浴室に閉じ込められたメレク、ハサンが危ない! トルコドラマ MOTHER54話ハイライト

メレクは浴室に閉じ込められて鍵をかけられていた。ジェンギズの宝くじを誤って半分燃やしてしまったからだ。それに気づいたジェンギズは、ギョニュルが送ってくれた食べも物をめちゃくちゃにして、それからメレクを閉じ込めたのだ。閉じ込められることには慣れているメレクだったが、彼女の心配はハサンだった。弟のハサンさんはまだハイハイしかできないのに、大人たちは彼を一人で部屋に残していってしまったのだ。一人では本当に危険な時期だ。さらにこの時期こその部屋ではむき出しのストーブがたかれていてのだ。

非常に危険だ!

このままほっておけばハサンは確実に大やけどをするだろう!

以前トルコにこれとおなじようなストーブのある部屋にハイハイする子供といたことがある。私は他の用事でそこに小さい子を残していかなくてはいかなかった。それでその家の人がやったことは少し太めの長いひもをその子の腰にくくりつけて、もう片方を長椅子の足に縛った。そしてひもはストーブには近づけないほどの長さにしてあった。

そうしてもひもがほどけるのではないか、長椅子の下に首を突っ込んで頭をぶつけてしまうのではないかと気が気ではなかったものだ。

メレクはもちろん赤ちゃんの面倒をよく看ているから、どんな危険が赤ちゃんには起こるかよ~~くわかっていた。

だから必死でドアを開けようとしたのだ。「ハサン」と呼びかけ、「そこにいかなで!」と叫んだ。

途方に暮れたメレクは長細いナイフのようなものを鍵穴に突っ込んで、カギを落とそうとした。

やった!

うまく鍵は落ちただが、鍵はドアの反対側にある。次にブラシの柄でそれをドアの下から一生懸命こちらへ持ってこようとした。

そしてついに鍵獲得に成功!

ドアを開けてハサンに駆け寄り彼を抱き上げるメレク。すんでのところだった。もうちょっと遅ければ大やけどをするところだった!

メレクはハサンを抱きながら、彼に「ごめんね」と何度も誤った。

食べ物のないメレクはおなかをすかせたハサンのために何か食べ物を手に入れようと考えた。そしてお金を稼ぐ方法を思いついた!

靴下で作った人形を路地で売ろうと考えたのだ。そのお金でハサンの食べ物を買うのだ。

なんとも、すばらしいおねえちゃんだこと!
彼女はまるでハサンの母親のように彼をかわいがり世話をしてきたのだった。

ゼイネプとすてられるように別れたメレク!

別れた後の苦しい時期に、彼女はハサンによって生きる希望見出していたのだった。(世話をする方も世話をされる方も、ばあいによっては、お互いに相手の希望になることもあるのかもしれない)

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