新・オスマン帝国外伝~影の女帝 キョセム~ シーズン1の1話 スルタン‥アフメト誕生!

かわいい小さな子供が窓から外を眺めている。「」の中はアフメトのナレート。

「私はアフメト スルタン、メフメトとハンダン・スルタンの息子。スルタン・スレイマンのご逝去後24年たってこの世に生まれたアフメトでだ。マニサで多くの愛情と平和と静けさの中で子供時代の5年間を過ごした。
 
それから全世界の首都、イスタンブルに私を連れてきた。
 
父上が皇位につき、世界の統治者となったからだ。

祝福の日だと思った。しかし喜びは束の間、父上は我々を正義の塔に上らせるよう命じた。」

 
そこで兄と二人で正義の塔にのぼるアフメト。彼のナレートは続く。

「はなしに聞いた王子たちの幸せなんてまっかな嘘だった。
私たちは皇位につくかあるいは殺されるかだった。
その日まで私たちは痛みと悲しみと今日の中で生きるのだった。」

皇太子は正義の塔から外を眺めると、下には列を組んだ棺の数々が運ばれていくのが見えた。
 
「ある皇子が皇位につくと、皇位を脅かさないようにとほかの皇子たちの命を取るとのことだ。」
 
それを見て凍り付いたのはアフメトだけではなかった。
アフメトの兄もそこでその様子を見ていた。なんとも悲惨な光景だった。
 ほかでもない、彼らの叔父たちがの棺なのだから。
「規則できまっているとのことだ」

アフメトは兄に走り寄ろうとするが、この規則を知り怖くてあとさずりする。すると兄は彼を抱きしめた。

「わかったことはどんな規則でも純粋な心からの愛に対しては何もできないということだ。」 (兄の愛をアフメトは感じた)

そして兄は「私はあなたに誓う。もしもいつか皇位についてたしても、決して父上のようになならない。決したあなたの命を取ることはしない」とアフメトにいう。

「その時、私は逃げ去りたかった・・・
だが父上のしていることをみようとした。人々が望んでいることはこれなのだと心に刻むために・・・
海の上で漂う船のような19の棺を・・
私はそれを決して忘れることができない」

シーンは時が少したち、大きくなったアフメトと兄の2人が木刀で遊んでいる。だがナレートは続く

「けれども兄マフムトは忘れたようだ。ハレムの壁の冷たい壁の中で窮屈な思いをしていた。彼は目には見えない秘密の場所に私を呼んだ。忘却の庭に・・・

「私たちはそこでのみ、私たちを待っている将来と過去の悲しみを忘れることができた。」

このナレートの時には、すでにアフメトとマフムトは青年になっていた。
そして
「今日兄上は父上と話したそうだ。ジャラールの反乱を鎮圧するために軍隊が欲しいいと」 

アフメトは言う

お兄さん、なんてことをしたのですか」

「一瞬にして私の心には強い恐怖が入り込んだ。父上が彼を殺すのではないかと怖かったのだ。 」

兄は

「彼はするかい」

「する」

「19人の弟たち殺すものが、息子たちを殺さないということがあるだろうか。それに宮殿ではゴシップが終わることはない。
兄上の母上が占い師を訪れ、息子のマフムトを皇位につけるためにムスカ(まじないも文字)を書かせたと噂している。

その時兄上の目はガゼルの目のように悲しみに満ちていた。

苗木のように頭を垂れていた。

知るよしもなかった、この時が最後の分けれになるなんてことを・・・」
 
そして兄は庭から出て行った。

「その夜何か胸騒ぎを覚えた。まるで長い悪夢ををているかのようだった。
暗闇の中でアズライールアレイセラムの息を感じた。
アーたちは慌ててあちらこちらを動き回っていた。
その一人の手にはロープが・・・

