ムスタファと弟のために仲たがいするミフリマーフ オスマン帝国外伝シーズン4 44話 ハイライト
ムスタファはバヤジトと庭を歩ながらミフリマーフのことを話していた。1549年のことだ。その時ムスタファは妹ミフリマーフにきつい言葉を浴びせられ、多賀、理由がわからないというのだ。
バヤジトは
「貴方に過ちはない。みんなが動転しているから」と慰めた。それでムスタファは気を取り直してミフリマーフに話しに行った。
「喧嘩をしている時ではない。みんなが一つになるときだ」と提案するが
「それは可能なことですか皇子様。みんながあなたを慕っていますわ。それが弟たちには刃となるのです。それでも一つになれますか?何年もの間見てみぬふりをしてきましたが、時が近づいてきているのですわ」とミフリマーフは言った。
するとムスタファは「皇位のことならその通りだ。私はこのために生まれたのだ。生まれてからずっとこのために育てられてきた。私の権利である皇位につくために」と答えた。
そこでミフリマーフは弟たちの命について率直に尋ねた。
「彼らは私にとっても弟だ。もし皇位についた暁には、ジハンギルは私のそばに置く。バヤジトはサルハンの知事に、セリムは帝都から遠い県の知事として過ごすだろう。もし謀反を起こさなければだが」と答えた。
ミフリマーフは「騙さないで、そんなことはできないわ」というと、「私は騙していない。言った言葉には責任を持つから」と答えた。
このようにミフリマーフとムスタファの間は修復できない様子だった。この後からミヒリマーフはムスタファを敵として考えるようになっていった。そして4年後ことは起こった。