話せるんはスンビュルぐらいしかいないのかもしれない。

スンビュルは「あなたが泣いてるとき、敵が準備しているのを忘れないでください。」と助言する。
ファトマは悲しみで寝込んでしまう。メレキは「ムスタファのためにイスタンブルに来たことを忘れないでください」と勇気づける。