新オスマン帝国が遺伝~影の女帝キョセム~ E28の3 オスマンはイスラム長老の娘と結婚しようとする

オスマン皇帝はイスラム長老を尋ねた。その時アキレ(娘)が薬を持ってきた。そして皇帝にあいさつをした。どうやら皇帝は娘に関心を持ったようだ。

オスマンはイスラム長老に自分に敵対せず従うように望むといいに来たのだが、長老はキョセムの肩を持ったので皇帝は怒って出ていったが、廊下にはアキレが待っていた。

アキレは以前皇帝に会っていた。寒い雪の降る日、皇帝は民衆を見て回っており、彼らのてだすけをしていた。そのことアキレは見て知っていたので、皇帝をみんなが誤解していること残念がった。

それを知った皇帝は「心配するな、誰も空腹にはさせない」と答えたのだった。

 キョセムはエスキサライで座っていた。そこへハジアーがやってきた。彼はエジプトに左遷されていた。キョセムが呼び戻したのだ。

直ぐハジアーはっキョセムの 面倒を見始めた。あたたかいミルクを持ってきたのだ。

キョセムはサフィイェの息子イスケンデルが生きていることを話し、危険なのは彼らだと指摘した。イスケンデルは皇位を狙っていた。

イスケンデルの姉ヒューマシャーとその夫ズルフィキャルはイスケンデルのことを話していた。

ズルフィキャルは イスケンデルに忠誠をと誓ったのだが、イスケンデルの場所はわからないままだった。サフィイェは彼らのを信用しておらず教えなかったのだ。

イスケンデルのことwを知ったハリメの娘は信じなかったがハリメはあり得るという。キョセムは協力しようとハリメに申し出たので、ハリメはどうしようか迷っていたのだ。

 ハリメの婿にサフィイェの部下がアッバスが殺された。彼はイスケンデルが生きているかどうかを知りたかったのだが、イスケンデルの居場所はわからぬままだった。

オスマンは宮殿に戻ってイスラム長老を味方につけられないことを話すと、必ず味方にしなければなりませんという。すると皇帝は 

「心配するな、イスラム長老の娘のアキレと結婚するつもりだ」と言った。

確かにオスマン皇帝が望めば拒否することはできない。もし義理の父になればオスマン皇帝に従う以外なくなる。オスマン皇帝はなかなか頭が働く。 

そして長老は呼ばれた。そして

「オスマン様はあなたのような学者たちを重用した。特にエデバリ様にな」とオスマンは彼に言った。

「そのようでございます。どんな決定も必ず相談し、傾聴したとのことです」と長老は答えた。

「私も同じだ。 私はあること決めたのだが、あなたの助言がひつようだ。オスマン様がエデバリの娘と結婚したように、私も自由人のムスリムの女性と結婚したいと思う。」

 「このような結婚は決して喜ばれません」とイスラム長老は答えた。

「大事なのはあなたの意見だよ。私が結婚したい女性はあなたの娘だから。アキレ様だよ」というと長老の顔色が変わった。驚きと戸惑いの混じった表情だった。

「娘の将来は私にとって大変大切です。私は父としてではなく帝国のイスラム長老としてお話しますが、この結婚は決してゆるされません」

ときっぱり断った。

「私は世界の支配者だ。あなたに慈悲をかけ、あなたの家族を望んでいるのですぞ。あなたは反対するのですな?」

「いいえ、私はただ規則を思い出していただきたかっただけです」と答えた。

「あなたが許そうとも許さずとも結婚は行われる。冬が終わったららすぐあなたに娘アキレと結婚式をあげるからな」

「すべての権利は皇帝様にあります。ですが自由人の女性と結婚したいのなら同意を得なければなりません」
と答えた。女奴隷には拒否する権利はないが自由人の女性には選択する権利が与えられていた。するとオスマンは黙った。

キョセムとハリメは協議をしていた。議題はイスケンデルへの予防策をだった。ハリメが「どうするのですか」と尋ねると

「待ちましょう。オスマン皇帝は遠征に出かけますから。出かけたらすぐ行動しましょう」

とキョセムは言った。彼女はメフメトの死から間もないのにかなり気丈にふるまっていた。息子が死んでもそこに留まることはできないのがキョセムの宿命だった。

彼女は悲しむ間もなく次の手立てを考えていたのだ。どうするのだろうか?

キョセムの建てた病院では アキレが働いていた。そこへオスマン皇帝が訪れた。驚くアキレ。オスマンはすぐに「あなたに同意を得たいことがあります。

私はあなたの父上と話しました。神の許しの元、あなたと結婚したいと申し出ました」と伝えた。

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アキレは驚いて

「どうして?」と聞くとオスマン皇帝は

「父上の同意は得られませんでした。妨害するつもりです。でも私はあなたに会った日にきめたのですよ。この決定をあなただけが変えることができます」

というと「驚きました。私たちはまだ昨日で会ったばかりですよ 。あなたは本当に私を結婚したいのですか?」

「あなたが私の前に現れたのには何か叡智が隠されているのですよ」

というとアキレは恥ずかしそうに下を向いた。 

「さあ同意するか、言ってくれ」とオスマンは聞いた。

それから春がきて二人は結婚した。

 オスマンはアキレのおかげで帝都にも民衆にも春がやってきたと嬉しそうだった。こうしてイスラム長老はオスマン側に落ちた。

だがメレクスィマは快く思っていなかった。彼女はオスマンが奴隷市場で助け、宮殿医連れてきたのだが、今ではオスマンの息子オメルの母親だ。

メリクシマがハレムの規則をよく教えるようにとジェンネトに言うと彼女は

「彼女はハレムにはすみません、真珠宮殿で住みます。呆れ様は自由人なのでハレムで住むのはふさわしくありません」と答えた。

マリクシマは不安になった。

ビュルビュルはスレイマンと会って、重要な命令をあたえた。

遠征に一緒に参加しオスマンの命を取るようにとのことだった。サフィエはイスケンデルを皇位につけるために着々と準備をしていた。

 キョセムはイスラム長老に話していた。「

この結婚を学者たちはよろこんでおりません。皇帝は火の中にいるのですよ」

というところを見るとイスラム長老はまだオスマン皇帝側にはついていないようだった。

オスマン皇帝はメリクスィマには「あなたがすべてだ、ただの政略結婚だ」と言っておきながら、ちゃっかりアキレとも仲良くなっていた。

 男性の甘い言葉はほんとに信用できないなあ。

オスマンが遠征に出かける日が来た。鎧をつけるオスマン。だが行く手にはサフィエの罠が待っているのだった。

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