驚いて「兄上」と言ってロープを持った男を追いかけるアフメト。

「私の父 メフメト皇帝は山のような兄の命を奪った。
燃えろこの世なんて燃えてしまえ。

私はアフメト。

その時私はわかったのだ。

悲しみの中で最も大きな痛みは兄弟を失った痛みであると・・・」 

「地獄のような場所で3か月が過ぎた。
新鮮な雨、美しい春、緑の葉は終わった。
光は消えた・・・」

私はサフエ母后が彼女の部屋に私を呼ぶまで、二度と幸せにはなれないとかんじていた。
サフィイェ母后は私のためにとても悲しんだようだ。
私を少しでも笑わせたいと思ったそうだ。それで彼女は世界中からプレゼントをあつめた。」

その中にいちまいの肖像画があった。彼がそれを見たとき

「その時、暗闇の中で 一筋の光を見出した。」彼は微笑んだ。

そして引き付けられるようにその絵に向かいそれを取り出す。

「この世でいちばん美しいものにあったと感じた。
あたかも無垢な好奇心の強い目で私を見つけているかのようだった。
彼女は私の心の奥底まで入り込んでしまった。
多くの悲しみの日々を過ごした後に私ははじめて幸せを感じた。
そして名前を訪ねた。
名前はアナスタシアと言うそうだ。」

「アナスタシア! それから何日も何年も過ぎた。

彼女がすごく美しかったかどうかわからない。

もしかしたらもっと美しいものがこの世にあるのかもしれない。

でもそんなことは構わない。

絵の中のこの少女より美しいものはないと感じた。

その中には人生の終わりまで必要なことが3つある、

見たときに心を穏やかにする静けさ、
悲しみをわすれさせるもの、
そして誰も、何も気づ付けない無垢さだ。 」

「そしてその夜夢を見た。私の心の中に根が生え、そこから目が出て木になり、空高くそびえたつ。もしこれが神からのしらせなのなら、私は死に、土にかえることだろう。」

そこで彼は目覚める。 

彼はおびえていた。いつ父が自分の命を奪うかと・・・

起きてから彼はナレートを続ける。

「だが真実は別のところにある。
神は私に違うものをっ指示している」

と立ち上がると、誰かがやってくる。
 
ここで長い長いナレーションは終わった。 これから先の「」は普通の会話です。

「皇子さま、」

宦官が声をかけるとアフメトはびっくりする。

「あなたを皇帝の私室へ連れてくるように言われました。」と言う。

「皇帝はこんな夜中になぜ私に会いたいのですか?わななのかい?父上は私をころすのだ

」と言うとスンビュルよりも冷たそうな宦官が頭を下げる。

スンビュルの服と似ている。お~~~い、スンビュル!スンビュルのがいい感じだな。彼がなつかしい。〉 

緊張して部屋に向かうアフメト。

部屋の前で

「主よお助けください。あなたの無限の御力で私をお助けください。」

と祈り中へ入る。

中の者にバルコニーに導かれるとそこにサフィイェ母后がいた。(

模様は違うがスレイマンがいたバルコニーと似ている。 )

彼女は

「私のアフメトよ、私の孫よ、悲しいことにあなたの御父上メフメト皇帝はこの世を去り、来世へ逝きました。」
 
アフメトではなく父メフメトが亡くなったのだ。

「日が昇るわ。これからあなたはこのオスマン帝国の皇帝です。」

言うと、皆が一斉に彼に会釈する。

「私はスルタンアフメトだ。全く思いも浮かばなかったのに皇位についてしまった」

そしてここからようやくいるもの音楽が始まった。

なんと長いプロローグだろう。

(でも1590年から1603年までを10分足らずで伝えたのだから長いとは言えないかもしれない。)

