ヒュッレムはついにどちらの息子を皇位につけるか決断する。オスマン帝国外伝シーズン4 64話ハイライト

 ムラトのスンネットが帝都で行われた。有頂天になっているヌールバーヌだが、フーリジハンやヒュッレムそしてミフリマーフはあまり浮かれてはいなかった。

バヤジトは甥のムラトを見舞い、

「すばらしい、あなたが長生きできますように」と祈りの言葉を彼に言った。少し前は帝都でスンネットをすることを快く思っていなかったが、いざこうしてスンネットが無事住んだ甥を前にするとバヤジトもうれしくなったのだ。

2人は昔の話を始めた。そこへヒュッレムがやってきた。

「お大事に」というとムラトは

「とても痛かったです、皇帝妃様」と答えた。確かにスンネットはいたい。痛み止めを飲んでも痛みがなかなか治まらないことがあるし、熱が出ることもある。しばらくは歩けないので子供たちは、これで大人への一歩が始まるといわれても痛みは和らぐことはない。

ムラトのその言葉にヒュッレムは笑った。久しぶりの笑顔だった。だが次の瞬間、ジスレイマンンとジハンギルの姿を 思い出し、顔が曇った。

スレイマンは「ジハンギル、あなたは全く怖がらなかったそうだね」といっていたのだ。ジハンギルは確かに我慢強かった。

そこへスレイマンがやってきて、ムラトに刀を贈った。そしてスレイマンは

夜中に夢を見たのだ。 皇帝様と言う声で夜中に目を覚ます夢だった。起きあがってみたが何も見えない。

丸い光があたりを覆った。皇帝様とまた声がしたので、そちらを見るとムラトだった。玉座にムラトが座って、微笑んでいたのが見えた」

と言ったのだ。それを聞いたセリムはよろこびバヤジトとヒュッレムの顔を曇った。

次のシーンではセリムとスレイマンがバルコニーで楽しそうに話しているのをヒュッレムは下の階から見上げていた。

そこへバヤジトが入ってきた。バヤジトも二人を見上げた。

そして悲しそうな顔をした。

するとヒュッレムは

「誰が何を言おうとも誰が何をしようとも全く気にしないわ。あなたは私に息子よ。皇位にふさわしい息子よ。これからは私が死ぬまであなたの味方になるわ」

と言った。バヤジトは微笑みヒュッレムに抱きついた。ヒュッレムはついに態度を決めたようだ。

これからバヤジト・ヒュッレム チームとスレイマン・セリムチームの戦いがはじまる。

今までにない熾烈な戦いになりそうだ。軍配はどちらに?

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