タフマースブからのムスタファへの手紙がヒュッレムの手に渡る オスマン帝国外伝シーズン4 46話ハイライト

 森の中を一等の馬が走っていた。それを見つめるマフムードの率いる軍団。

馬に乗っていたのはイランの郵便屋さんだ。彼はタフマースブからムスタファへあてて手紙を運んでいた。

だがすぐにマフムードの軍団に取り囲まれ矢にあたり亡くなった。

手紙をゲットしたマフムードはそれをシナンのところへ持っていった。

それから夜遅くに

ミフリマーフの家にいるヒュッレムに会いに来た者がいた。

それはリュステムの弟シナンだった。彼は

お待ちになっていた手紙が届きました」と良い知らせを伝えた。するとヒュッレムは

「とうとう来たのね。すぐにソコルルにくるように伝えて。皇帝様にすぐに知らせなくては」というと

「もしよろしければ私が手紙を皇帝のところへお持ちしますが」というと冷たくだめよ。皇帝が最も信頼しているものでなくてならないわ」とヒュッレムは言った。

この時ヒュッレムもスレイマンもソコルルを一番信用していたようだ。ソコルルは出世しのちに大宰相を務めた。

ところでこの手紙はなぜそんなに重要なのだろう?

それは以前ミフリマーフがムスタファ兄から花押を盗みだした。その花押を使って、リュステムはムスタファの名で嘘の手紙をタフマースブに送った。もちろんムスタファの花押が押してあった。それがタフマースブに届き、ムスタファ宛の返事の手紙がこれだった。この手紙はムスタファとタフマースブの密接な関係を証拠立てる者であり、ムスタファの反逆を示唆するものだった。

ムスタファは花押のことはしらないので、今回もスレイマンが自分を信じてくれると思っていたのだが、実際はそうならなかった。

この手紙はムスタファを窮地に立たせたのだ。


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