私はトゥルナではないわ。メレクよ! トルコドラマ MOTHER 62話ハイライト
ゼイネプはメレクの家へ向かったドアを叩くとシューレが出てきた。
「やだ、またゼイネプ先生の登場だわ」とシューレは言った。
ゼイネプは腕を組みながら「トゥルナと話したいの。呼んでくれる?」とかなり高飛車なトーンで言ったので、シューレはかカチンときた。
「メレクよ。ここにはいないわ」と言ったが、彼女は中にどんどん入っていった。驚くシューレ、だがゼイネプを止めることはできなかった。「警察を呼ぶわよ」と言うけれどゼイネプはすべての部屋のドアを開けて調べた。
いないとわかると今度は「トゥルナはどこ?」と挑戦的な態度で聞いた。シューレもあきれて「さあ出て行って」と言うと「どうしてこんな嘘が付けたの? ひじょうなやつ!私の前でしんだといったじゃない!」と大声でシューレに食ってかかった。
シューレも負けてはいなかった。「あなたも嘘をついて子供を誘拐したでしょう?死んだといったでしょう?」と言ったのだ。シューレからしてみればメレクを死んだと見せかけて逃げたゼイネプは同類なのだ。
2人の争いは続いた。一方メレクたちはアイセルの家でのんきにご飯を食べていた。ハサンがたくさん食べているのでとてもうれしそうなメレクとアイセルだった。
すると異様なにおいがした。ハサンがおむつを汚したのだ。そこでアイセルは「家に行っておしめを取ってきて、汚いままでは可哀そうよ」と言ったので彼女はすぐに家へ戻った。
でもそこにはゼイネプがまだいたのだ。まだゼイネプは「私はトゥルナと話しに来たのよ。彼女と話さないうちは出ていかないわ」と言った、
「出て行って、誰があなたとわたしの娘に話す権利を与えるというの?!」
と言って追い出した。家の外でちょうどおしめを取りに来たメレクとはちあわせになった。
ゼイネプはトゥルナに近づき、半ば放心状態で、彼女をいとおしそうに見つめた。
そしてなきながら「私の話を少し聞いてちょうだい。私があなたを手放したいと思うの?あなたを手放すかしら?!」と必死で言うが、メレクは冷たい表情でその様子をみていた。ゼイネプは続けた
「私はとても病気だったの。あなたもみたわよね。そのために『あなたに行きなさい』と言ったのよ。あなたを悲しませたくなかったのよ。私は意識がなかったの、長い間眠っていたわ。そして目覚めて、「トゥルナはどこ」と聞いわ。彼女は遠い遠いところに行ったといわれたの。ごめんなさい。本当にごめんなさい。あなたのそばにいられなくて・・・トゥルナ、あなたを離したくないの知っているでしょう?」と言ったところでメレクはこういった
「私はトゥルナではないわ、メレクよ」と。
泣き崩れるゼイネプ。
メレクは家の中へ入っていった。
シューレはそんなゼイネプに「さようなら」と声をかけた。
中に入ってシューレは「よくいったわ」とメレクをほめて部屋に入り、ジャヒデの娘に電話して
「私がやったことよと言ったわ。今度はあなたの番よ、ジェンギズを出して」
と言った。なんとシューレはジェンギズを助けるためにガムゼと取引をしたのだった。ガムゼは母を守るためにしたけれど、メレクの涙は止まらなかった。
自分の思いとは反対のことを言ったのだから・・・。メレクはまだゼイネプを心の中では慕っていたのだった。