オスマン帝国外伝シーズン3あらすじ 【45話】ひそかに埋められたイブラヒム 彼の墓は謎?E83


45話
大宰相イブラヒムが宮殿を永遠に去る時が来た。彼の屍が運ばれる。
偶然それを見たスンビュルアーがどんなに驚いたことか・・
急いでヒュッレムの元へ向かう。
着替えるヒュッレム。話を聞くがすぐに信じられないヒュッレム。開いた口が塞がらない。
ヒュッレムは気を静めながらスレイマンを訪れると、スレイマンがヒュッレムをみるが顔をそむける。

ハティジェの家ではハティジェが夜中に起こされる。ハティジェに来客があったのだ。もう一人の姉がやってきた。
母の死以来の再会だ。二人は仲がいい。お互いの状態を尋ね合う。
朝を迎えたハティジェはイブラヒムの書斎に行きヴァイオリンを眺め、イブラヒムのことを頭にうかべる。

それからバルコニーに出たハティジェは下を見た!!
急いで庭にかけつける。庭にはイブラヒムの棺が置かれていた。
泣き叫ぶハティジェ・・・
信じられないことだがイブラヒムは本当に逝ってしまったのだ
イブラヒムの墓
マトラークチュが白い布を顔にかぶせる。林の中、イブラヒムは広い布のすっぽり覆われ、土の中に埋められ、その上に長方形に板が並べられさらにその上に湿った泥土がかぶされた。人はみんないつか土にかえる。
「インナー リッラーヒ ワインナー イライヒ ラジウーン」
みんなが祈っていると雨が急に振り出す。マトラークチュはスレイマンから
「イブラヒムの墓がどこかをだれにもしられぬように、朕を除いて」と命じられたのだった。
スコップを杖のようにし、寄りかかりながらマトラークチュは雨に隠れて涙を流す。
イブラヒムの知り合いはだれもいない。
ただマトラークチュとイブラヒムとは無縁な墓掘りの人々だけで葬儀は行われたのだった。

宮殿ではスレイマンがアヤスパシャを呼ぶ。全パシャを招集するように命じる。

宮殿はてんやわんやだ。イブラヒムの話でもちきりだ。そこへハティジェがやってくる。

スレイマンは妹ハティジェに何と言うのだろうか?
ハティジェは「もうあなたは兄でも何でもない」という。
「目を見るとまるでお父さん(セリム1世)のようだわ。」といって去っていく。
部屋の外へ出るとすぐイブラヒムの品々が運び出されるのを見て倒れるハティジェだった。
しばらくして立ち上がると急に「ヒュッレーーーム、ヒュッレーーーーム」と叫ぶハティジェ。
ヒュッレムへの憎悪でハティジェは何とか生を保っていた。そして2人は対面する。

フランスの大使はイブラヒムの死が自分たちに不利になると危惧している。
招集されたパシャたちはイブラヒムの死を伝えられ、大宰相にアヤスパシャが任命される。イタリア遠征の準備は続けよとも命じられる。

マトラークチュはイブラヒムとニギャールの子・エスマーヌールの元へ行く。
エスマーヌールをどこかへ連れて行くようだ。

ハティジェは悲しみにくれるが子供たちが唯一の救いだ。彼らを抱き泣きながら悲しみをこらえようとしている。

マニサでは以前イブラヒムを奴隷として買い優しく育てていた農場の主人がイブラヒムにとムスタファに渡した船を見て、イブラヒムを悼むムスタファの姿があった。ムスタファは最大の後ろ盾を失った。

スレイマンの友でもあり同行者でもありヴァイオリンの上手に奏でるイブラヒムは土の中だ。二度とイブラヒムのヴァイオリンの音色を聞くこともない。同じ壮大な夢を語り合ったスレイマンの愛するイブラヒムはもうこの世にはいない。
ハティジェが自殺?
真夜中ハティジェはバルコニーにふらふらと出ていく。とそこにはイブラヒムが立っていた。幻と話すハティジェ。だが途中で彼は消えてしまう。ハティジェは苦しさのあまりバルコニーのヘリに上る。そして飛び降りようとするところに、彼女を止める2本の腕が・・・
シャースルタンだった。ハティジェを助けたシャースルタンは必ずヒュッレムに復讐するからとハティジェの前で誓う。

ヒュッレムはリュステムを宰相としてイスタンブルに呼び戻すようにアヤスパシャに言う。アヤスパシャは乗る気ではなかったが、弱みを握られているのでしかたなくスレイマンに推薦する。
イブラヒムの半生
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