オスマン帝国外伝シーズン4あらすじ 90話 E138中編 バヤジトがイランの王タフマースブに捕らえられる
イランにいたバヤジトたちは、にげ出そうとしたがタフマースブに捕まる。
イスタンブルではスレイマンを気遣うギュルフェム。だがスレイマンの体調はあまりよくない。
足の手当てをするギュルフェム。彼女はヒュッレムの遺言をまもっている。そのギュルフェムが
自分の息子をなくした後、すべての子供たちを自分の子供と思って育ててきました。
ムスタファもバヤズィトもそうです。
彼は小さいときからやんちゃでしたが、心はいつも清らかでした。
人をうらやましがることも、恨むことをしなかったので、悪意をもつことはありませんでした。
彼が行ったことはもちろん良いとは言えません。
罰を与えるのは正しいでしょう。
しかしながらそれは死ではありません。
けっしてそうではありません。
もともとバヤズィトにとってイランにいることほど大きな罰はないでしょう。
彼が最もこれを嫌っていることは確かです。
皇帝様、あなたに心から懇願いたします。どうか彼にご慈悲を・・・」
このようにギュルフェムは慈悲をスレイマンから願う。ギュルフェムはもはやバヤズィトの母親代わりだった。その母の思いはスレイマンに聞き届けられるのだろうか
イランでは捕らえられたバヤズィトと妻、デフネ、子供たち、フセイン、そしてロクマンアーがタフマースブに呼ばれやってくる。
このようにギュルフェムは慈悲をスレイマンから願う。ギュルフェムはもはやバヤズィトの母親代わりだった。その母の思いはスレイマンに聞き届けられるのだろうか
イランでは捕らえられたバヤズィトと妻、デフネ、子供たち、フセイン、そしてロクマンアーがタフマースブに呼ばれやってくる。
タフマースブが食事に呼んだのだった。
タフマースブが口にものを入れるが、お客であるバヤジト達は一口も食べていない。
バヤズィトは汚い交渉のことを知っている。
「食事に招待し、私の目を見ながら嘘をつき私を卑しめることはやめてくれ」という。
タフマースブはどきっとして唾をのみ
タフマースブはどきっとして唾をのみ
「あなたとしたしくなりたいと思います。 イスタンブルからしらせがあります。リュステムパシャが亡くなりました」
と話す。そして
「バヤジト皇子は勇敢で率直なのはよくわかっています。戦争での雄々しいすがたもみんなが語っている。出来ればあなたが私の考えを受け入れて下さり、スレイマンに対し一緒に戦えたらよかったのですが」
「バヤジト皇子は勇敢で率直なのはよくわかっています。戦争での雄々しいすがたもみんなが語っている。出来ればあなたが私の考えを受け入れて下さり、スレイマンに対し一緒に戦えたらよかったのですが」
といった次の瞬間、
タフマースブの部下がみんなに襲い掛かる。
ロクマンアーとフセインはあっという間に斬られなくなった。
バヤジトは反射的にタフマースブの首にナイフを突きつける。
するとタフマースブは
「もし私に手をかけたなら、あなたの目の前でみんなが死ぬだろう」
というとバヤジトはナイフを放す。
次の瞬間バヤジトは頭をたたかれ気絶する。
真っ暗闇の中でバヤジトは目が覚める。
バヤジトは牢に入れられたのだ。気が付くとそばには子供たちがいない。子供たちの名を叫ぶバヤジト。泣き崩れるバジト・・
バヤジトは牢に入れられたのだ。気が付くとそばには子供たちがいない。子供たちの名を叫ぶバヤジト。泣き崩れるバジト・・
すると
「ババ」
という声が聞こえた。
子供たちとなりのろうに入れられていた。
バヤジトは
「アブドゥッラー 息子よ大丈夫か?お兄さんたちはそばにいるのか?」
と牢屋越しにたずねると
と牢屋越しにたずねると
「私は一緒です。私たちは大丈夫です、皇子さま」
「みんな殺されました、ロクマンアー、フセイン・・」
バヤジト:「デフネは」
子供:「知りません、連れていかれました」
子供:「私たちも殺されますか、お父さん」
バヤジト:「いいや、私たちは世界を支配している者の家族だ。我々をころすことはできない。必ずここからでるぞ」
子供:「知りません、連れていかれました」
子供:「私たちも殺されますか、お父さん」
バヤジト:「いいや、私たちは世界を支配している者の家族だ。我々をころすことはできない。必ずここからでるぞ」
と言って手を伸ばすバヤジトだが、子供たちには彼の手は届かない。
ところでデフネはどこへいったのだろうか?(デフネは死んじゃったの?)
タフマースブは スレイマンの使者と会見する。
「スレイマン大帝のお望み通り、バヤジトの兵士たちはみな亡くなりました」
と言うと、使者は金を差し出す。「
残りはバヤジトがイスタンブルについたから渡す」
と伝えるが、タフマースブは
「誰がこれを受け入れるといいましたか」
「どういういみですか」
「どういういみですか」
と使者は驚く 。
「条件は変わったのです、パシャ。バヤジトが欲しければ、バグダッドを私は望みます。受け入れられないのなら皇子をお忘れください」
「シャー様、あなたがおっしゃったことはスレイマン皇帝との約束を破ったことになりますぞ。破滅に急がないでください」
というとタフマースブは激怒し
「あなたの向かいにはイランの王がいるのだぞ、私は約束を破らない。最後の約束を言っているだけだ」
「皇帝に手紙を書いて尋ねなければなりません。ただ皇帝はご自身でこられバグダッドを手に入れるということもできますぞ」
と使者は言う。
「そんな日はもう過ぎたぞ、スルタンスレイマンは馬に乗ることもできない」
と答える。
その後スレイマンの使者がバヤジトに会いに来る。
と答える。
その後スレイマンの使者がバヤジトに会いに来る。
「とても残念です。私の来た目的はは皇子とお子様たちを連れてここから出ていくことでしたが・・・」
するとバヤジトは
「デフネはどこか」
と尋ねる 。何よりもデフネのことが気がかりだったのだ。
デフネを無事アマスィヤに送ったと伝える。そして使者は
「スレイマン大はは必ずここから出してくれますから、心を強くお持ちください、希望を捨てないでください。あなたはスレイマン大帝の慈悲を信じていらっしゃらないようですが、彼の心にはあなたに対するご慈愛があることを感じています」
と励ますがバヤジトはスレイマンと共にムスタファ兄やイブラヒムのことを思い出し、スレイマンが助けてくれくれるかどうかはわからないと思った。
スレイマンはギュルフェム妃の願いを聞いてバヤジトたちを助けるだろうか?