リュステムがハンセン病に?結婚は中止? オスマン帝国外伝シーズン3 80話 ハイライト

大宰相ルトフィパシャが慌てて皇帝に取り次ぐよう言った。スレイマンは宝石づくりのための図を描いていた。そこへルトフィが入ってきて

「皇帝様」というとスレイマンは今描いていた図を見せた。そして

「ミフリマーフの結婚祝いの図だ。式にまにあうよな、インシャアラー」と言ってルトフィに見せた。

「いんしゃあらー、あなたが何をなさってもよくなさいます」とルトフィも答えた。
スレイマンが

「重要だといったようだが」

と聞くと、

「何と申し上げればよいのかわかりませんが、つらい知らせをお伝えしあなたを悲しませたくなかったのですが、リュステムパシャのうわさを聞きました。聞いたところによりますと、リュステムパシャは重病になったとのことです」と答えた。

「どんなびょうきなのだ?」

「ハンセン病です」とルトフィが答えるとスレイマンの顔が凍り付いた。

一方 ヒュッレムはそんなことはしらずにミフリマーフのために布選びに励んでいた。気にいるのがなかなかなかったが紅色の布を気にいたようだ。そこへ険しい顔をしたスレイマンが入ってきた。ヒュッレムは

「いらっしゃい、スレイマン。私はミフリマーフのために布を選んでいましたの」と嬉しそうに言うが、スレイマンは

「リュステムが病気になったそうだ。ハンセン病らしい」

というとヒュッレムは

「なぜそのような噂を信じるのですか?どうして真実だわかるのですか?」と反論した。

「火のないところに煙は立たない」とスレイマンは言った。(このことわざは全く日本のことわざとおんなじです)

「アルプト県の長がつたえてきたのだ。これは事実だと思う」

と言った。するとヒュッレムは
「リュステムを好きな者の数だけ嫌っている者も多いですわ。敵が噂を流したに違いないですわ。ただこの結婚を妨害するための中傷かもしれませんわ」

という。

「大事なのはミフリマーフだよ。こんなことを言われているのにどうしてそんなにのんきなのだ、おまえは」

とスレイマンはこんなことまで罠だと考えるなんてtヒュッレムに怒りながらを言った。 

すると「すべて起こることを考えなければなりませんと言っただけですわ、もしハンセン病ならば結婚なんてありえませんから」

と彼女は答えた。この時ヒュッレムはもし本当だったら絶対結婚させないわよというように目を丸くした。それはそうだろうもし本当に病気だったら真っ先に反対するのがヒュッレムだからだ。

でも確かにシャーたちにとっては都合がよい、あまりにもオンタイムなのでヒュッレムがそう考えるのも自然だ。でもスレイマンの言う通り、もし病気だったら結婚どころではないことも確かだ。

これはシャーの罠なのか?それとも本当に病気なのか?

かつてリュステムはイブラヒムとニギャールの子が病気になり、父イブラヒムが心配して子供を見舞ったため礼拝に参加できなかった時、イブラヒムに対して悪い噂を流させたことがある。その報いなのか?

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