ジハンギルがヒュッレムに物申す オスマン帝国外伝シーズン4 46話ハイライト

あの穏やかでジハンギルが 許可なくヒュッレムの部屋へ入って行った。

ヒュッレムはそれをとがめるが、ジハンギルは

「皇帝様に戦地から手紙が来たそうですね。リュステムはまた兄をとがめています。彼らをを扇動しているといっているのです。何か知っていることがあったら教えてください」と強い口調で言った。ジハンギルはムスタファ兄のことを心から心配していた。

「あなたには関係のないことヨ」

とミフリマーフが言うと

「貴方こそ口をはさむな、ミフリマーフ、私は母上に尋ねたのだ」と声を彼は荒げた。

するとヒュッレムは「ムスタファ兄へ続けて手紙をかいていて、スパイをしていたのにもかかわらず、私をせめようとしているのですか?」

と反対にいさめたので、ジハンギルはすこしたじろいた。ヒュッレムは

「すべて知っているのよ。いろいろと裏で工作していることをね。リュステムパシャをないがしろにしないで。陣中で兵士たちが不穏な動きをしているとして、その背後にムスタファ兄がいるとすれば、確かに大変なことですよ」

するとジハンギルは「最近数人のパシャレイスが左遷されたことを聞きました。何かがあることを知っています」

と言った。そうなのだ、ファトマ皇女とのちに結婚したアフメトパシャが彼らの集会にスパイとして出向き、ムスタファを支持する要人たちの名をスレイマンにすべて教えたのだ。そのためイスタンブルのムスタファ支持者は一掃された。そのことをジハンギルは言っている。そしてそれをさせたのは母のヒュッレムだと思っていた。

母ヒュッレムは

「部屋に戻りなさい、すべてを知ることは良いことでなないわ。しらない方がよりよいのよ」ときつい口調で言った。するとジハンギルは

「なんと残念なことでしょう、あなたにとって善きことは私にとっては善きことではありませんよ」と言って出ていった。こうしてジハンギルとの間が悪くなったヒュッレムだが、ここで今問題はミフリマーフだった。ミフリマーフはジハンギルのまっすぐさを見て動揺していた。ヒュッレムは「しっかりして、ミフリマーフ。今は悔いてる場合ではないわ。踏みだした一歩を後悔しないで、すべての人の中に動物がすんでいる。その動物は私たちにいつ逃げればよいか、いつ攻撃すればよいかをささやくのよ。私はいつもその声を聴くの。そうしなければならないのよ。それがそれがあなた方を生き残らせたのだから、それに感謝しているわ。今日でなくてもいつか私をわかる日が来るわ。ジハンギルもね・・・」

とミフリマーフに言ったのだが、ムスタファを窮地に陥れたのに一役買ったミフリマーフの心は穏やかではなかった。もし結果が処刑ともなればなおさらだ。ミフリマーフはただムスタファを左遷させるぐらいのつもりだったのだ。だがことはかなり悪い方向へ向かっていた。

ジハンギルはムスタファ兄を助けることができるのだろうか?

 

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