オーストリア大使にムスタファは会ってしまうが・・・ オスマン帝国外伝シーズン3 85話ハイライト

 オーストリアの大使が大宰相ルトフィに会いに来た。だが大宰相は会わなかった。そして二度とこないように、もし北習大使館ではなく牢に住むことになるぞと伝えよと強硬な態度を取った。大使は困った顔をした。そこへリュステムが現れて

「私があなただったらこれ以上大宰相を起こされ巣ことはしなかったでしょう。」と話しかけた。

すると大使はあなたにあえてとてもうれしいです。と大使が言った。

私たちが会うことはふさわしくない。

リュステムが言うが、大使は会う時間を作ってくれないかと今度はリュステムに必死に持ち掛けた。

リュステムは時間がないと言いながらも大使の話を厩まで一緒に行きながら聞くことになった。

いやな予感がする。

二人はあるきながらヨーロッパ情勢について話し出した。彼らは和平を望んでおり、より多くの税金を払うことも受け入れるというのだった。

龍s手無はならばブダから離れろと言った。

その通りだが 、これは良いチャンスです。長い間行われている我々の間のたたかうを終わらせることができます。あなたのような宰相が皇帝様にお伝えしてくだされば、少なくとも皇帝様はお考え下さるかと存じます。と頼んだ。

 だが リュステムは私にはふさわしくない。この仕事は大宰相のみができることだ。それとムスタファ皇子様がな・・・彼は皇位に一番近いところにいらっしゃるからな」

とさりげなく言った。それを大使はきき喜んだ。皇子を使って事を運ぼうと考えた。

なんともリュステムはまたやった。これが悪魔のささやきと言うのだろう。さりげなく上昇を吹き込み、相手を自分の思うように操るわざをリュステムは身に着けていた。

一見何でもないこの一言!これがムスタファの運命を変えることになるのだから。

さて大使はこの後もちろんマニサの皇子の元へ急いだ。

ムスタファは戦の作戦を考えていた。

そこへヤフヤがはいってきた。

「戦争の準備を始めなさったのですね」

というとうなずきながら、

「ウィーンを勝ち取ることは簡単だ。最も大事なことは忍耐だ。我々が雪と嵐に耐えれば、敵は降伏するだろう」

と答えた。このように皇子ムスタファはヨーロッパ遠征の作戦を考えていた。ところでヤフヤはオーストリア大使がやってきたことを伝えた。例のリュステムと話したあの男だ。

「何のようだ、大使がここでで何を?」と聞くと

「わかりません。よろしかったら私がお会いします。後に何が起こるかわかりません。あなたがお会いするのはふさわしくありません」

とヤフヤはいつものようにまともな忠告をしたが

「その必要はない。聞いてみよう何をのぞんでいるかを」と言った。

まったくもう! なんでヤフヤの言うことを聞かないのだろう!いつもヤフヤが危ないことは止めるのにムスタファは一度もヤフヤの話に耳を傾けたことはなかった。

ピーリー・ラマザンオウルの反乱事件でも、海賊からの子供救出事件でもヤフヤは常にスレイマン皇帝の許可を得てからにした方がよいと進言していたのだったが、今回も皇子ムスタファは安易に大使にあってしまったのだ。

大使は慇懃にあいさつをし箱いっぱいの贈り物を渡した。だが「贈り物はいらない」とムスタファは断った。

「要件はなんだ? なぜここへ来たのだ?」と厳しく聞いた。すると大使は

要件を話し出すがそれを聞こうともせず

「なぜここへ来たのだ」とまた怒りながらムスタファは言った。 

すると

「大宰相と皇帝が私たちに会ってくれません。あなたが私たちを助けれ下さるのではないかと考えまして。このような条約は両国にとってゆうえきだとおもわれます・・」

というところで、その言葉を遮って、 

「何と無礼な!」

「あなたは誰なのだ!このような提案のために私に会いに来るとは!自国の利益ばかりを押し付けるこのような提案が、オスマン帝国の利益になるとどうして言うのだ?」と大きな声で怒鳴った。

「戦争は両国にとって損失が大きいです。我々は平和を望んでおります。もし何か良いご提案があれば、喜んでおうかがい・・・」とまで大使が言うとムスタファは

「オスマン帝国には唯一の統治者がおられる。それはスレイマン皇帝だ。戦争か平和かは彼ご自身がご決定なさるのだ!このものを追い出せ!」とムスタファは言った。

わあ、みんなはこれは正当なことをムスタファが言ったかのように感じるだろう。だがスレイマン皇帝はこの事態を全く違った角度からとらえた。そしてムスタファはまたまた窮地に追い込まれるのだ。

ところでムスタファ皇子のことを正義感の強く勇敢だと私はずっと思ってきたし、今までもそのように彼を紹介してきたのだが、今日初めて違う感じを受けた。

何故ヤフヤの言うことに、いつも彼は耳を貸さないのか?

これは若さからなのか?

それともスレイマンへの信頼が大きいからか?

ムスタファの心の中にスレイマンがよく彼に言う驕りの気持ちからなのか?

 理由はいろいろあると思うけれど、結局彼はスレイマン皇帝のことをよく知らなかったのではないだろうか。

それに今までの2つの事件とは違って、今回はすぐに大使と会わなければならない理由が一切なかった。いくらでも出来事をスレイマンに伝える時間があったはずだ。

彼には慎重さが足りないとも思えてきた。

会うべきではなかった・・・

自分が何をしても問題になるのだから、何もしないことが問題を避ける一番良い方法なのだということをムスタファは気が付かなかった。

 ということでこの事件がムスタファ将来を方向付けたのだった。

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