フーリジハンとヌールバーヌー どちらが勝つ? オスマン帝国外伝シーズン4 63話ハイライト
息子ムラトの割礼の祝いの日
カザンフェルがジャンフェダーに「ヌールバーヌー皇子妃様にすぐにお会いしなければなりません」と言った。
「気でも狂ったの? お祝いの会に参加しているのにどうやってあえるというの!」
だがジャザフェルは 「(大切なことなので)伝えないわけにはいかないのです。言われたとしなさい」と答えた。
するとジャンフェダーはわかったとうなずきヌールバーヌーに知らせた。その様子を見ていたものがいた。フーリジハンだ。
いまフーリジハンが帝都にいるのはヌールバーヌーの罠によってだった。このことでバヤジトはスレイマンからおしかりを受け、皇位継承問題で不利になったのだ。そのため今二人の仲はとても悪い。
でもカザンフェルの話とは何だろう?そんなに急用ってまたヌールバーヌーが何か罠を仕掛けたんだろうか?
そのころヌールバーヌーは祝いの会を抜けてかカザンフェルの待つ庭へ行った。
「フーリジハンさまは占い師のところへ行きました。あなたに何かまじないをかけるかもしれません。どうかお気を付けください」とカザンフェルは伝えた。
「そのために呼んだのですか?これで最後にして、二度と 大したようじでもないのに私を呼び出さないで」と言って、おこった。
去ろうとしたヌールバーヌーをカザンェルは呼び止めて
「もうひとつお話があります。と言って「指輪をわたした」。
「気が違ったの?! この罰は死よ!」とヌールバーヌーは激怒した。だがその様子を見ていたものがいる。
フーリジハンだ!
彼女は誤解したヌールバーヌーはセリム一筋だ。カザンフェルの一方的な行き過ぎた行いだった。でも遠くから見たらだれでも誤解するような光景だった。
フーリジハンに気が付いたヌールバーヌーは彼女の後を追いかけながら言い訳をした。
「どうかお話を聞いてください皇女様」とヌールバーヌーにしてはかなり丁寧な口調で話しかけた。だがフーリジハンは
「私に触らないで、恥を知りなさい。不貞者!」
というと、「どうか言わないでください。私たちの間にはなにもありません、彼が度を越えたので、それ相応の答えをかえしました」
するとフーリジハンは
「私はすべてをみたわ。子供の割礼式の会で、庭の隅であいびきしているのですね。すべてを見たわ」
というと、ヌールバーヌーは
「いいえ決してありえません。ありえることですか?」
といった。フーリジハンは
「みんながこの破廉恥な行動を知るべきだわ」
と言って行こうとすると、ヌールバーヌーは彼女をひき止め懇願した。
「お願いです。私の命がとられます。私のこと考えないのなら、そうか私の子供たちのことをお考え下さい。私の立場をあなたの立場に置きかえて考えて見てください」といいながら頼んだ。
わあ、やっちゃった。ヌールバーヌーは絶対フーリジハンに行ってはいけないことを言ってしまった。
「残念だわヌールバーヌー、忘れたの!私には子供がいないのよ!」
と答えた。
「私はあなたの立場に置くことはできないわ」と続けた。
するとヌールバーヌーは急に態度を変えて
「うらやましいからこんな態度をとるのね」と耳にささやいた。(いやな奴!)
ヤバ!嫌な人と思ったのは私たちだけでなかった。フーリジハンもだった。
次の瞬間フーリジハンが平手打ちをくらわした。
それからヌールバーヌー反撃が始まった。そしてどうしても言うことを聞かないと思ったヌールバーヌーは近くにあった金棒で彼女の頭を叩きつけた。
フーリジハンは床に倒れた。