トルコドラマ Mother 29話ハイライト ゼイネプ事情聴取へ
ゼイネプは事情聴取のために警察に出かけた。相手の警官は後の夫シナンだった。
シナンは「チャイはいかが」と尋ねるがゼイネプが「いらない」というので「すぐ事情聴取を始めよう」といった。
「2日前 銃で撃たれた事件があったのですがご存知でしょうね?」
「たぶん聞きました」
「ジェンギズをどうして知っているのですか? 」
「知り合いとは言えません」
「ジェンギスの電話にはゼイネプ先生と書かれてありましたが」
「そうですか。ジェンギズユルドゥズと聞かれたので思い出せませんでしたが、私はバンドゥルマで短い間教師をしていました。それで先生と書いたのでしょう」
「イスタンブルに来てからずっと接触はしていないのですね?」
「実は数回話しました。イスタンブルに来てから仕事探しを助けてほしかったようです」
そういうとシナンは「ゼイネプさん」と、真顔になって
「わかりました。でも彼はデータによると事件の数時間前話しています。最後の話したのはあなたですよ」
といわれて、ゼイネプはどもりながら
「はい仕事のことをきかれました」と答えた。なんだかゼイネプは怪しい感じがするけれど、シナンはあっさり、
「わかりました、きてくださってありがとうございました」というとゼイネプを「これだけですか?と」安心した様子で答えた。
「イスタンブルから出ませんよね。何故な必要ならもう一度ご足労いただくことになるかもしれませんので」
とシナンは念を押すことを忘れなかった。出ていこうとした時、シナンは「ゼイネプ」を呼び止めたので彼女はビクとしたが、彼は「お母さまによろしく」と言った。シナンはジャヒデと知り合いのようだ。
彼女が出ていくとシナンはため息をつき座った。すると部下が来たので、「ゼイネプの夫について調べただろうどうなった?」と聞いた。
「はい調べましたところ、ゼイネプさんの夫はいません。戸籍によると一度も結婚したことがありません」
というとシナンは乗り出して
「では娘は?トゥルナは?」
と聞くと「これは少し入り組んでまして、ゼイネプさんの名字の子供はいません。トゥルナギュネシュは存在しません。間違いがないようにとすべての病院を調べていますが」
「OK、わかったらすぐに知らせよ」
とシナンは言った。
シナンはゼイネプがこの時完全に怪しいと思った。それはそうだ。トゥルナはデータ上にない人なのだから・・・