トルコドラマ Mother  31話ハイライト 真相はだれにもわからない

 ギョニュルは警察に呼ばれてのちの婿になるシナンに事情聴取を受けていた。

「今日の事件でいくつか質問があります』とシナンが言った。

「どうぞ」

「ゼイネプグネスを知っていますか?」

「はい」

「シューレはゼイネプグネスが子供を誘拐したと訴えています。今日ゼイネプと一緒だったのですか。彼女と一緒に病院へいきましたか?」

「はいいきました」

「子供も一緒でしたか?」

「はい。ゼイネプの娘トゥルナがいましたよ」

「あなたは最近刑務所から出たばかりですね」

「そうです」

「罪は何ですか?」

「ごぞんじのはずですが」

「知っています、ご主人を殺したそうですね。人殺しの後は誘拐ですか?罪をおかすのになれているようですね。母親の証言によるとゼイネプグネスは子供を誘拐し、あなたはそれを助けたそうですね。正しいですか?」

「いいえ、けっして、私はそんなことはしませんでした。誘拐なんて何も見なかったし聞かなかったですよ。あなたもごぞんじの通り、刑務所では多くのことを聞き多くのことを見ます。私もいろんな人を知っています。たくさんの話も聞きました。そして最後にわかったことは、真実は私たちがみたものでも聞いたものでもないということです。誰が正しくて誰が間違いで、誰が無実で誰が有罪かは誰もわからないのです。つまり事件の真相は誰もわからないのですよ」とギュネジュはきっぱりと否定した。

それを聞くとシナンは軽くため息をつき、 

「ギョニュルさん、あなたはこの誘拐事件のことを知っていましたか?答えてください」

「いったでしょう、しりません。私がしっているのはトゥルナです。誘拐されたメレクアクチャイを私はしらないのです。トゥルナを知っているだけです。ゼイネプの娘のトゥルナをね。子供は彼女のことをママと呼んでいます。母親でなければママと呼ばないでしょう?」と答えた。

シナンは

「ゼイネプ・グネスは自分のことをママと呼ばせているのですか?」

と聞くと

「子供はみなむりやりママとは呼ばないわ、他の人にママとは言わないですよ」とかなり説得力のある説明は続いた。

「あなたはご自分のことを考えてみてください、お母さん以外の人をお母さんと呼んだのですか?子供は世話をしてくれる人を知っています」

というと、シナンは

「もし助けていたのなら、また刑務所に戻ることになりますよ」と忠告したが、

「死んだロバは虫を怖がらないわ。私の人生の多くは刑務所で過ごしましたわ。中でも外でも私にはあまり関係ありませんよ。質問が終わったのでしたら帰りたいのですが」

と答えた。

「お帰り下さい」ギョニュルが帰るとすぐにシナンは電話してギョニュルの後をつけてどこで何をしているかを調べるように命じた。

それでギョニュルは家に戻ろうとしたが、跡から警官がついてきた。警官に気が付いたギョニュルはトラックの影に隠れて逃げることに成功した。

ギョニュルの経験では真実は明らかでないことが多いとのことだ。今回の訴えはゼイネプの誘拐だが、シューレたちの虐待の真相は一言も触れられていない。誘拐されたとされるメレクは、実は本人が同意して逃げたということも知られていない。確かにシューレの訴えだけでは事の実態は見えてこないなあ・・

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