あなたも自分自身を許しなさい」新・オスマン帝国外伝~影の女帝キョセム~ シーズン1 30話の1あらすじ
キョセムはどうするだろう?
ハリメとの交渉に応じるのだろうか。以前にもハリメは同じようなことを持ち掛けてきたことがある。キョセムはその遠き信じたが、ムスタファがこうていにつくとすぐキョセムの子供たちを殺そうとし、キョセム自身もエスキサライへとうほうされたのだった。
どうしやってあなたをしんじろというの?
とキョセムがきくとハリメは「他に方法はないわ。そうしなければならないのよ。明日の朝までよ。もし頭が働くのなら、私の言ったとおりにするわね」
すると「もし皇子たちになにかあったらあなた方を破滅させるわ。たとえオスマンが皇帝の座についていたとしてもよ」
というとデルルバーは
「オスマンは生きていられないかもしれないわよ」と脅かすが、いままでに皇帝が殺された前例がなかったとキョセムはデルルバーが気が狂ったのではないかと思った。
すると「すべてにははじまりがあるわ」と静かに答えた。
宮殿はえらいことになっていた。オスマンの私室にまで反乱軍が入ってきていた。皇帝たちはズルフィキャルに導かれて逃げようとしていた。そしてドアを開けるとそこにはキョセム側のイエニチェリたちが待機していた。
ズルフィキャルは
「皇帝にしたがうのだ!」とさけんだ。
するとその隊の長アリアリーが
すると「以前あなた様とは良くない出会いをいたしましたが、われわれは決したあなた様に反逆していません。どうか私とこの者たちを信じてください。あなたに命を捧げます」と膝をついて忠誠の意を表した。
ズルフィキャルはほっとした。
するとヒューマシャーが「これからどうするつもりですか?」と聞くと、「これから船でブルサへ向かいます。他に方法はない」と皇帝は言うが、アーは
「それは危険です反乱軍が制圧しています。小舟さえも通れません」
と答えた。ズルフィキャルが「ではどうするのだ?」と聞くと、もし御承諾されるならば・・・われわれは安全な場所を知っています」
といった。安全な場所ってどこだろう?
オスマンはそこへ行くことにした。
こうしてダウドにそそのかされたイェニチェリたちが宮殿を制圧した。
キョセムは皇子たちを探し続けた。結局は見つからなかった。どこにとらわれているのだろう?
娘のアイシェは、ハリメの申し出を受け入れなければというのだが、キョセムは彼らを信じられないでいた。今まで約束を守ったことがないのだから、それも仕方がないことだ。
案の定、ハリメも渡すつもりはないとディルルバーに話していたし、キョセムが皇子たち会える保証は何もなかった。
そこへアリアーから連絡があり、皇帝はイェニチェリの宿舎に逃げたとの頃だった。
ムスタファの様子は変だった。母親さえもわからない様子だった。このような様子ではどうやって皇位をつげるのかわからない。
キョセムはオスマンのいる宿舎に向かった。そこではヒューマシャーの冷たい言葉が待っていた。彼女はキョセムが反乱軍を指揮したと考えていた。
「私は反乱など起こしていません。これからも起こさないわ。他の者と一緒にしないでください。オスマン皇帝と二人きりにして」ときっぱり言った。
がぜったいダメとヒューマシャーはさえぎった。オスマンは少し考えてから、OKのサインを出した。みんなは部屋から外へ出ていった。
二人残されたが、キョセムは何を言うつもりだろうか?
ハリメは皇子たちを殺すつもりはないが、ディルルバーは「皇子たちをみな殺さなければならない」と考えていた。彼女なら実行に移すだろう。ところでデルルバー役のオイキュさんはエートスと言うドラマで全く違ったキャラを演じていた。
2人きりになったキョセムはメフメトのことを話始めた。
「亡きメフメト皇子は何故あなたを敵対視したかわかる?あなたを彼よりも私が愛していると信じたからなのよ。私は子供たちを差別したことは一度もないわ。みんなをとても愛してきたわ・・・
でもメフメトは正しかったわ。私は誰よりもあなたを愛していたようね」というとオスマンは涙ぐんだ。キョセムは続けた。
「母親は子供を殺した者の敵となるかしら?なるわ。それは当然だもの。
でも息子を殺した者が息子だったらどうするのかしら?
誰を敵にすればいいの?誰に復讐すればいいの?」と言うとオスマンは
「でもあなたは泣くことはできたでしょう。私は泣くこともできなかった・・・
悔いることも泣くこともできなかったのです・・・
ずっと自分を許すことができなかったから・・・
何故なら私がしたことなのだ!
私が弟を殺したのだ」
といって大粒の涙を流した。
オスマンはようやく泣くことができたようだ。キョセムの気持ちがついにオスマンに届いた! ほんとによかった!(でもゆるせるなんてキョセムはすごいなあ!)
キョセムはオスマンの頭をなぜながら
「あなたを私はゆるしたわ。あなたも自分自身を許しなさい」と言った。オスマンは母上と言ってキョセムに抱きついた。
一方逃げ出したオメルは波止場にいた。船に乗って逃げようとしたのだ。だがイェニチェリに見つかってしまったオメルはどうなるのだろうか。
さらにオスマンお義理の父でもあるイスラム長老の元へダウドが向かっていた。彼を味方につけようとしたのだが、イスラム長老は無理だと答えた。
すると「ムスタファが皇位につくだろう、すべてイスラム法学者はこれを受け入れたほうが良いぞ」といい残して去った。
オスマンをまだ見つけ出せないのでダウドトデルルバーは焦っていた。そこへオメルが連れてこられた。そして皇帝はどこかと尋ねるが知らないと答えた。
すると「民衆の中へつれていきなさい」とディルルバーが言うとオメルは「見つけられるかもしれません」
と言い出した。
ズルフィキャルはイェニチェリに交渉をしに来たがその中には反対派もいた。そしてムスタファが皇帝であるというものもいた。
要求は受け入れたが、他にもあるかとアアリアーがきくと、
「明日の朝来てください。話し合いたいのです」と答えた。イェニチェリたちは交渉を受け入れるだろうか?