来ぬ人を~身も焦がれつつって心境のヘレナは絨毯やへ嫁ぐ?オスマン帝国外伝【シーズン3】 【14話】ハイライト

マニサでは絨毯織りをしている悲しそうなヘレナがいた。
ぼんやりしてか指から血がでる。

そこで心配した妹のリタがムスタファはどこにいるか尋ねる。
ムスタファは今イスタンブルでスレイマンの代わりとして留守居役を勤めていたがそのことを二人は知らなかった。
「彼はあなたをだました。彼は来ないわ」というと
「そんなことは言わないで」とヘレナが答える。
どうやらヘレナはムスタファが姿を現さないので心配していたようだ。
私のところへ来ると言ったわ。かならず来るわ。それに彼は遠征に行ったのよ。戦いに行ったのよ。
おそらく彼に・・・」と言ってヘレナは下を向いてしまう。

ヘレナには彼が戦争でけがをしたかも、もしかしたら彼は死んだかかもと言う悪い考えが浮かんだのだ。

ヘレナ少し涙ぐみながら続ける。

「リタ、彼のことをとても心配しているのよ。もう我慢できないわ、もう。
ただどこで何をして言えるのか知りたいの。もしかしたら私が必要なのかも。けがをしているのかも、
もしかしたら死んだのかも。もしかしたらあなたがいったように忘れたのかも私を・・
彼は来ないわ。だも知りたいのよ。どこで何をしているかを・・・」
ともう一度リタに訴える。リタは
「できるだけのことはしたわ。みんなに聞いてまわったわ。
でも誰も知らないのよ。多分この辺の人じゃないわ。あなたをだましたのよ」

リタは現実を話そうとするがとリタともうやめてと言いたげだ。さらにリタは追い打ちをかけるように
「どうして戦争にいたっとわかるわけ?もしかしたら妻も子供もいるのかもよ。
彼らのところへ行ったのよ。もう彼を忘れなさい、他に道はないわ、忘れないさい」といわれ涙をこらえるヘレナ。
一方
庭では絨毯やのアッバースがきていた。ヘレナの父はどうやらお金を借りたようで、彼はそれを返せないようだ。
「家をバルコニーやこの家を売ったとしてもそのお金を手に入れることはできない。」とヘレナの父は言うが、

「もっと前にかんがえることだったな」と冷たくアバースは突き放す。
「何か方法はないかとしつこく頼むと 
「本当をいえば方法はある」という。

「何 いってください」ときくと、
彼はヘレナを欲しいいと言う。そうすればすべてを帳消しにするというのだ。
そしてヘレナの方を見る。

ヘレナは「もう言わないで、彼は来るわ。彼は来る!」とまるで自分に言い聞かすように、その自分の言った言葉を信じたいとでもいうように言う。

「でもきみのアバースがいつもここにいるわよ」
とリタが半分からかって言うと、ヘレナはもうそんなことはないと彼に怒りを向けて、少し気持ちがよくなり、笑う。
来るかもわからない恋人を待つ女性の切ない気持ちをヘレナは十分味わっていた。

皆さんにもヘレナのようなご経験ございますか?
来るやもしれぬ人をまつ切なさで身を焦がしたことが・・・

そういえば万葉集にもこんな句がありましたね。
「来ぬ人をまつほの浦の夕なぎに 焼くや藻塩(もしほ)身もこがれつ」
こない人を待つ私は身が焦がれるってわけで、この感情は古今東西、今も昔も変わらぬ感情なのでござりまする・・・
「いくら待っても来ない恋人を待つ私は、夕暮時に、松帆の浦で焼いている藻塩のように、身もこがれる思いです。」(http://百人一首覚え方.net/archives/911引用)
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