リュステムを病気に仕立てるというシャーの罠は失敗に・・・ オスマン帝国外伝シーズン3 81話ハイライト
リュステムの病気の検査に行った医者がディヤルバクルからもどってきた。リュステムは健康だと医者は判断した。これで結婚は決まった。
だがこのことをまだミフリマーフはしらなかった。彼女は衣装合わせのためにヒュッレムによばれた。
「ミフリマーフが好きなものを選ばせて、一番似合うものを選びましょう。 月のかけらの美しさのようなものをね」
とヒュッレムが嬉しそうに話すとミフリマーフは
「まだ早いのでは? まだするかどうかもわかりませんのに」
と答えた。するとヒュッレムは
「アフィフェ まだつたえていないの?」 と聞くと
「貴方様がお伝えするほうがよりふさわしいかと思いまして」
と言った。彼女はとてもきがきくなあ。たしかに良い知らせを伝える時、人は知らせそのものだけでなくよい知らせを伝えるという喜びも味わえる。
「そうね」といい、ミフリマーフの方を見て
「ミフリマーフ、リュステムパシャは出発ししたわ。結婚のためにね」
とヒュッレムにとって良い知らせを伝えた。ミフリマーフは困惑して
「どうして?ハンセン病ではないの? 」というとヒュッレムは首を横にふった。
ミフリマーフは結婚を取りやめする望みを失ったことを知り、悲しみが彼女の心を覆った。
(私たちは否定するとき今のヒュッレムのように首を横にふる場合がある。この動作は私たちには見慣れた動作だ。でもトルコで私はあんまり見たことがなかった。私とあった人々は縦に後ろに首少し上げていた)
ここはシャーの家だ。このハンセン病の噂を流したのはシャーだった。 だが失敗した。ハティジェは
「医者をリュステムが買収したのでは」
と言い、ルトフィは
「そんなことないと思う。でももし事前にリュステムがこの情報を得ていたら自分で虱を頭に置いたのかもしれない」
といった。いずれにしろシャーは困った立場に立たされた。その彼女にはハティジェは
「なぜあなたは黙っているの? 負けがそれほどつらい?」と少し面白がっている様子で聞いた。(やな感じ・・・)
「どういう意味?あなたは誰の味方なの?失敗したことをよろこんでいるの?」とシャーが言った。
「そんなことないわ。でもあなたはわたしたちみんなが何もできないと非難したわね。わかったことはあなたも私たちとあまりかわないってことよ。自分を信じすぎるとこうなるわ。あなたも負けたのよ」
と今までのお返しをした。するとシャーは「私は負けてはいないわ。まだ結婚話行われないよ。まだ時間があるわ。そうでしょう?」
と答えた。どうやらシャーは次の手を打ったようだ。
今度はなにをしかけたのだろう?
リュステムは無事イスタンブルへ着くことができるのだろうか?