スレイマンモスクをつくるミーマルシナンにスレイマンは激怒したが オスマン帝国外伝シーズン4 78話ハイライト

 世界でも屈指の建築家ミーマルシナンは今スレイマンの命令でスレイマニエモスクをつくっていて。ほぼ完成のように見えたが、どうやら最後のところで戸惑っているようだ。そこへスレイマンが視察に来る。

ソコルルはシナンに「早急に完成するように伝えたのですが、言葉に従いませんでした。すべてにはふさわしいときがあり、作品には時間がかかる」と申していました

「今どこだ?」と聞いた。

「彼に来ることくるを知らせておりません。私がお伝えしましょう」とソコルルが言っている時、中からをつつみを叩くような音がしてきた。それでスレイマンは、急いで音の方へ向かった。

中ではシナンがつつみをもって座りたたいていた。それを見たスレイマンは怒りの気持ちがわいてきた。

なんでのんきに座っているんだ。速くせよとソコルルが言ったはずなのにと思ったのだろう。 

ソコルルはその様子を見て走ってシナンを連れてきた。

シナンはあいさつした。すると「なんということだ。なぜ何年も完成しないのだ」

とスレイマンが怒って聞いた。シナンは物静かな声で

「素晴らしい作品を作りたいのです。夜となく昼となく一日中働いております」と答えた。

「あなたを信じるできなのか見たものを信じるべきなのか?神聖な場所で座って太鼓をたたいているではないか!!!なんと恥ずべきことだ!」と激怒した。

「もしよろしければご説明いたします。エコーです。後ろの方に列をなすムーミンは、前方で説教するイマムの声を聞がえるようになります。ささやくような祈りの声も天井に響くでしょう。同時に、あなたのモスクで声がモスク中のどこでも同じように響き渡るようにするために、中央のドームに256の空洞を作りました。今は中央扉の上にスポットを設けようと考えています。ランプから出る煤(すす)をここに集めます。それによってタイルやセラミックが守られるでしょう。さらにそこで集めた煤でインクを作ろうと考えています。シャンデリアの間にはダチョウの卵を置きました。防虫のためです」とここまで説明するとスレイマンは感心して機嫌を直した。

「お前は大変注意深いな。だがこれのように続けてはならない。あとどのくらいかかるのだ?6か月か、1年か?」と聞いた。

「神の許しを得て、できるだけ早く完成させます。あなたをお待たせすることは心苦しいですので」

「終わらなければ、この後仕事はないぞ、一本のくぎさえ打たせないからな」とスレイマンは言った。

シナンは少し驚いてお辞儀をした。シナンから建築を取ったらそれはシナンには生きるなということと同じだ。それをスレイマンはよく知っていた・・・

ところでシナンの作品は今でもたくさん残っています。

インドネシアでもシナンの建築方式参考に現代的なモスクを創ったという話があるくらいですので、彼の影響場所も時代も超えて現代まで受け継がれているのですね。素晴らしい!

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シナンはアヤソフィヤよりも大きなモスクをつくりたかった。 

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