新・オスマン帝国外伝~影の女帝キョセム~シーズン1あらすじ 28の4 イスケンデルの死

サフィイェは宮殿を訪れた。そしてアフメト亡き皇帝の叔父イスケンデルを見つけたと伝えた。みんなは驚いた。

当時皇帝の息子たちの一人が皇帝につくと、残りの息子、つまり新皇帝の兄弟はみな殺されることになっていた。これはメフメト2世の頃のイスラム長老からお墨付きをもらい制度化していたが、それ以前にも行われているん場合もあった。

それをなんとキョセムの夫、アフメト先皇帝が法を破り弟ムスタファを生かした。それはアフメトがなき兄と約束したことだった。弟を傷つけないと・・・

アフメト皇帝は戦争で大きな成果を 出さず、このころ世襲化しつつあるイェニチェリたちの力が増大し、彼らの反乱にも悩まされたが、法が間違っていればそれには従わないと言う堅固な精神を持っていた。とても人間らしい方だったようだ。(イスタンブルにそびえる巨大なアフメトモスクは彼が建てさせたものだ)

だがドラマでは叔父にあたるイスケンデルを処刑するよう命じていた。

それヒューマシャーの夫ズルフィキャルが助けたために、後にサフィイェと再会することができたのだった。

 

キョセムは市場にいた。そこへイスケンデルが現れた。イスケンデルは 彼女を愛していた。ドラマの初め、キョセムが故郷からイスタンブルに連れてラされたが、その途中キョセムを助けたのはイスケンデルだった。その後もずっとキョセムを助けてきたが、イスケンデルが皇子であると判明したときからキョセムの態度が変わり、キョセムはイスケンデルを亡き者にしようとした。

そのためにイスケンデルはキョセムに裏切られたと思って来たのだ。

「私に起こったことは統べたお前のせいだ。何の罪もない私を処刑しようとした。お前の子供たちを脅かす存在だと思ったのだね。今はどうなった。お前はひとつづつ失っていくのだよ。私が生きている限り、お前はうしないつづけるのだ、キョセム]

とイスケンデルは言った。

「このためにあなたをころそうとしたのよ」 とキョセムは答えた。

 

「私はまもなく皇位につくだろう。その時は子供たちをみな処刑するだろう。その時お前は一人ぼっちになるのだ」

と言って去った。

嗚呼、あれほど仲のよかった二人が今は敵味方となってしまった。皇位のせいだ。

宮殿ではみながイスケンデルの知らせに右往左往していた。

サフィイェは

「皇帝は遠征に出かけたのです。もしものための準備をおこたってはなりません。もしお戻りにならなかったらどうしますか?」

と言った。そうなのだ、サフィイェは遠征中にオスマン皇帝の命を取るように部下に命じていた。そしてイスケンデルを皇帝にたてようと計画していたのだ。

「イスラム長老は、その時は会議を招集し話し合わなければなりません」というと

「決定は明らかよ。 私の息子が一番年上なのだから、皇位につくことになるわ」というと長老は黙った。

 

遠征に出かけたオスマン皇帝は状況を聞いていた。オスマンはイェニチェリに命じるが彼らは不満を多く抱えていた。

ハリルパシャが海軍提督に就任されたが、彼もまたオスマン皇帝の反対派だった。

そこへスレイマンアーがイェニチェリの長に近づいてきて、「オスマン皇帝は イェニチェリを粛正するつもりだ」とささやいた。この男はサフィイェの回し者だ。

メフメト皇子に罠を仕掛けたのも彼だった。この後この男はオスマン皇帝のそばに粛正するようにとアドバイスした。逃走兵もこのころ多く出ていた。

サフィイェが戻ろうとしたとき、ダウドにつかまった。イスケンデルの場所を伝えるまでは拘束するというのだった。

 厩に連れてこられたサフィイェ。そこにはディルルバだけでなくハリメもやって来た。問い詰めるが、サフィイェは答えなかった。

すると「夕べの礼拝時刻までに教えなければ死ぬぞ」とダウドが脅かすが、「死んだほうがましよ」と毅然と答えるサフィイェ。

ビュルビュルはヒューマシャーのところへ駈け込んで来た。ズルフィキャルはすぐに捜索に出かけた。もう少しのところでズルフィキャルは間に合い、サフィイェは助かった。

キョセムとハリメは次の手を考えていた。

が、サフィイェは今度は彼を信じた。そしてイスケンデルの場所を教えた。イスケンデルを逃がそういうのだ。ズルフィキャルはイスケンデルのところへ向かった。

イスケンデルに「すぐにここを離れなければなりません」というズルフィキャル。

イスケンデルは逃げられるか?

 一方オスマンは戦いから逃走した兵士たちを処刑するよう命じた。この決断はイェニチェリの反発を増大させた。これはスレイマンの思うつぼだった。こうしてオスマン皇帝は兵を掌握できず孤立していった。

イスケンデルをズルフィキャルとヒューマシャーが船着き場まで見送りに来た。イスケンデルは一イスタンブルを離れることなった。ズルフィキャルは箱をプレゼントした。中にはイスケンデルの父ムラト3世のカフタンと刀が入っているといった。

ムラト3世はセリム2世の息子で、バヤジトに矢を放ち、セリムを助けたあの男の子だ。成長するとミフリマーフの推薦したジャーリエ サフィイェを娶った。今ここに出てくるサフィイェとはムラト3世の奥さんのことで、スレイマン大帝の孫嫁にあたる。

 イスケンデルは「今去るが、またもどってくるよ。何故なら私の権利だから 母によろしくお伝えください」と言った。そしてズルフィキャルに感謝すると、「これは私の義務です。オスマン家のためにしました」と答えたが、なぜか悲しそうだった。

ヒューマシャーもズルフィキャルに礼を言った。

それからイスケンデルは船に乗った。

ヒュッレムの孫よめになったサフィイェは キョセムに会いに来た。

そして「ズルフィキャルが裏切った。彼がイスケンデルを逃がしたのよ」というと、

「ズルフィキャルは一度も裏切ることはなかったわ。初めから彼はわたしに忠誠を尽くしてきたわ。私たちは罠を仕掛けたのよ。あなたは自分で息子を死に至らしめたのよ」 と答えた。

え?ズルフィキャルはどっちの味方なの?

船ではイスケンデルが窓から海を見ていた。丸くて小さな窓だ。そして箱に近づいた。ムラト3世のカフタンと刀を見ようとふたを開けた。刀を取り出した瞬間、箱に火が付いた。刀の先に爆薬が・・・船は爆発した。イスケンデルは命を絶った。

「イスケンデル、イスケンデル、何故?なぜ? イスケンデル。どうして? あなたがしたの?なぜ?私はあなたを信じたわ。あなたは裏切ったのね」とヒューマシャーは叫んだ。

ヒューマシャーは「もう二度と顔を見たくないわ、離婚するわ」と言って去っていった。

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