ニギャールの見知らぬ訪問者 オスマン帝国外伝シーズン3 23話ハイライト

ニギャールがろうそくを手元に、長椅子に腰を掛けながら読書をしていると

見知らぬ訪問者が現れる。

ハレムは大きい。どうやら道に迷ったようだ。

そのものに気づいたニギャールはすぐに近寄り、顔を見つめ

「あなたは誰なの？何をしているのここで？キムスン　セン？　ネヤプヨルススン　ブルダ？」と尋ねる。

するとその者は「水」と答えた。ムム？

水を求める訪問者とは誰なのか？

それはピンクのネグリジェを着たかわいい女の子だった。

（わあ、なんとも、涙なしでは見られないシーンだ）

ニギャールはやさしく

「水が欲しいいの？　スム　イスティヨルスン？」といい、

水を取りに行き、渡そうとすると、ニギャールをみたスンビュルは驚いた顔をする。

ニギャールは

「誰の娘なの？キミン　クズ」と聞くと、

スンビュルは

「女奴隷の先生のアフメト先生の娘だよジャーリイェヌン　ハジャス　アフメト　エフェンディニン　クズ。奥さんが病気で　子供を預ける場所がないということで。禁止だ、絶対ダメと言ったのだが、もちろんだめだが、仕方がないから預かったんだよ」と慌てて答える。

その間にニギャールは娘に水を飲ませる。

「ニギャール、誰にも言わないで、アフィフェ様はご存じないのだ。もし彼女の耳に届いたら、おしまいよ」とスンビュルは念を押すと

「一人ぼっちの子、ガリピム、母親は重体ではないわよね、インシャアラー」と子供を心配するニギャール。

「いやいや、明日家に戻る」とスンビュルが言うと、

「どこに泊まっているの？子供は喉が渇いたのよ。この年の子を一人にしてはいけませんよ」（ネレデ　カルヨル？スサムシュ　ツゥル　チョジュク。シュ　ヤシュタキ　チョジュクヤルヌズ　ブラクルム　ヒチ？）とニギャール。

「一人そばについているよ、おそらく寝入ってしまったんだろうよ。あんたこそ　何してるのだい？こんな時間に」と反対に尋ねると、

「ねむれなかったのよ。明日結婚の契約をするのよ。（ウユクム　ツツマドゥ。ヤールン　ニカフム　ヴァル」

「あなたは結婚、私は葬式よ」と言う。

するとわけの分からないことを言うなあと思いながら、ニギャールは

「どうしたの」と聞く

「間にはいって大変なのよ、パシャとハティジェスルタンの間にね」と答えると

「そうね、簡単ではないわ、ヒュッレム様に忠誠を尽くすのは」

「ほんとにあたふたしてるよ、ともかく、この小さな女の子を寝かせないとね」と言い抱っこする。

「名は何？」と聞くとカデルとスンビュルは答えた。

するとニギャールは「おやすみなさい　カデル、健やかにねむれますように】」と優しい顔してあいさつする。

そのようすを見てスンビュルの唇がすこし動く。

彼は何か言いいたそうだ。

でも言えないそんな感じだった。

出た言葉は「あなたも寝なさい」だった。彼は本当のことが言えなかったのだ。

（この時のスンビュルの顔もまたいいねええ）

そして二人は去っていった。

これはニギャールが初めて自分の娘と話した瞬間だった。

この見知らぬ訪問者は、ニギャールが死んだと思っている彼女の実の娘だった。

哀れなニギャール！そしてスンビュルの気持ちも複雑っだた。彼は教えてあげたかったのだ。でもヒュッレムの命令は絶対だった。（でもニギャールにスンビュルは教えてあげればよかったのに・・・）