料理室にてアフィフェの捜索が始まる。 オスマン帝国外伝シーズン3 18話ハイライト
注:この場面はニギャールがハティジェの家を訪れた後にあります。(日本版ではないのかな?)
小指が動物のように動く。それはスンビュルのゆびだった。
はちみつをとこっとつまみ食いしていたのだ。「どこから来たのだ、これは?すばらしい」とスンビュルはシェケル料理長に尋ねる。
とてもおいしそうにももう一度小指にはちみつを絡めて舐める。スンビュルは変わっているが、はちみつの食べ方も独特だ。
ワラキアはドナウ川の北、南カルパチア山脈の南に位置する。
料理長も味見をしながら素晴らしいとはちみつをほめたたたえる。
「ヒュッレ妃がジハンギル皇子のために望んだのだそうだよ」
本当においしそうだ。
なおも食べ続けるスンビュル。そこへアフィフェが怖い顔して入ってくる。実は昨晩フィルーゼに睡眠薬をもられたのだが、その犯人をさがしているのだ。
食べ物を食べてからあと急に寝てしまったというフィルーゼの話から、食べ物が原因だと思った。そんなこととはつゆ知らず
シェケル料理長は「おいしいはちみつが手に入りました。まさしくあなたが食べるのにふさわしいですよ」と言いながらはちみつを進めると、アフィフェは低い声で
「いらないわ」
と言い、アフィフェは誰が昨日の夜ここにいたかを聞く。「インジアーです。でもなぜお聞きになるのですか?」
「インジアーね?」
「昨晩皇帝様に食事をは顔んだのは誰?」
「ビンヌゥルさんです。」
キラズは「わいわかりました」と言い出ていく。
「何の間違いをおかしたんですか?」というと、 アフィフェはすごい顔してにらみつける。
勿論スンビュルが関係していることをアフィフェは知っていたからだ。
しかしスンビュルは「私にはまったく関係ありません」
と必死でとぼける。
アフィフェはスンビュルに「出てくうように」と命じるがスンビュルは情報をほしい。残りたくてたまらない。
「昨晩 皇帝の食事をあなたが毒見したのね」
「はい私です。私がみました」
「お前が食事を運んだのだね」と女奴隷の方を見てそれから「キラズアー二人を捕らえて」
「私たちの罪は何ですか?」とインジアー。
「罪がなくても、ミスを犯したのよ。50回棒うち刑にしてから宮殿から追放しなさい」
「お願いですか、やめてください」とビンニュルが必死で頼むがもちろん追い出される。
次にシェケル料理長に向かって、
「今回は許すわ。でも2度目の慈悲はないわよ」と言い出ていく。
シェケルアーは目を丸くするばかりだった。
それにしても宮廷ではたらくことはつらいことだ。いつ何時こんな風に追い出されるかわからない。