オスマン帝国外伝シーズン3あらすじ【88話】ヒュッレムが行方不明に 犯人は? E102

戦場のマルコチョールに手紙が届けられるとリュステムは落ち着かない。
リュステムはいまだにミフリマーフからその手紙は来たのではないかと疑い嫉妬しているのだ。

「手紙は誰からだ」

リュステムは聞く。答えないマルコチョール。

そこへフェルディナントが逃げ出したと言う知らせが入る。
オスマン軍の勝利だった。

だがイサベラ女王は城の扉を閉め、スレイマン以外は誰もいれないとのことだった。なぜ開城しないのだろう?
オスマン軍を信じていないのだろうか。

スレイマンはブダへ進みながらもヒュッレムに手紙を書くことを忘れない。
一方ヒュッレムを乗せた馬車は途中で行方不明になる。

スレイマンはブダに到着する。
イサベラ女王はスレイマンに会いに来る。

出迎えるマルコチョール。
はじめての対面だ。
イサベラ女王は王子を抱いたまま謁見する。
彼らは助けてくれたことに感謝を告げる。
だが

「なぜ助けたのに門をあけなかったのか」

とスレイマンは聞く。
女王は

「民の恐怖のために門を開けなかった」

と答えると赤ん坊が急に泣きだす。
するとスレイマンは

「民の安全、宗教の自由を保障する。 今まで通り慣習を続けてよい」

と言うと女王は安心した様子だった。

しばらくすると手紙がコンヤからくる。ヒュッレムが着いていないことを知ったミフリマーフはムスタファ兄に尋ねる。

「どこに母はいるのか」

と。
ミフリマーフは兄・ムスタファを疑っている。

「もし母が無事に戻ってこなければ誰も無事ではいられないわ」

と言う。

「ヒュッレム ネレデ」

「ヒュッレムはどこ?誰も行方を知らない。でもあなたは知っているでしょう? 」

ハティジェに問うシャースルタン。

スレイマンはブダから宮殿に戻る途中だ。
セリムのことが心配だとスレイマンはマルコチョールに話す。
ハレムではヒュッレムの行方が分からずみんなが心配している。
マヒデブランも知らないようだ。

心配が頂点に達したミフリマーフはシャースルタンの家に乗り込む。
ミフリマーフはヒュッレムにとても似てきた。
ヒュッレムの不在中に叔母たちと姪の戦いが始まった・・

スレイマンはヒュッレムが行方不明になったことを知るとあいさつもそこそこに

「誰も知らないのだな」

と尋ねる。みんなは

「知らない」

と言うが、ミフリマーフは

「みんなが悲しんではいない。母がいなくて喜んでいる人もいる」

と挑戦的な態度で言い放つ。
そして罠にかけられたこと、犯人がこの中にいるとも言いきるミフリマーフ。
ミフリマーフは怖い感じだ。だんだんヒュッレムに似てきた。(ミフリマーフは一生懸命ヒュッレムのいないドラマを盛り上げようと必死だった。)

ミフリマーフはスレイマンに詳しいことを伝える。

 最初にセリムが病気と言う手紙が来ると、すぐにヒュッレムはセリムのいるコンヤへ出かけた。2-3週間後にセリムから返事が来た。
コンヤにヒュッレムは到着していないとかかれていた。
するとスレイマンは妹たちやムスタファに激怒する。

「ヒュッレムを発見することが第一だ、もし誰か関わっている者がいれば命で償ってもらう」

という。
スレイマンのと態度にハティジェは我慢できず怒りをぶちまける。

「もしかしたらヒュッレムがわなを仕掛けて自ら身を隠したかもしれないわ」

と叫ぶがスレイマンは心配で正気をうしなっている。ヒュッレムを

「何が何でも探すように」

大声で命じるが、ヒュッレムはどこにいるのだろうか?

「ネレデスン ヒュッレム」(どこにいるんだい、ヒュッレム)

と独り言を言うスレイマンは痛々しい。

よく見るとあごひげも白くなってきている。
このことでさらに年を取ってしまうのではないだろうか。

カーディーはスレイマンを励まそうと来る。その時スレイマンは遠征の前に修行僧に出会った時のことを話す。
家族に不吉なことが起こると彼は暗示めいたことを言ったのだ。

ヒュッレム捜索隊長のマルコチョールが来る。
偽の手紙を届けたムラトと言う名の男が行方不明だと言うことが分かったので、スレイマンに伝えるためだった。
マルコチョールは彼を探せば手掛かりが見つかるかもしれないという。
すると

「ヒュッレムは私のハートだ」

と言いい、マルコチョールに
「ヒュッレムは生きているだろうか?」

と尋ねる。それから彼はヒュッレムの部屋を見に行く。
そして改めてヒュッレムのいないことの寂しさをかみしめる。
 
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