オスマン帝国外伝シーズン4あらすじ 43話 E121前半

43話
ヒュッレムは心配そうにバルコニーから外を見ている。

スレイマンはまだ意識がもどらず横たわったままだ。
中にはいりロクマンアーを呼ぶ。そしてセリムのことを尋ねる。ヒュッレムの次男のセリムは兵士たちを説得するために勇敢にも出かけたのだが命の危険がある。
イェニチェリとセリムは一機触発の状態だ。セリムの子の母のヌールバーヌーも心配で心配でたまらない。
イェニチェリに囲まれるセリムとソコルル達。わあセリム！どうなっちゃうんだろうと思った時ムスタファが登場する。彼はヒュッレムの願いを聞き届けたのかそれとも自分の石でおとうとを守ろうとしたのかはわからないが、ムスタファの一斉でイェニチェリ達は剣をおさめ、セリムは助かった。確かにムスタファは統治者の風格がある。剣も強いし心も強い。弟思いで公平さを何よりも重視する人格者だ。

一方スレイマンの容態は悪化し、高熱が出る。氷の中でスレイマンは死の使いアズラーイールと戦っている。彼の信じる教えでは死をつかさどるのは唯一の神で、死神が来るのではなく、アズラーイールと言う天使が、神が定められた時に人の命を取りに来る。死を決めるのは唯一の神だ。スレイマンはアズラーイールと戦いながらどうやら今回は死を免れたようだ。彼の熱は下がった。

ムスタファの暗殺に失敗したリュステムは「お墓にはいるのは私たちかムスタファかd地らかだと死ぬ覚悟を決めた。あの強かったやうずが影武者として屋に刺されて死んだのは惜しい気がする。彼はアトマジャと共にずっとムスタファのために活躍してきた。スンビュルが宮廷を去る理由を作った秘密の部屋漏洩事件に関与していた。スンビュルをだましてスンビュルから秘密の部屋について聞きだした布売りに指令を出していたのは実はこのヤウズだった。こうして次々とムスタファに尽くす者が去って行く。

ジハンギルは言う「みんなが恐怖の中にいる。あなたは何を怖がっているのか、一人になることを怖がっているのだろう？

とジハンギルは言う。あなたは？
「私は人間を怖がっています」

ジハンギルが言う通り世の中で一番怖いものは人かもしれない。ドラマで人がどれほど怖い存在かを描いている。

スンビュルはムスタファの出来事を聞く。街ではムスタファの話でいっぱいだ。

セリムは戻る。そしてヌールバーヌーに「父が亡くなった結果がどうなるかを今日わかった」というと、「諦めるな、最後まで忍耐しろ、世界は忍耐する者の手の中にある」と慰める。

ムスタファに話しかけるヒュッレム「セリムは無事に宮殿にもどったわ。今までのことがあるのにあなたのしたことは賞賛されるべきことよ、決して忘れないわ」
するとムスタファは罠ことを話すが、ヒュッレムは知らない。なぜならルステムが独断でしたことだからだ。ヒュッレムは続ける。

「今までに起こった私たちの争いを私は決して望まなかったわ。運命なの、望んでも仲良くなることはできなかったわ。あなたはあちら側で私はこちらがわ、なんと悲惨なことだろう。ケンカをしたくなかったわ。あなたがもしも私の息子だったらこの血の争いがなかったらどんなにいいのに・・・」と語る。

ミフリマーフがセリムを心配してくると、セリムはリュステムが望んだのでイェニチェリのところへ行った。そして兵士たちはムスタファを王としてうけいれていることが分かったと伝える。

ヒュッレムは廊下でリュステムにセリムをイェニチェリの元へ送ったことと、ムスタファへの罠のことを諫める。

このように心が沈むヒュッレムのところへスンビュルが来るが・・・

一方ミフリマーフにリュステムは「罪のないものはいない、近いうちに血が流れることだろう。」と言う。そしてミフリマーフの家族の命を守るために協力しなければならないと彼女との距離を縮めようとする。

ヒュッレムはセリムを訪ね、

「これは試練だわ。勇敢にもイェニチェリのところヘ行ったのよ。」とセリムを励ますと「みんなは自分のことをあざ笑っている」と答える。ヒュッレムは「みんなの風評を気にしていたら私はスルタンにはならなかったでしょう。頭の後ろに目があるとか魔女だとか騒がれたものよ、それを覆すためにでもワクフを造り、みんなに援助を惜しまなかったわ、戦ってきたわ。今はみんなは私を好いているわ。」と言うとセリムは笑う。

「信じてこの出来事は何かを変えるわ、少なくともあなたをね」と言いセリムを抱き寄せる。そして帰り際に、

「これだけは忘れないで、愚か者たちだけが怖れないのよ」と・・・

母の言葉にセリムは落ち着いたようだ。

しばらくしてマヒデブランが宮廷にやってくる。ヒュッレムとはひさしぶりの再会だ。

スレイマンを見舞うと、そこに同席していたミフリマーフは彼女に不平を言い出す。そしてファトマやムスタファにも食ってかかる。それにムスタファは驚き、

ァトマは言い返すがミフリマーフも負けてはいなかった。彼女は昔のヒュッレムそのものだった。ミフリマーフが出て行ったあと、マヒデブランはスレイマンを見つめ、「弱いあなたをみることになるなんて、ムスタファを左遷したわね・・・」と恨み事を言うマヒデブラン。スレイマンを深く恨んでいるようだ。其の後ヒュッレムと廊下で話す。

マヒデブランは「私は（スレイマンが死ぬのを）待っていたわ。これからもずっと待っているわ。真実を知ったバヤジトもジハンギルも今やムスタファの味方だわ」とヒュッレムの痛いところを突く。

ムスタファはミフリマーフを訪ね、「今はケンカしているときではない。１つにならなければならない時だ」というが、2人は和解できなかった。悲しいことだがこれ以後２人のあいだは悪くなる。そして・・・
44話
一方リュステムには懐かしい人との出会いが待っていた。ある男「ボリス」と声をかけたのだ。彼はアンドラ。リュステムの兄弟だと言う。果たして本当の弟なのか。それとも・・