オスマン帝国外伝シーズン3あらすじ【シーズン3最終話・92話】メフメト皇子死す E103
メルジャンが料理室で食事をしているとスンビュルが来る。
追記
ミフリマーフがシャースルタンを食事に招待するので、シャースルタンに伝えてこいと言いに来たのだ。
ミフリマーフは何を考えているのだろう?
シャースルタンを食事に呼んだミフリマーフは食事を開始した。
故ヒュッレムの話、母を恋しがるジハンギルの話などをミフリマーフはそれとなくする。
そして本題に入る。
手紙を盗んだエミネが連れてこられ、エミネが間者だったことを白状したと伝える。
ミヒリマーフはスレイマンに手紙を書いたと言う。
それはエミネのこと、そしてヒュッレムにわなを仕掛けたこと、シャースルタンがその背後にいたことを知らせる手紙だと脅す。
もしヒュッレムの誘拐事件にシャースルタンがかかわっていなくても、スレイマンがミフリマーフを信じるのは確実だ。
そこで
「明日の朝までに元いたところへ帰るように」
とシャースルタンに彼女に勧める。
さらにヒュッレムのワクフ(寄進)に多額の金を寄付するように付け加える。
朝までにイタンブルからシャースルタンが出ていくことがミフリマーフの望みだった。
「みんながヒュッレムに似ているとあなたのことを言っていたが、あなたは彼女を上まっている」
とシャースルタンが言うと、
「私はミフリマーフ、ヒュッレムの娘ミフリマーフ」
と胸を張ってシャースルタンに言い返す。
シャースルタンはミフリマーフに完敗した。
シャースルタンはメルジャンにスレイマンを託しイスタンブルから去って行った。
イブラヒムが去り、ニギャールが去り、ハティジェが去り、そして今シャースルタンが去った・・・
1543年8月の遠征の時、再びマルコチョールは故郷へ帰りたいと申し出た。
スレイマンはしかたがなく承諾する。
故郷で軽騎兵(アクンジュ)として戦いで勝ち続けろと答える。
マルコチョールも去ってしまうのだ。
マニサではもうすぐメフメトの子が生まれる。
幸せそうなメフメトだ。
「ババ(スレイマン)のような良いババ(父)になりたい」
と素直にメフメトは思っている。
やはり彼は生まれつきの性質がよいとしか言いようがない。
誰をも善い眼で眺めるのだ。
だがこれが彼の命取りになるとは本当にドラマとは皮肉なものだ。
そのメフメトが剣の練習をしている。
部下の刀で腕が傷つく。部下は刺客だった。
マヒデブランの刺客が計画的にけがをさせたのだった。
刺客はメフメトの直属の部下だ。
彼は
「包帯を代えます」
と言う。
だがその包帯には、はやり病の菌を塗られていた。
刺客は事前に疫病のはやっている地方へ行き、病人の傷口から膿を取り、持ち帰っていた。菌付きの包帯を巻かれたメフメトの体調は急に悪化する。
そして彼は意識を失った。
スレイマンはメフメトが玉座で倒れている夢をみる。
ミフリマーフはマニサにかけつけたが遅かった。
メフメト皇子は亡くなった。
悲しみに倒れるミフリマーフ。
ちょうどその時アマスィヤにいるマヒデブランの鏡が割れる。
この鏡はガブリエラからの贈り物だったが、持ち主が罪を犯すと割れると言う言い伝えがあった。
マヒデブランは大きな罪を犯した。
これがのちに自分の身に降りかかってくることを今の彼女は知らない。
メフメトの悲報が戦地にも届く。
全世界の人々が悲しんでいるかのようだ。マヒデブランは別だが・・・
ヤースィン章の朗読と共にメフメトはあの世へ旅立った。
スレイマンは急いでイスタンブルに帰る。
宮殿に戻ったスレイマンは抜け殻のようだ。
メフメトのことを思い出しては悲しむ。
すると風がカーテンを揺らす。
風に導かれるようにバルコニーへでるスレイマン。
だが悲嘆にくれた者たちに時は優しく接する。
スレイマンの時も流れ、スレイマンは今椅子に寝込んでいる。
するとリュステムがスレイマンを起こす。
そして奇跡が起きたと伝える。
ヒュッレムが帰ってきたということだ。
馬車が宮殿に到着する。
ヒュッレムが無事に戻ってきたのだ。
スレイマンは急いで迎えに行く。
紫色の衣装に身を包まれたヒュッレムが馬車から降りる。
スンビュルは神に感謝し祈り、マルコチョールはヒュッレムが足を地面につけたのを見届け、馬に乗って故郷へ去って行く。
マルコチョールはヒュッレムの捜索活動を続けていたのだ。
そして発見した!
と言うことはマルコチョールが戦地で故郷へ帰ると言ってからもヒュッレムが見つかるまではマルコチョールはイスタンブルにいたことになる。
再会したスレイマンは
「ヒュッレム」
と呼び、ヒュッレムも
「スレイマン」
と呼び2人は抱き合う。
こうして突然にスレイマンは愛しのヒュッレムに会うことができた。
めでたしめでたしと言いたいところだが、ヒュッレムは最愛の息子メフメトがこの世を去ったことをまだ知らない・・・
追記
シーズン3では数多くの人がイスタンブルから去って行った。
サファヴィー朝から来たフィルーゼは自分の国へ、元大宰相イブラヒム、イブラヒムを愛しながら別の人と2度の結婚したニギャール、イブラヒムの妻でスレイマンの妹のハティジェ、ヒュッレムの長男メフメット皇子はあの世へ去り、そしてヒュッレムのハレムでのライバル・シャースルタンとその元夫ルトフィもイスタンブルを去って行った。
残ったのはヒュッレムだった。
彼女は最強だ!
魔法の杖でも動かしたかのように一瞬にして彼女はイスタンブルに舞い戻ってきた。
果たしてシーズン4でも彼女は最強のままいられるのだろうか?