ミフリマーフは何のためにアマスヤに? オスマン帝国外伝シーズン4 45話ハイライト

 1553年ミフリマーフはスレイマンの許可を得てアマスヤに向かった。名目はムスタファと仲直りすることだったが、彼女には実は別の重大な使命があった。

そうとも知らずアマスヤではマヒデブラン以外はみなミフリマーフを歓迎した。ミフリュニーサも、ムスタファの息子メフメトもまだミフリマーフには会ったことがなかったので、とても喜んだ。

ムスタファもミフリマーフと座って和やかに話をしていた。

「ここにあなたとのわだかまりを解くためにきました、お兄様、弟たちのためにあなたと敵になる必要はありません」とミフリマーフは話し始めた。ムスタファも

「私も同じように考えてるよ。意味のない争いは誰にも益をあたえないから」と答え、二人は抱き合った。だがそのときのミフリマーフの目はムスタファの机の上を見つめていた。

それから二人はさらにメフメトの話をして楽しそうだった。だがそこへアトマジャが急用で入ってきた。ミフリマーフは一人部屋に残された。

ミフリマーフは部屋中を探し始めた。アトマジャはイラン遠征について違う部屋でムスタファと話していた。

その最中もミフリマーフは何かを探しつづけた。そしてついにみつけた。だがその時ムスタファが戻ってきた。

少し様子が変なのに気がついたムスタファは「大丈夫か」とミフリマーフに聞いた。ミフリマーフは「大丈夫よ」と言いながらも、心臓はバクバクしていた。手に花押を隠し持っていたからだ。

そこへメフメトが入ってきたのでムスタファはドアの方へ向かった。そのすきにミフリマーフは花押を粘土のようなものに押し付けて、型を取った。そして型を持ち帰った。

こうしてミフリマーフは無事にイスタンブルに戻った。

イスタンブルではリュステムによってうその手紙が読まれていた。ムスタファが書いたと見せかけるためのタフマースブへの手紙だった。

その手紙をタフマースブに信用させるためにムスタファの花押が必要だったのだ。それをミフリマーフがとってきたというわけだ。

リュステムは「この手紙でムスタファ皇子は最期を迎えるだろう」いった。この時ミフリマーフとヒュッレムとリュステム勝利を確信した。

なんとまあ、ミフリマーフはアマスヤに行きムスタファたちなかよくしながら、ムスタファの花押をぬすんだのだ。

怖い!

ミフリマーフもだんだんヒュッレムに似てきた・・・

ムスタファはどうなってしまうのだろう?タフマースブはムスタファの手紙だと信じ、返事をムスタファに書くだろうか?

スレイマンはリュステムたちによってでっちあげられたうそのタフマースブとムスタファの同盟を見抜くことができるだろうか?それとも・・・

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