新・オスマン帝国外伝~影の女帝 キョセム~ 5話後半 あらすじ アナスタシアの複雑な気持ち

イエニチェリの訓練所では朝早くから、みんながレスリングや剣の使い方の練習に熱心だ。入隊したての者たちは、朝起こされる。一人ハサンが目を覚ませなかった。すると水をぶっかけられる。驚いて起きるハサン。 エスケンデルはその部屋の長に任命され、これからはみんなを起こす係になった。
 
支度をして新兵たちは見学する。にわにでると長が「一番大切な訓練から始めるぞ」と言い、みんなを率いて台所に入る。新兵たちは剣の使い方でも教えてもられるかと期待していたが、彼らの初の訓練は玉ねぎをむくことだった。不平を言った者もいるが、イェニチェリの訓練は料理作りから始まるのだった。
 
台所には大きなんハジ ベクタシィ ヴェリーHaji Bektash Veli ーから贈られたという大きな鍋が飾られていた。

一方イスタンブルの宮殿では
アフメトがベッドから起き上がり、バルコニーに出て遠くを眺める。それに気づいたマフフィルズも立ち上がり、広い布のかかった絵を見つける。中をのぞくとそこにはアナスタスィアの絵があった。 

それを見たアフメトは気分を害し彼女に出ていくように言う。アフメトの心はアナスタスィアへ思いでいっぱいだったのだ。

彼女は夜中に女奴隷たちの部屋へ戻り、泣き続けた。それをアナスタスィアは複雑な気持ちで見ていた。

翌朝ジェンネトがみんなを起こしに来るとマフフィルズはジェンネトにお祝いの食べ物をみんなに配るように言うと、ジェンネトは「調子に乗らないように」と答える。
その日のことだった。

マフフィルズが一人部屋に移る準備をしている。向かいに座っていたアナスタスィアに「ちょっと来て運ぶのを手伝うように」と言うと彼女は断る。
 
するとマフフィルズは彼女にさらに強要したが、アナスタスィアは手伝わないと断固主張した。言い合いになるうちにアナスタスィアは皇帝が無慈悲で弟を捕まえたので好きではないといってしまう。次の瞬間、彼女の頬に平手が飛んできた。こうして2人は取っ組み合いのけんかを始める。

止めに入った女官と宦官たち。二人はハンダン・スルタンの前に連れていかれる。マフフィルズの言い訳にアフメトの母は耳を傾ける。

そしてアナスタスィアは皇帝を侮辱したという罪で彼女は暗いろうに入れられてしまう。
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