1603年ケファロニア島では

少女たちが葡萄酒を作るためにはだしでブドウを踏んでいる。みんな歌いながら楽しそうだ。

老婆が「アナスタスィア、これを運んで何をしてるの?」とその一人に話しかける。そうなのだこの少女が『新・オスマン帝国外伝 キョセン』の主人公、アナスタシアだった。

外では葡萄酒づくりの作業場の隙間から彼女たちをのぞいている男の子がいた。アナスタシアは彼にものを投げつけ、そしてはだしのまま追いかけ捕まえる。

それを見ていた母は

「この状態は何なの?」と彼女を叱る。

「あなたに何度も忠告したわよね、けんかしないでと」

「おかあさん」と彼女は言いうと

「あなたへの罰よ」

「えっ?」
「すぐに部屋に行きハンドクラフトをおえなさい」

という。

部屋に向かう途中馬を見つけるすると馬に飛び乗り走り出した。

母の言うことを聞かないかなりおてんばな娘だ。

彼女は気持ちよさそうに馬を走らせる。

そして海の見えるところにきてきれいな息をすう。

幸せそうだった。

ある日オリーブの木の下で子羊を抱え彼女が楽しそうに歌っていると父親がやってきて、彼女に声をかける。

「2,3週間ベニスへいくつもりだ」

というと

「なぜ私はヴェニスへあなたと一緒に行けないの、ぱぱ。」

と尋ねる。

「ここでは君が必要なんだよ、妹たちお母さんそしてしごとがあるだろう」と答えると悲しそうな顔になるアナスタシア。

父は話を変えて「以前このオリーブの木の話をしたことがあったかい?」と尋ねる。

「ええ100回以上もね、」

「それでは今はサヨナラらを言うね」と笑顔で話す感じの良いお父さん。

抱き合い

「気を付けるようにね」と言い終わった直後、鐘がけたたましくなりだす。

これは非常事態の時のしるしだった。走り出し海を見ると船着き場に船が3隻入港していた。

降りてくるのはオスマン軍だった。みんなは急いで家の中へ逃げ出す。アナスタスィヤの家に彼らはやってきた。

「あなた方は誰ですか。何をお望みですか」と尋ねる父親。

「心配しないで。よいこ世のために来たんだ」と言い部屋中探し始める。何かを探している様子だったがお目当てのものは見つからな開様子だった
「娘はどこにいるか?アナスタスシアはどこだ?」と父親の襟をつかむと

「ここにいはいない、彼女をおくりだした。先週ヴェニスに送った。」

と父はいうが兵士は地下貯蔵庫に気が付く。

ふたを開けるとそこには彼女がいた。

アナスタスィアはこうして見つかり、女兵士に担がれ連れていかれた。

追いかける家族たち。

かわいそうなアナスタシア!

家族と離れ離れになってしまった。

父親が

「どこへ連れて行くのですか?」と叫ぶと

「世界の中心とだよ」と言い、金の入った袋を投げ渡す。


イスタンブルでは、

皇帝就任式が行われようとしている。スルタン・アフメトの家族たちが勢ぞろいしたようだ。

空席の玉座をみながら宰相たちが話をしている。

「スルタンは若すぎる。兄マフムトの死後、彼は56日間生きることはできないだろうと言われていた。だが亡くなったのは皇帝だった。」

「こんな風に皇位につくのはありなのですか、わからないのですか。

とても若いものが皇帝の座に就くのを・・・

まだスンネットもしていないというのに」

とみんなは口々に言う。アフメトにあまり好意的ではないようだ。

アフメトは準備を始める。すると弟のムスタファがちょこちょこし倒れてしまう。抱き上げる母親のハリメにムスタファは

「お兄ちゃんと遊んでたんだよ」

というと、サフィイェ母后が

「兄ではない、これからは皇帝様だ」

というと、みんなの顔色が一気に変わった。
アフメトの顔もひきつった。

アフメトの母親が弟の命を取らないと混乱するといった時のことを思い出したからだ。

嗚呼!

歴史は繰り返すのだろうか。また皇帝の弟の棺が担がれるのだろうか?
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