オスマン帝国外伝シーズン4 82話 E135後半 リュステムがグラシアと・・・

ミフリマーフはもうすぐ出産を迎え不安でたまらない。そのミフリマーフは体調が悪くなる。
なぜならリュステムが家を留守がちにしていた。ユダヤ人の商人の元へかよっているのだ。

それをみたスンビュルは心配し、ヒュッレムなき後ミフリマーフに付き添うことにした。それからスンビュルはミフリマーフがサライを去るまでずっとミフリマーフに忠誠をつくした。

商人の家では商人はこれからはセリムの時代だとリュステムにほのめかす。
そこへリュステムに知らせがはいる。
よい知らせだった。

息子が生まれたのだ。
急いで帰るリュステム。
のこされた商人は悩んでいる。

ミイラ取りがミイラになってしまったようだ。
彼女は最初はわなを仕掛けるために彼に近づいたが、今はどうもリュステムが好きになってしまったらしい。

それを知ったセリムに仲を取り持ってもらおうと彼女は多くの贈り物をした。甥のユースフがいさめるが、商人グラシアは耳を貸さない。

スレイマンはうたたねをしていたようだ。
すると誰かが部屋に入ってくる。ギュルフェムだった。
ミフリマーフの息子無事生まれたことを伝えるが、スレイマンの表情は硬い。

バヤズィトがミフリマーフに

「おめでとう」

を言う来ると、そこにはリュステムがいなかった。

「どこにいるのか」

と尋ねる彼にミフリマーフは

「わからないわ」

と、半ば呆れたような半ばあきらめたような口調で答えた。バヤズィトはミフリマーフのようすがおかしいことに気づく。セリムもお祝いにやってくる。そこで
ミフリマーフは

「母のとの約束通り戦いはしないように」

と2人に忠告する。

しばらくして
スレイマンがミフリマーフの元を訪ねる。元気のないスレイマンだったがミフリマーフを気遣う。
そして赤ちゃんにオスマンとつける。
その時そこにはミフリマーフとアイシェとスンビュルがいた。

昔は名を付けるときに大勢が集まって来たのだが、なんともさみしい命名式だった。
そこへ間が悪くリュステムが帰ってくる。

みんなが帰った後ミフリマーフはリュステムを問い詰めるがリュステムも言い返す。確かにリュステムの言い分もわかるような気がするが・・・

リュステムは考えている。
そこへセリムがやってくる。そしてリュステムに

「世界が変わった。新しい世界のどこにいたいのか。商人に耳を貸すように」

と言う。そして
セリムが

「バヤズィトが女性の衣装を入れて私に送った箱と手紙を持っている」

と伝えると、リュステムはセリムに傾いていった。この箱をスレイマンに渡せばまたバヤズィトはスレイマンの怒りを買うことをセリムは知っていた。

「バヤズィトにつけば、すべてを失うだろう。勝者につけ」

と説得しているところへバヤズィトが来る。
居心地の悪いリュステムに、バヤズィトは

「ミフリマーフを悲しませないように」と語る。

バヤズィトはミフリマーフの心配をしている場合ではなかった。今リュステムは裏切ろうかどうか迷っているところだったのだ。

次の日スレイマンのところにセリムがやってくる。
リュステムもいた。
そして例の箱を見せると、バヤズィトがよばれる。

バヤズィトはミフリマーフが送った金をセリムが横取りしたことや自分を毒殺しようとしたことを話し、証人としてララを呼ぶが、ララも裏切り、うその証言をする。

スレイマンはバヤズィトを信じず、調べることもしなかった。
この時バヤズィットは完全にスレイマンの信頼を失った。

スレイマンは

「なんということだ、お互いをそんな目で見ているとは・・・
私は敵にさえそのようにみたことはなかったぞ」

と怒鳴り2人を部屋から追い出す。
よく

「真実は勝つ」

と言うが、そんなことはめったにないことなのだろう。

私たちはドラマを観ていたのでバヤズィトが正しいことを知っている。もう少し冷静に調べることはスレイマンにはできなかったのだろうか?

2人のことを聞いたミフリマーフは慌てる。
産後で体調もまだ整っていなかったが彼女は

「公正な判ご断を」

とスレイマンに懇願する。
スレイマンは悩んでいたが、裁判をしなかった。
ララのうらぎりはバヤズィトを窮地に立たせた。

一方商人のグラシアが
「至急来て」とリュステムを呼ぶ。
そこにはセリムが待っていた。彼は味方に付くようにと脅す。

「バヤズィトを遠くのサンジャクに左遷するように皇帝に推薦しろ」

と言う。
リュステムはヒュッレムとの約束を思いだしていたが、彼はセリムかヒュッレムかどちらの言うことを聞くのだろうか。

次の日、皇子たちはスレイマンに呼ばれる。スレイマンはバヤズィトに

アマスィヤに行くように」

と命じる。
わあ、あのアマスィヤだ。昔ムスタファが許可なく敵の大使に会ったことが理由でムスタファが行かされたところもアマスィヤだった。

とこころがバヤズィトは皇帝の命に従わずキュタフヤに戻った。

これは反逆と取られても仕方がない行動だった。

もう誰も故ヒュッレムの言うことは聞かなかった。
この世にいないということはこういうことなのだろう。
ヒュッレムの存在がいかに大きかったかが今わかる。

彼女がこの家族を壊れないようにと何とか支えていたのだ。
ヒュッレムの死後、このように息子たちとヒュッレムとの約束は守られなかった。

スレイマンもつらすぎるだろう、
最愛の妻に逝かれ、残った2人の息子たちがこのような状態なのだから。

スレイマンはヒュッレムを思い出しながら、

「色があった、声・歌があった。瞳に星が見えていた。だが今は全く色がない

とスレイマンはつぶやいた。

そうなのだ、ヒュッレムは色であり声であり、瞳の中に輝く星だったのだ。その彼女のいない宮殿は色のない味気のないさみしいあばらやと化したのだった。

(宮殿と言う華やかな場所が色をつくりだすのではなく、人が場所に色をそめていくのだなあ)
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