【ギョニュル】の人生 後半 トルコドラマMother登場人物
ゼイネプが意識不明の病気から回復し、それぞれが新しい人生を始めていた。ゼイネプは新聞社に勤めギョニュルはゼイネプ義母とも和解し彼女の介護をしていた。メレクの家族をのぞいて人々はみなしあわせだった。ギョニュルの病気も落ちついていた、みんなの世話をできる度元気になっていた。
ところがギョニュルがゼイネプの新しい仕事場をあとずれたとき一枚の写真を発見してしまう。
それがゼイネプの回復した話(トルコ版ではE 21)から最終話までつづく問題の発端だった。ギョニュルはすぐにゼイネプに吉報を知らせようとしたが、ジャヒデに知らせないようにとくぎをさされた。
ギョニュルは一枚の写真を手掛かりにメレクを探し始めた。そしてついにメレクを発見!でも彼女の状態は悲惨だった。
ジャヒデにはそっとしておくように言われていたが、あの優しいギョニュルがメレクを放っておくことなどできるはずもない。
ギョニュルは陰からメレクを見守った。でも耐え切れなくなって段ボールに食べ物や着る者や赤ん坊に大切なパンパースなども入れて、家の前に置き、ベルを鳴らして中のメレクに知らせたのだった。
このことが後にまたジェンギズを怒らせることになってしまうのだが、もちろギョニュルにはそんなことわからない。今はただメレクとその弟に何かせずにはいられなかった。
何度か訪れるうちにメレクの隣人のアイセルさんを知り、彼女にメレクたちに何かあった電話をくれと頼んだ。
そうこうしているうちにメレクにはまた問題が発生し、アイセルはギョニュルに電話をした。ギョニュルはすぐにアイセルの家に向かった。ギョニュルを見たメレクは大喜びだった。メレクはゼイネプに捨てられたと思っていたから、メレクにとって信頼できる人はギョニュルとアイセルだけだった。
一方ゼイネプはギョニュルの様子がここ一週間変だと思っていた。病気か悪化したのかと思い心配してギョニュルの後をつけたのだ。
そしてアイセルの家のベルを鳴らした。ドアが開き中からはメレクの声がし、そしてメレクが玄関に現れた。
ギョニュルはゼイネプを見てびっくり!ゼイネプも気絶するほど驚いた。そして目が覚めると彼女はギョニュルに怒りをぶちまけた。メレクが生きていることを黙っていたことについてだ。
でもギョニュルは事実を知って以来ずっと話そうと悩んでいた。ゼイネプ義母も彼女の様子が変なのを見て心配していた。(このころゼイネプ義母とギョニュルの関係は大変良好で、今後ゼイネプ義母は何かあるとギョニュルの相談相手になっている)ゼイネプに拒まれたまま、またまた大事件が起こった。それもギョニュルを悲しませる出来事だった、
ゼイネプがジェンギズに誘拐されてしまったのだ。
ギョニュルは来ている心地がしなかっただろう。
いろいろあって事件はどうにか解決した。
事件後ジェンギズを訴えないということを条件に、メレクをシューレは手放すとゼイネプに持ち掛けた。ゼイネプがこの提案を受け入れたので、ギョニュルはまたメレクと一緒に過ごすこととができるようになり、夫を失ったゼイネプもメレクのおかげで元気になったのを見て胸をなぜおろした。
ある晩ゼイネプとメレクが一緒に寝ているとゼイネプは不気味な不思議な夢を見た。その夢はとてもリアルだった。そしてゼイネプは夢の話をギョニュルに話すと、彼女の顔は真っ蒼になった。夢の内容を以前に知ってかのようだった。
それからシナンの遺品の入った段ボール箱を整理し始めた。中にはゼイネプが、以前見たギョニュルの調書が入っていた。なんとなく気になってもう一度それを読み始めたゼイネプに辛い厳しい悲惨な記憶がよみがえった。
父親の死はギョニュルが何本もすったマッチによって引き起こされたことを彼女は明確に思い出した。ギョニュルが多大な犠牲を払って隠そうとしてきたことがついに明らかになった。ゼイネプはギョニュルを抱きしめた。
ギョニュルもゼイネプを抱きしめた。そして二人は泣いた自分尾罪を知ることになったが、ギョニュルへのゼイネプのわだかまりは完全に消滅した。
こうしてようやくギョニュルにも平安がおずれたといいたいところだがそういうわけにはいかなかった。
ジャヒデがメレクを死んだことにしたおわびに、メレクに一部の遺産を与えた。これに目を付けたジェンギズはメレクを取り戻そうとした。合法的にはメレクの父はジェンギズで母はシューレだったから、警官と共に来たジェンギズはメレクをつれていった。
そこでギョニュルは彼に親権を放棄する書類にサインさせるために少し乱暴な手段に出た。
ジェンギズを捕まえ、炭入りの紅茶を飲ませたのだ。ジェンギズは急に気持ちが悪くなった。そこで毒をのませたとギョニュルは言いながら、もしサインすれ毒消しをわたすというのだった。
ジェンギズはもうろうとした状態だった。彼女はこうして親権放棄の書類を手に入れた。かなり乱暴なやり方だ。このあたりからギョニュルは違った一面を表し始め、行動が過激になっていく。
サインされた書類をゼイネプたちにみせた、みんなはよろこんだ。だが今度はシューレが反対し始めた。ジェンギズへのひどい行動に怒ったのだ。そのためメレクはシューレの家に残ったままになった。
その後メレクは虐待され続けた。
メレクを助けなければと思い悩んだギョニュルは危険な行動に出た。ピストルをもってジェンギズの家に向かい、部屋に入った。
ちょうどその時ジェンギズはまたもやシューレに暴力をふるっているところだった。
「やめなさい、さもないとうつわよ」とギョニュルはジェンギズに銃を向けた。
その後取っ組み合いになり、拳銃は乱闘の末、シューレの手の中へ・・・
ジャンギズは
シューレギョニュルを撃て
と挑発した。
ギョニュルに銃口が!ギョニュルが危ない!
シューレは引き金を引いた!
倒れたのはジェンギズだった。
ギョニュルは助かった。シューレが連れていかれる前にギョニュルに頼みごとをした。
家の中にある封筒のことだった。その中にはメレクをゼイネプ(正確にはゼイネプの妹)に任せるという書類が入っていた。
エピローグ
ギョニュルは晴天の海辺にいた。
ゼイネプとメレクとハサン、ゼイネプの義母、そして新聞記者のアリともに楽しい一日を過ごしていた。
終り