スレイマン皇帝は事前リュステムに約束していた? オスマン帝国外伝シーズン4
ドラマでは、ムスタファの死後、スレイマン皇帝はムスタファの死にリュステムが関与していたことを知り激怒したためリュステムは大宰相の座を追われたとなっている。
でももし本当に激怒しての決定だったのなら、リュステムの死は免れなかっただろう。現にスレイマンの義弟のフェルハト(ベイハン皇女の夫)、イブラヒム(ハティジェ皇女の夫)は殺され、ルトフィは幽閉、そしてファトマ皇女の夫カラアフメトもムスタファ死後しばらくして処刑されている。
彼は大宰相の座を解かれてイスタンブルに戻ってからも、同じ家に住み、史実では肩書はなくても彼を通さずに、政務は進まないようになっていた。死を免れただけでなく、以前と何ら変わりのない生活を続けていた。そしてカラアフメトのあとまた大宰相に復帰したのだった。
ではなぜリュステムだけが安泰だったのだろうか?
娘フリマーフの夫だったからだろうか?義兄弟よりも婿のほうがより近いからだろうか?それは違うだろう。婿よりも息子の方がより近いはずだ。
そこ浮上したのは二人の間で了解されていたことだという説だ。しばらく後にスレイマン皇帝はまたリュステムを大宰相にすると約束し、ムスタファの死の責任をリュステムに向けることによって、兵士たちの自分への非難を逃れようとしていたというのだ。
☆☆☆
皆さんはどう思われますか? スレイマン皇帝は本当にムスタファの無実を知らなかったと思いますか?それとも無実だと知ったうえで命を奪ったのでしょうか?
このことはスレイマン皇帝に尋ねてみないとわからないことですが、ドラマのようにスレイマン皇帝がリュステムたちに騙されてしてしまったことだと考えたいです。息子ムスタファ皇子の無実を知っていたけれど、自分が皇帝の座を下ろされるかもしれないという恐怖のために息子を殺めたのだたしたらかなしずぎますから・・・