23話でイブラヒムが任命された大宰相って何?~第10回オスマン帝国外伝を語る会~

秋空の雲は高く澄み切っている。語る会のメンバーは山登りに行くことになった。足の怪我もよくなった明菜ちゃんも久しぶりに野外へ出かけて嬉しそうだった。
ただあんねあんねは坂が苦手で今回は参加を遠慮した。さてみんなは登りながら話をしている。
シーズンの1の23話でイブラヒムが大宰相になるって話もう観た?
うん。 大宰相ってなに?
大宰相とは宰相はヴェズィールと発音するペルシア語からきてるよ。アーザムはアラビア語からで最高とか最大という意味らしい。ヴェズィーリ アーザム とは宰相のトップつまり大宰相ってわけさ。
へえ
イブラヒムが選ばれた時、宰相たちはすごく不満があるようだったけど?
そうなんですか?それはたぶんイブラヒムがカプクル(奴隷兵士)出身で、初の大宰相だっからだと思います。
そうだな、普通は次席の宰相が大宰相になるのだが、イブラヒム・パシャは宰相でもなかったよな、確か・・・
そうそう小姓頭(ハスオダバシュ)だったのよ。スレイマンの私室の門番の長で、スレイマンに会いたいものは、必ずハスオダバシュを通さないといけないんだよね。安全上の問題だとおもうけど・・・ 
ああそうなのね。だからいつもドアの前に待機しているのね。そして時々廊下の先のバルコニーに出てはハティジェを眺めてるわけね。
??
ドラマのことはよくわかんないがハスオダバシュはとても大事な役割を担っているよ。皇帝に絶対的忠誠を尽くすものでなければ務まらない職なんだ。 
そうか、だからイブラヒムは大宰相になってもまだ部屋の前に立っていたわけね。
なるほど、それはイブラヒムという人物はかなり皇帝に信頼されているということです。
ところで初めての大宰相は誰なの?
オルハンベイ(2代目スルタン)に仕えていたチャンダルル家出身のハイレッティン・パシャと言う人物です。
オルハンの子ムラト1世のときに任命されたんだよ。イェニチェリを作ったのも彼の時代だね。
いえにちぇり?
これは最強の歩兵軍団です。イエニ はトルコ語で新、チェリは兵士 といういみだそうで・・・。
息子のアリ・パシャも次の大宰相になったよ 。
へえせしゅうなの?
いえ世襲ではありません。たまたまそうなったようです。
とも言えないかも、孫のハリル・パシャも、そのまたこのイブラヒムも大宰相になってるぞ!
世襲ならカプクルのイブラヒムが大宰相になれないでしょう?
そうよね。
スレイマンが画期的だったのは自分の重臣をほとんど奴隷出身の者たちで固めたことにあるわね
彼は大宰相だけでなく、総督や知事も奴隷出身の部下で固めていきましたね。
それでスレイマンの命令は絶対的になっていったのね 。
そうとも言えますね。
ところであの印鑑みたいのは何?
それはたぶん花押のことだね?トゥグラと言って「スルタンの代理人」としての証だよ。大宰相に預けられるのさ。もちろん印としても使っていたよ。
つまりスルタンの代わりに権力を行使することが可能ってことなのね。
そういうことです!スルタンの次に権力を保持しているのが大宰相です。
わあ、これからさらにイブラヒムが強くなっていくのね。
ヒュッレムはどうなっちゃうのかしら・・・

明菜は大宰相のことを聞いて少しヒュッレムの行く末を心配し始めました。そうこうしているうちにみんなは頂上に着きました。わあ眺め最高!
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