トゥルナはゼイネプをみて逃げ、ゼイネプはギョニュルを責めるが・・・ トルコドラマ 62話ハイライト
メレクの声を聞いて意識を失ったゼイネプ。慌ててギョニュルは彼女を慌ててささえ、長椅子に寝かせた。しばらくするとゼイネプは気が付き、
「あなたにも聞こえた?トゥルナがサカルおばさんと言ったのよ。まるで現実みたいだったわ」と顔を覆った。彼女は幻聴だと思ったのだ。でもギョニュルが黙っていたので、飛び起きてギョニュルの顔を見つめた。するとギョニュルは
「あれは本当よ。トゥルナは生きているわ」と半泣きで言った。
「生きている?いきている!なぜいきているの?生きてるのね!」と言って立ち上がった。最初はメレクが生きていることだけでうれしくて気が狂いそうだったが、途中でギョニュルが知っていたこと気づき、「あなたは知っていたのね?!生きていることを知っていたのね!」
と叫んだ。ギョニュルはなんとか言い訳をしようとしたが、しどろもどろになってしまい、「でもここにあなたはいたじゃない」とゼイネプに突っ込まれた。そして
「どこ?トゥルナはどこ」とまたギョニュルに聞いた。
「逃げたわ」とギョニュルが悲しそうに言うと、上着も着ずにギョニュルは飛び出していった。
ところでメレクはほんとにどこへ行ってしまったのだろう?
メレクはいつも薪を集めにいく林の中で座っていていた。するといつものように犬が吠えてきた。メレクには一人ですわって悲しむばしょさえないのか!
吠え声を聴いて犬に話しかけた。「わかっているわ。あなたは私を怖がっているのね。この場所はあなたの家よね。私はあなたの家にきょかなくはいってきてしまったわ。わかったわ、ここへはもう来ないわ。ごめんなさいね」と言って赤いジャンバーをさっととり、逃げて走っていった。
一方ゼイネプも走っていた。メレクの家までつくとドアを叩いた。でも返事はなかった。「いないわ、子供はここにないわ」とギョニュルが言うのも聞かず、メレクの家の周りを走り回った。
「あの子は傷ついたのよ」とギョニュルが言うと、「あなたはしっていたのに言わなかったのね」とゼイネプは彼女を責め始めた。「私たちが悲しんでいるときにあなたはここでトゥルナと会っていたのね」といかり「あとを追いかけないで!」と言ってどこにいるかもわからないメレクを探し始めた。
かわいそうなのは、ギョニュルだ。ほんとうのことを言おうとするとジャヒデに口止めされ、言わなければこうしてゼイネプに責められる・・・
いつも悪い役回りのギョニュル・・・
そういえば以前谷川俊太郎さんの嘘についてのお話を紹介しましたが、ゼイネプは相手のうその裏に隠されたほんとう(真実)をいつも見ようとしませんね。
自分の感情や思いばかりで、相手が嘘をついたとか裏切ったとか言っていますが、大事なのはなぜうそをついたかというその動機だと谷川さんは考えていらっしゃるようですね。
そうかもしれませんね・・・
その動機がゼイネプのためをおもってのことだったら、そのうそのほんとうを受け入れる方が、彼女は幸せになれるかもしれません。