トルコドラマ MOTHER 37話ハイライト 母親になることだけがメレクの幸せではないかも
ゼイネプは拘置所で裁判を待っていた。弁護士である母ジャヒデが接見に来た。ジャヒデは何とか裁判で勝ち、ゼイネプを自由にしようと寝る間もなく働いた。しかし肝心のゼイネプは、自分のことなどよりも、メレク(トゥルナ)のことばかり心配していた。会いに来た母に
「トゥルナはどうしてる?」という質問しかしなかった。ジャヒデは彼女を落ち着かせるために、トルナは今のところ児童施設に預けられていると答えた。
この間拘置所にメレクが1人で面会に来たときに、警察官たちはシューレにも何か問題があるのではないかと疑い、一緒に住むことを一時禁止したのだ。
それを聞いたゼイネプは少しほっとした様子で
「これで良かったわ、彼女の元へにいるよりもいいわ。きっとばしょがきにいったわね」と言うと、ジャヒデは
「ゼイネプ、まだそんなことを考えているのね、それに彼女はもうトゥルナではないわ。メレクよ。もうトゥルナはいないわ。彼女はまたあたらしくメレクになったのよ」
そういわれて少し涙ぐゼイネプ。
「ここから出たらま彼女と一緒にすめるかしら?」と聞くゼイネプ。
「それは不可能よ、でも無実で出たとしたら会うことはできるかもしれないわ」というと
「母さん、彼女がどんなに傷ついたか知っているでしょう。証人もバンドゥルマにいるわ。先生や、隣人たちが、彼らを呼びましょう」
というが、
「彼女が虐待を受けていたのは証明できるわ。でもそれはあなたが子供を誘拐した事実を変えることはないのよ。
私にかんがえがあるわ。それにはあなたが裁判で「私は彼女の母」などといってはいけないわ。ただ私はメレクに助けたかっただけだというの。そうすればもしかしたらここからだすここができるかもしれないわ」
と言った。
ゼイネプは「少し考えて私はここからでたいわ。ここにいてはトゥルナになにもしてあげられないから」
「そうね、その通りよ」、そのためにがんばらなければね」と
笑っていった。
メレクの母になることだけがメレクにとって唯一の幸せではない。 幸せの形は一つではないならから。
ならばなぜゼイネプは母親になろうとしているのだろうか?ただそばにいて助ける人でも良かったのではないだろうか。そうすればシューレも母としてメレクとあれほどまでに嫌われることはなかったのではないだろうか?
本当にメレクのことを考えているのなら、ゼイネプはメレクとシューレとの間がよくなるようにそばで助けるという立ち位置に徹したほうがメレクの幸せのためには良かったのではないだろうか。ギョニュルがメレクを助けていたような感じで・・
もしこのままメレクと言う自分を否定し、産みの親であるシューレを否定し続けたら、本当の意味でメレクは幸せになれないのではないだろうか。心のどこかに暗い影を残すように思う。