メレクはゼイネプをみて絶望する トルコドラマMOTHER 55話ハイライト
メレクは偶然よんだ新聞でありが描いたゼイネプと言うタイトルの本のことを知った。それから彼女はゼイネプの務めている新聞社を訪れようと決心した。親切なおばちゃんアイセルにハサンを預けて、こころをはずませながら出かけた。
まずはミニバスに乗った。そして新聞社のある大通りまでやってきた。
新聞社のカフェテリアでは、ゼイネプは難しい顔をしていた。何故なら彼女が申請していた養子縁組が延期になったと聞いたからだ。
「何故ですか」とゼイネプは担当の者に尋ねた。ゼイネプは児童施設長に会ってみるというのだが、「無駄ですわ」という担当者。
理由はみなさんにもお察しいただけるかと思う、
彼女は以前子供のことで誘拐事件を起こして、拘束されたことがあり、現在もメレクとは接見禁止になっていたからだ。
そこへゼイネプを訪ねて来ていた施設の子がトイレから戻ってきた。今日はその子が写真の撮り方をゼイネプに教わる日だったのだ。それからその子は座った。
次に担当者が席をはずした。ゼイネプと子供のふたりだけが残った。
メレクはすぐそばまで来ていた。ふと道端の草花に目が留まった。彼女しゃがんでその花を摘み、新聞社へと向かった。
カフェテリアでは子どもがゼイネプに紙の冠をプレゼントした。自分で作ってきたそうだ。その子はゼイネプの頭にそれを載せたとき、ちょうどメレクが入り口に到着した。
そしてゼイネプがその子の髪の毛をやさしそうになぜているのを見てしまった。
メレクはもちろん誤解した。
自分は本当に捨てられたのだと感じた。
さっきゼイネプにプレゼントしようとしてつんだ小さな黄色い花はメレクの手から落ちた。
この時メレクはどんなきもちだったろう?
彼女のあまりにも切ない表情をみて心が痛む。一方ゼイネプはメレクがみているとも知らずに、うれしそうに微笑みながら施設の子の後ろ姿を見ていた。