オスマン帝国外伝シーズン4あらすじ  86話、87話 E137中編  バヤジトに反乱を起こすように勧めるタフマースブ

86話
バヤジトがアマスヤを出発してからどのくらい時が過ぎたのだろうか?
今バヤジト一行はアナトリアの東・エルズルムに到着した。

イスタンブルでは一方ヒュッレムとの約束を破ったことを気にかけて多くの寄付をリュステムはしていた。

そのリュステムがバヤジトの将来はないと、彼を見限り、スレイマンのお触書をの手紙を国中のサンジャクのトップにおくるよう命じる。

「バヤズィットが反乱し、逃げているので彼を捕まえるように、もし命令に背向けば君侯たちも同罪で、罰は死罪に値する」

という内容だった。
スレイマンは完全にセリムの側に立った。

心配するミフリマーフ(ペリン・カラハンさんが演じてます)とギュルフェム。
ヒュッレムなき後ミフリマーフしかスレイマンの気持ちを変えることはできないとギュルフェムは言う。
ミフリマーフの責任は重い。リュステムもバヤジトから去り、セリムもソコルルもララもみなバヤスィトの敵だった。

そんな四面楚歌のバヤジトは今もなお追われていた。
おわれ、おわれてエルズルムにまでやってきたわけだった。

エルズルムのベイレルベイももちろんスレイマンからのお触書を受けとっていた。だが彼はバヤジトに忠誠を尽くすと誓い、彼を逃がす。

「以前無実のムスタファ皇子を失った、2度と同じ間違いを犯したくない」

と彼は思ったのだ。

今回ムスタファとは違いバヤジトは実際にセリムに攻め込んだのだから反乱を起こしたと認められても仕方がなかったのだが、それでも彼はバヤジト側についた。

一方シバスにいるセリムの軍にもスレイマンの意向が届く。
そしてバヤジトがアマスヤから出発したことも伝わった。

彼に仕えるのはソコルルと元バヤジトの忠臣だったララだ。
彼らはバヤジトがエルズルムにいるという情報を受け取ると、さっそくそこへ向かった。

セリムはエルズルムのトップがバヤジトを捕まえて、自分を待っていると思っていた。なんといってもスレイマンの命令が出ているのだから。

ところがエルズルムについたセリムは全く逆の対応を受けることになる。
トップがバヤズィトの正当性を面と向かってセリムに伝え始めるとセリムはこらえきれず彼をナイフで刺してしまう。

わあ、セリムもおそろしくなったものだ!
こうしてエルズルムはセリムの側に落ちた。

エルズルムからさらに西へ逃げていくバヤズィト達。その先はもうオスマンの地ではない。

そこはイランのタフマースブが治める地だった。バヤズジトには後がない。彼らはどこへむかえばいいというのだろうか?
87話
森の中道で休んでいると、向こうから馬に乗った一団がやってくる。刀を抜いて警戒するバヤジトたち。だが彼らは戦う様子がなかった。戦闘で馬に乗っていたのはタフマースブの命で政府の高官だった。
バヤジトは

「カルスに向かうつもりだが間違ってイランの地に入ってしまった」

と話し、
「戦うつもりがない」

と伝えたのだ。
高官は

「あなたのことについて情報があります。カルスも安全でははありません。タフマースブはあなたをよい意図でイランへ招待しています」

という。

こうしてバヤズィトはイランと向かった。

タフマースブはバヤズィト達を丁寧に歓待する。

「スルタンスレイマンに最もよく似ている皇子はあなただと聞きていましたが、確かにその通りですね。彼(すれいまん)と戦うためには勇気が必要です」

というと、

「私はスレイマンに反乱を起こさなかったし、起こさない。これは不可能だ。誰も彼にはむかうことできない。セリムに私は戦いを挑んだだけだ」
「Ben Sultan Slaymana İsyan etmedim . Etmem. Zaten Bu mümkün değil.」
とバヤスィトはいう。
タフマースブはため息をつき

「その話をするにはたっぷり時間があるといい宮殿でよい待遇を受けるでしょう」と彼は答えた。

このにニュースがスレイマンの耳に入ると彼は激怒する。
なんせ敵に保護を息子が求めたのだから。
リュステムはその怒りを感じ、ミフリマーフに

「もうバヤズィットは助からない」

と伝えるが、ミヒリマーフはかすかな希望でも捨ててはいなかった。

バヤズィトとタフマースブは話している。

「なぜ優待してくれたのか」

ときくと、タフマースブは自分の弟のことについて話し始める。
バヤズィトは

「復讐のために私を捕まえたのか」

というと、タフマースブは

「一時の怒りや復讐心に左右されることなく、国の利益を一番に考えるのが統治者だ」

と答える。

「では私がここにいることに何の利益があるのか」

とバヤズィトは率直に聞き返す。

「あなたの戦いはセリム皇子に対してだけだとおっしゃいましたね。私はあなたを信じますが、スレイマンにとってはそうではありません。勅令を出しました。そのためにあなたはいまわたしの土地にいるのでしょう?」

「皇帝は真実を知り、私を許してくださるだろう」

というと大笑いして、ジェムスルタンのことを話し出す。ジェムスルタンはっ法王に助けを求めたが、オスマン帝国側は金で彼を売ったこと、そしてジェムスルタンは最後は毒殺された。

それを思い出させると バヤスィトは苦笑いをする。

そして本題に入るタフマースブ。そうなのだ、彼はバヤズィトの側にいるといいながらスレイマンと戦わせようとしていたのだ。

だがバヤズィトは
「反乱を起こしたのではない、時が来ればまた自分の土地に戻る」

と強気で答える。タフマースブはそれでもスレイマンに反旗を翻すようにそそのかすが、バヤズィットは断固として受け入れなかった。
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