ついにセリムとバヤジトが戦うが、そこへ現れたのは・・・ オスマン帝国外伝シーズン4 72話ハイライト
バヤジトはマニサについた。そしてアトマジャを使者としてセリムへ送った。しばらくしてララムスタファとアトマジャが戻ってきた。
ララは
「皇子様、何が起こったかをうかがいました。皇子セリムは大きな過ちを犯しました。けれどもあなたが行ったことも正しいとは言えません。あなたが正しいのに、正しくない状況へ落ちるのはおやめください。すぐにお戻りください」
するとバヤジトは
「戻ることはありえない。今日すべてが清算にされる。そして清算はおわるのだ。審判の日が来るならこい、もう私はだれもおそれない」と返答した。
するとちょうどその時セリムが武装して出てきた。おどろくヌールバーヌー。ヌールバーヌーは怖がっていた。でもバヤジトを毒殺しようとしたのはヌールバーヌーのしわざなのだ。それでバヤジトは怒りここまで来てしまった。
セリムを見たバヤジトは
「皇子セリム!私がくるとは思わなかっただろう」と叫んだ。
「お前は何をしたかわかっているのか?目的はなんだ?戦争を始めるつもりか?」と聞くと、
Beyazit:「エディルネの偽ムスタファ事件で、私を皇帝の前で中傷したな。それから私の金に目がくらみ泥棒のようにそれを横取りしようとしたな。それでも飽き足らず、今度は私の宮殿にスパイを送り込み、私を毒殺しようとしたのだ!あの女に私を殺すように命じただろう。それなのに恥じらいもなく、今なぜ来たのかと私に問うのか?」
Selim:「毒となんのことだ?」
Beyazit:「一度でいいから男らしく自分のしたことに責任を持て!」
Selim:「決してしていない。私を毒殺しようとしたのはおまえだろ。即時に毒をいれただろ?!」
というと、
Beyazit:「たわけ者、私をお前と一緒にするな!お前を毒で殺すつもりだったなら、(そんなことはしない)すぐにやってきてお前の命を奪っただろう」とあきれて笑いながらバヤジトは言った。
そこでララが
「おやめください、皇子様たち」と叫び留めようとするが、ついに皇子たちは剣を抜いた。
beyazit:「バヤジトは目の前にいるぞ。皇子らしく戦え!」というと、
Selim:バヤジト、おまえにもう一度言う、もどるのだ!」
Beyazit:「もう私たちが話すのではない、剣が話すのだ」といってかまえに入った。
ついに二人の戦いが始まった。そこへ
スンビュルの
「お控えあれ、ハセキ スルタン ヒュッレム様のおなあり」という声がした。二人は一瞬剣を止めてヒュッレムを見た。
2人に近寄るヒュッレム。
そして
「何をしているのですか!きでもちがったのですか!命を取ろうというのですか!皇帝がまだ生きていらっしゃるのに兄弟で血を流すのですか!あなた方は誰なのですか!世界の覇者の息子たちですか。それとのならず者なのですか!」
と声を張り上げた。するとバヤジトが母上と言った。
「状況はご存知のようではありませんよ。セリムは弟を殺そうとしたのです」
「嘘をついているんです、母上」とセリムが叫んだ。
するとヒュッレムはすべての力を振り絞って、
「どうか落ち着いて、あなた方はスルタン・スレイマンの皇子たちなのですよ!どうしてこんなことを」と叫ぶと、息苦しくなり話せなくなった。
二人は驚いて戦うのも忘れてヒュッレムのそばに駆け寄った。そしてその場に倒れそうになるのを皇子たちは抱きとめた。
ヒュッレムは不治の病で、もう長くはない。それなのに皇子たちの殺し合いを目の当たりにしてしまった。ふつうの健康な方でもこの状況では血圧上がるだろうに、彼女にとってはなおさらだった。
母の苦労は実るのだろうか?二人は和解できるのだろうか?(ヌールバーヌーがいる限り無理なような気もするが・・・)(0~0:45)