エディルネにペスト発生! ヒュッレムが危ない! オスマン帝国外伝シーズン3 75話ハイライト

 いまヒュッレムはエディルネにいる。イスタンブルからエディルネに皇帝直属の医者モシェが派遣された。そしてオスマン帝国内ではありあちらこちらではペストが広がっていたため其の件で来たようだ。

医者が入ってきた。そして

「帝都でペストが発生したため、エディルネではどうなっているかチェックするようにとおおせられました」

と言った。 するとヒュッレムは

「ご覧の通り私は元気ですわ。サライでも予防をしています」と答えた。

「神に感謝いたします。もしお許しいただければ、必要な検査をしたく存じますが」

というと

「わかりました」と言い、アーたちを呼び手伝うように命じた。

医者が出ていったあと、長椅子に腰を掛けファーリエに

「じゅんびはいい?問題を何も望まないわ」

というと、

「心配なさらないでください」と答えた。何の準備なのかな?

しばらくするとモシェが慌てて入ってきた。

ペストが発生しました。にサライかからあなた様を連れ出さねばなりません」

言った。エディルネでも発生したのだ。これでようやくヒュッレムは帝都に戻れる!と思い、

「イスタンブルへ行くのですか?」

と尋ねると

「いいえ、ブルサに船で 向かいます。そこのさらにに滞在します」

 というと

「ブルサですか」一瞬顔が凍り付いた。ブルサと言えば、オスマン帝国の最初の首都でオスマンベイとオルハンベイの墓がある。

「皇帝は必要ならブルサへ避難するように命じました」

と医者が続けると、

「わかりました」と言いながら目遠くの方を見つめ、

「けれども私はどこにも行きません。」

というと

「ここに滞在することは危険です。許可できません。皇帝になんとご説明すればよろしいのですか」

と医者は慌てだした。だがヒュッレムはきっぱりと

「それは私にはかかわりのないことよ。モシェ様、私はどこへも行きません!」

と言った。彼女はイスタンブルに戻れないなら死んだほうがいいと考え、死を覚悟でエディルネにのこることを彼女は選んだ。

途方に暮れる医者、ヒュッレムは本当に避難しないのだろうか。

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