ズルフィキャルが亡くなりオスマンが捕まる。新・オスマン帝国外伝~影の女帝キョセム~ シーズン2 E 30 の2

皇子たちはディルルバーの部下たちににつかまっていた。そこへ処刑しろという命令が届いた。部下はなにか液体を皇子たちの周りにまいた。たぶん燃える液体だ。だそして火をつけようとした瞬間ビュルビュルが攻撃したが、反対にたたかれ気を失った。火はつけられ小屋の中の皇子たちは窒息しそうになった。

その時ムラトは母上と叫んだ。その声はキョセムに届き、キョセムは飛び起きた。

だが何もすることはできない。居場所がわからないのだ。皇子たちは焼き殺されてしまうのか。

 ジェンネトはオメルによって呼び出された。そこにはディルルバがいたオスマン皇帝の居場所を教えろと言われた。ジェンネトは死んでも話さないといった。

すると ディルルバーは「話さないのね。では行きなさい」と素直に彼女を行かせた。変だと思ったが、そのあと通りに出たジェンネトは背後から

「あの裏切り者を捕まえて。彼女はオスマン皇帝をそそのかしたオメルの 妻よ。捕まえて」と叫んだ。次の瞬間ジェンネトは民衆にぼこぼこにされ、息絶えた。

 ジェンネトは思えばかわいそうな人生だった。

その昔は亡きメフメト皇帝に見染められたこともあったのだが、サフィイェの仕業でやけどまで追い皇帝から離れなければならなかった。その後そのサフィイェの仕業と知らずずっと彼女に忠誠をつくし生きてきた。ところがサフィイェによって自分が今のついいに貶められたと知ったジェンネトはキョセム側についた。それからはずっとキョセムのために尽くしてきた。だがジェンネトはオメルを愛してしまい、こうして今そのオメルに裏切られ民衆の餌食となったのだ。 

ジェンネトはオメルとは違ってキョセムの命でオスマン皇帝を守りうとしてきたが、オメルの妻ということで無残な最期を遂げた。かわいそうに・・・

それにしてもディルルバはひどすぎるなあ。もっと違った方法もあっただろうに。ジェンネトは無実の罪で民衆にたたき殺されたのだ・・・

一方姿を隠しているオスマン皇帝は「弟の夢を見たよ、彼は最後の瞬間に呪いのいのりをしたのだ」と力なく言うと、とそばにいた妻は

「私は御そばにいます。ズルフィキャル様のあなたのそばにいます。キョセム様のみかたです。明日は新しい日が始まりますわ。暗闇は消えるでしょう」と慰めた。

それからズルフィキャルもうれしい知らせを持ってきた。それはどうやらイェニチェリ達がオスマン皇帝と和解し、彼を皇帝として受けいるというものだ。

するとオスマン皇帝はうつむいて

「オメルの代わりにあなたの言うことを聞いていればよかったな。あなたは何度も警告してくれたがは耳を貸さなかった。私はイェニチェリに規則を変えようと主張し続けた。この事態は自業自得だ」と後悔の気持ちを表した。するとズルフィキャルは「すべてのことには良い面もあります。これで誰が敵で誰が味方かはっきりしました。それを知ったのです」と言った。

 キョセムは皇子たちを探し続けた。でもまだ見つからなかった。 そのアt目キョセムはハリメの申し出を受け入れようか迷っていた。

そこへハジアーがはいってきた。そしてジェンネトが亡くなったことを知らせた。

 ズルフィキャルはヒューマシャーと最後の話をした。

「あなたが私を許してくれるかどうかわからない。 でも死ぬ最期瞬間までそれを待っているよ」と彼がいうとヒューマシャーは涙を流した。ヒューマシャーはまだズルフィキャルが好きだった。でも弟が殺されたことの痛みは消えなかった。

 ハリメの元へ戻ったディルルバは母にジェンネトが亡くなったことを伝えた。ハリメは「余計なことはしないで、私がキョセムと合意しようとしているのに」というと彼女は

「あなたとキョセムの道は完全に離れましたわ。心配しないでください皇子たちが死んでキョセムは何もできませんわ」と答えた。するとハリメは驚いて

「何! なんてことをしたの!」

「わたした正しいことしただけですは。課のk所はもうスルタンではではないのです。キョセムはもう皇子たちの母ではありません。奴隷市場に私が売りに出しますわ」と過激なことを言った。

ハリメは「キョセムは正しいわ、あなたは気がくるってしまったのね」と激怒した。

「オスマンはキョセムの手の中にいあるのよ。あなたがしたことを聞けば彼を皇位につけるわ」というがディルルバはまったく動じなかった。

 約束の時刻にイエニチェリの宿舎を訪れたズルフィキャルとアリアー。

 彼らの決定を聞きに来たのだ。代表者が 反乱をやめると決めたといった。

だが例のダウドの息のかかったイェチェリの一人マンスルが「オスマンを信じるな」と大声で騒ぎだした。そこでアリが居場所を言ってしまった。そのあとでアリとズルフィキャルは刺された。ズルフィキャルはさらに刺された。何度も何度も刺された。剛健で誰にも負けないあのズルフィキャルが!

忠誠の塊みたいなズルフィキャルが・・・

イェニチェリ出身の高官は、自分の家も同然のイェニチェリの宿舎で、イェニチェリの前でイェニチェリに刺された命を落としたのだった。

まさかズルフィキャルがこんな風に亡くなるなんて!思えば彼はキョセムが帝都に来てからというもの、彼女を陰に日向に助けていた。

ハリメはその最後を見て悲しそうだったがディルルバーは平然としていた。

イェニチェリはダウドと共にオスマンのところへ向かった。そしてオスマンは連れだされた。そしてイェニチェリたちの襲われた。服をぬがされ、たたかれ引きずられた。オスマン皇帝は助かるのだろうか?

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